姿見駅→旭岳→間宮岳→北鎮岳→比布岳→愛別岳→

当麻岳→当麻乗越→裾合分岐→姿見駅

2005年7月23日 天候 晴→霧雨

姿見駅〜愛別岳
時間 行程 所要時間 累計時間
6時05分 姿見駅発
7時20分 旭岳着 1時間15分 1時間15分
7時20分 旭岳発
8時00分 間宮岳着 0時間40分 1時間55分
8時00分 間宮岳発
8時50分 北鎮岳着 0時間50分 2時間45分
8時50分 北鎮岳発
9時35分 比布岳着 0時間45分 3時間30分
9時35分 比布岳発
10時30分 愛別岳着 0時間55分 4時間25分
愛別岳〜姿見駅
時間 行程 所要時間 累計時間
10時30分 愛別岳発
11時45分 当麻岳着 1時間15分 1時間15分
11時45分 当麻岳発
12時25分 当麻乗越着 0時間40分 1時間55分
12時25分 当麻乗越発
13時00分 裾合分岐着 0時間35分 2時間30分
13時00分 裾合分岐発
13時50分 姿見駅着 0時間50分 3時間20分
   
       

ロープウエー姿見駅から旭岳を目指して出発

ロープウエー姿見駅から旭岳を目指して出発

  

午前6時過ぎにロープウエー姿見駅からまずは旭岳を目指して出発。

ちょうど山頂の方向に朝陽が昇ってきた。

石室を過ぎてうしろを振り返る

石室を過ぎてうしろを振り返る

  

石室を過ぎてうしろを振り返ると遠方にロープウエー駅が見える。

姿見の池の湖面半分くらいにはまだ雪渓が残っている。

右手に十勝連峰が見える

右手に十勝連峰が見える

  

旭岳中腹の登山道から右手に十勝連峰が見える。

左のオプタテシケ山から富良野岳までの連なりがよく分かる。

左手に山頂部が見えてくる

左手に山頂部が見えてくる

  

ニセ金庫岩近くまで来ると左手に山頂部が見えてくる。

ここで登山道は左に折れる。

金庫岩

金庫岩

  

左折して少し登ると正面に金庫岩が見える。

下界は雲海が広がっていた。

旭岳山頂に到着

旭岳山頂に到着

  

旭岳山頂に到着した。

上空は晴れているが、周りは次第に薄い雲に覆われてきた。

熊ヶ岳との間のコルに下る

熊ヶ岳との間のコルに下る

  

目的地を目指してすぐに熊ヶ岳との間のコルに下る。

ガスがかかるとこの辺りは迷いやすいので注意が必要だ。

お鉢周遊路の分岐に出る

お鉢周遊路の分岐に出る

  

熊ヶ岳の外輪を過ぎるとお鉢周遊路につきあたる。

分岐標識のまわりに休憩用のベンチがいくつかある。

右に行くと北海岳、左は北鎮岳方面になる。

間宮岳

間宮岳

  

分岐を左に折れてすぐに間宮岳の標識がある。

山頂という雰囲気は全くない平原の中だ。

メアカンキンバイ

メアカンキンバイ

  

間宮岳から中岳に向かう下り斜面に入る。

登山道の周りにメアカンキンバイが見られる。

メアカンキンバイは高山の岩礫地に多い。

  

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中岳分岐

中岳分岐

  

間宮岳から約1kmほどで中岳分岐になる。

ここを左に行くと中岳温泉があり裾合平に至る。

お鉢平

お鉢平

  

ガスが晴れてお鉢の中が見えた。

有毒温泉の中を幾筋もの沢があり赤石川の源流となる。

コマクサ

コマクサ

  

中岳への登りでコマクサが見られた。

コマクサは赤岳のコマクサ平が有名だが、この辺りでも良い形のものを見かける。

岩礫地で風の強い場所にも多い。

  

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イワブクロ

イワブクロ

  

同じ場所でイワブクロもたくさん咲いていた。

イワブクロはコマクサよりずっとポピュラーな花でどこでも見かける。

  

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中岳に到着

中岳に到着

  

中岳分岐から700m足らずの登りで中岳に着く。

中岳の標高は2113mあるが、ピークはあまり明瞭でない。

北鎮分岐

北鎮分岐

  

中岳から北鎮分岐までは600mほどの道のりで、いったん30mほど下ってから60mほど登り返す。

この後北鎮岳山頂を踏んでから鋸岳に向かうが、北鎮岳の山頂は良い写真が無かったので割愛する。

鋸岳の山腹を横切る

鋸岳の山腹を横切る

  

北鎮岳の山頂を過ぎると登山道は鋸岳に続く尾根のすぐ直下の山腹を横切るように続く。

この辺りにもいろいろな高山植物が見られる。

比布岳とのコルを通過

比布岳とのコルを通過

  

鋸岳を過ぎると平坦な地形になり比布岳との間のコルに出る。

一面のエゾツガザクラ

一面のエゾツガザクラ

  

比布岳への登りに入ると一面がピンクのエゾツガザクラになる。

エゾツガザクラ

エゾツガザクラ

  

この辺りのエゾツガザクラはまん丸い感じがする。

純系のものはやや細長い形をしている。

  

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比布岳山頂に到着

比布岳山頂に到着

  

比布岳山頂に到着した。

上空は少し明るく感じるが周囲はまだガスに覆われている。

比布岳から安足間岳にかけての稜線

比布岳から安足間岳にかけての稜線

  

ガスが少し上がって比布岳から安足間岳にかけての稜線が見える。

左のピークが安足間岳の山頂になる。

この辺りは火山灰に覆われていて高山植物は少ない。

愛別岳への分岐点はこの稜線の中ほどにある。

  

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稜線から南側の眺望

稜線から南側の眺望

  

稜線から南側はガスが少し晴れていて、旭岳から熊ヶ岳にかけての山裾に雪渓が残っているのが見える。

相変わらず旭岳の山頂部は良く見えない。

火山灰の尾根を愛別岳に向かう

火山灰の尾根を愛別岳に向かう

  

天気が良ければ稜線の北側には愛別岳の雄姿が見えるはずだが、今回はまったく見えない。

分岐点は小さな標識があるのでなんとか判る。

まず火山灰に覆われた急斜面を下る。

登山道は不明瞭でありガスがかかっている時は注意が必要だ。

ただ一貫して尾根の上を進むので両サイドに下りないように注意していけば、先はみえていなくともなんとか辿りつける。

イワギキョウ

イワギキョウ

  

愛別岳の登りに入ると少しずつ緑が増えてくる。

草木の間に青いイワギキョウを一輪だけ見つけた。

  

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愛別岳山頂

愛別岳山頂

  

愛別岳への登りは岩礫の急斜面で登山道ははっきりしない。

歩きやすいところをぬって登る。

山頂からの展望は全くない状態だ。

愛山渓方面への分岐

愛山渓方面への分岐

  

愛別岳から分岐までの戻り、安足間岳に向かうと永山岳・愛山渓方面への分岐点がある。

そのまま進むと当麻岳を経由して裾合平方面へと進む。

エゾコザクラ

エゾコザクラ

  

安足間岳から当麻岳へは岩稜状の尾根が続く。

高度を下げるにつれて植物が多くなる。

ピンクのエゾコザクラが岩に張り付いていた。

  

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当麻岳

当麻岳

  

安足間岳から続く岩稜状の尾根の途中に当麻岳の標識がある。

木の根に板をくくりつけただけの標識で標高1967mと書いてある。

国土地理院の地図では山頂マークは1995mくらいの地点である。

山頂らしいピークは見当たらない。

当麻乗越

当麻乗越

  

当麻岳から当麻乗越までは明瞭な尾根歩きの間は問題ないが、尾根を離れて平原状になると特徴のない地形のためガスが出ているときには注意が必要だ。

当麻乗越から右に行くと沼ノ平、左に行くと裾合平に向かう。

ピウケナイ沢の渡渉

ピウケナイ沢の渡渉

  

当麻乗越から斜めにピウケナイ沢に下りていく。

沢の水量は季節や降雨などによって大きく変わる。

水量の多いときは靴に水が入るのを覚悟したほうが良いだろう。

裾合分岐

裾合分岐

  

ピウケナイ沢の対岸に渡り裾合分岐まで緩い登りになる。

晴れていれば左手に変わった形の小塚山と大塚山を見えるのだが、今回はすぐ近くの様子しかわからない。

分岐に近づくと木道になる。

アオノツガザクラ

アオノツガザクラ

  

裾合平から姿見の池辺りまでは多様な高山植物が見られる。

アオノツガザクラは高山の湿った草地などに生育する常緑小低木で、緑黄色の花をつけることからアオノツガザクラと呼ばれている。

  

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イソツツジ

イソツツジ

  

イソツツジも高山の湿った草地や礫地あるいは火山灰地などに見られる常緑の小低木。

咲いているのはイソツツジだがそこに混じってまだ開花していない葉の細い似た植物が見られるがヒメイソツツジかもしれない。

  

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つぼみのイソツツジ

つぼみのイソツツジ

  

すぐ近くにまだつぼみのイソツツジもあった。

こちらは葉が少し広い感じがする。

  

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登山道の中にもチングルマ

登山道の中にもチングルマ

  

姿見の池に近づくと一面がチングルマのお花畑だ。

登山道の中にも咲いている。

ロープウエー姿見駅に戻る

ロープウエー姿見駅に戻る

  

駅前の看板に散策路の案内がある。

この周辺だけでも多くの高山植物を見ることができる。


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