銀泉台→赤岳→小泉岳→緑岳→大雪高原温泉

標高差(登り)668m 歩行距離12.4km

2016年9月22日 天候 快晴→薄曇

登り
時間 行程 所要時間 累計時間
6時45分 銀泉台発
9時15分 赤岳着 2時間30分 2時間30分
10時00分 赤岳発
10時25分 小泉岳着 0時間25分 2時間55分
下り
時間 行程 所要時間 累計時間
10時25分 小泉岳発
11時15分 緑岳着 0時間50分 0時間50分
11時50分 緑岳発
14時10分 大雪高原温泉着 2時間20分 3時間10分

レイクサイト駐車場

レイクサイト駐車場

  

札幌の自宅を午前3時に出発。

高速を上川層雲峡で下りてレイクサイト駐車場に向かう。

5時45分頃に着いた。

始発6時00分の銀泉台行きのシャトルバスに間に合った。

銀泉台に到着

銀泉台に到着

  

35分ほどで銀泉台に到着。

バスを降りる時に料金500円を支払う。

南の谷側には雲海が広がっている。

遠方の山は右から石狩岳や音更山だ。

  

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銀泉台森林パトロール事務所

銀泉台森林パトロール事務所

  

銀泉台バス停から100mほどで銀泉台森林パトロール事務所がある。

ここで記帳して登山を始める。

以前はここに宿泊可能な銀泉台ヒュッテがあった。

明るい林道

明るい林道

  

パトロール事務所から幅の広い明るい林道が伸びている。

2回ほど大きくジグを切って500mほど進む。

赤岳登山口の標識

赤岳登山口の標識

  

林道の終点に赤岳登山口の標識がある。

ここから本格的な登山道になる。

斜面の紅葉

斜面の紅葉

  

登山道に入って数分でやや急な登りとなり、前方に紅葉した斜面が見えてくる。

色づいてきてはいるが、今年は例年より紅葉が遅いようだ。

右奥の山はニセイカウシュッペ山だ。

  

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斜面上部に登山道

斜面上部に登山道

  

紅葉した斜面の上部に斜めに登山道と登山者が見える。

途中に第一花園と呼ばれるエリアがある。

  

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紅葉の濃い部分

紅葉の濃い部分

  

紅葉の色づきの良い部分をアップに。

今年は深い赤がやや少ない感じだ。

  

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霜柱

霜柱

  

今朝の冷え込みの影響で霜柱がいたるところで見られた。

急斜面を斜めに登る

急斜面を斜めに登る

  

けっこうな急斜面だが登山道自体は斜めに緩めにつけられており楽に登れる。

斜面上部からの眺め

斜面上部からの眺め

  

斜面上部から東側を眺める。

遠方左から屏風岳、武利岳、武華山が見える。

  

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眼下の紅葉

眼下の紅葉

  

眼下に色づきの良い部分が見える。

場所による植生の違いがわかる。

  

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岩混じりの急斜面

岩混じりの急斜面

  

はじめは斜面を横切るように登っていたのが途中から岩混じりの急斜面となる。

ウラジロナナカマドの赤い実

ウラジロナナカマドの赤い実

  

急斜面を登り切るとウラジロナナカマドに囲まれた平坦地に出る。

紅葉した葉は少なく赤い実だけが目立つ。

  

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第二花園

第二花園

  

ウラジロナナカマドの林を抜けて緩い登りに入るところから第二花園になるが、今咲いているのはミヤマリンドウくらいだ。

ちなみに第一花園は少し前に通過した急斜面の途中にある。

奥の平

奥の平

  

第二花園を過ぎると奥の平と呼ばれる平坦地がある。

ここから一段上のコマクサ平までまた緩い登りになる。

奥の平から北大雪の山々

奥の平から北大雪の山々

  

奥の平から北東方向に北大雪の山々が良く見える。

ニセイカウシュッペ山から平山や丸山、屏風岳などが連なる。

  

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コマクサ平に出る

コマクサ平に出る

  

奥の平から緩斜面を登り切るとコマクサ平だ。

正面に赤岳、左に東岳、右に烏帽子岳が見える。

  

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神の田圃

神の田圃

  

コマクサ平に神の田圃と呼ばれる小さな沼がある。

今朝の冷え込みのせいで薄い氷が残っている。

  

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ニペソツ山

ニペソツ山

  

南側の雲海上にニペソツ山の山頂部が浮かんでいるように見えた。

左に連なるのは石狩連峰だ。

  

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シマリス現る

シマリス現る

  

コマクサ平から第三雪渓に向かう途中でシマリスが登山道のすぐ近くに出てきた。

人になれているのかしばし辺りにいた。

  

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第三雪渓地点

第三雪渓地点

  

第三雪渓には遅くまで雪が残っていることが多い。

残っている場合には土が見えている個所に雪渓がある。

横の急坂を登る。

  

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第三雪渓上空に月

第三雪渓上空に月

  

第三雪渓の登りから上空に下弦の月が見えた。

第三雪渓上部からの眺め

第三雪渓上部からの眺め

  

第三雪渓上部からコマクサ平方面を眺める。

遠方には屏風岳や武利岳などが見えている。

  

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武利岳と武華山

武利岳と武華山

  

武利岳と武華山、両山を結ぶ稜線やライオン岩がよく見える。

  

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屏風岳

屏風岳

  

武利・武華のすぐ左に屏風岳が見える。

ここは残念ながら夏道はない。

  

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第四雪渓地点の登り

第四雪渓地点の登り

  

第三雪渓の登りが終わると東平と呼ばれる平坦地があるが、すぐに第四雪渓の登りに入る。

登山道の左側に遅くまで雪渓が残っていることが多い。

東平

東平

  

第四雪渓上部から東平を見下ろす。

右下が東平で、その下のコマクサ平も見える。

  

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ニセイカウシュッペ山

ニセイカウシュッペ山

  

層雲峡を挟んで北隣にニセイカウシュッペ山がある。

ニセイカウシュッペ山から東に向かって稜線が延びており、ギザギザの部分は通称アンギラスと呼ばれている。

稜線は比麻良山から平山に続く主稜線にぶつかる。

  

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傾斜が緩くなる

傾斜が緩くなる

  

徐々に傾斜が緩くなる。

モザイク状にウラシマツツジの紅葉が見える。

山頂部の岩が見えてくる

山頂部の岩が見えてくる

  

登りが終わって平坦地に入ると、正面に山頂部の岩が見えてくる。

岩の上に登山者がいるのがわかる。

山頂部の右奥は北鎮岳でその右が凌雲岳、さらにその右手前が烏帽子岳だ。

  

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赤岳山頂

赤岳山頂

  

大きな岩の手前に赤岳山頂標識がある。

地図上の山頂は北へ200mほどの地点にある。

小泉岳に向かう途中の踊り場のような感じで山頂らしさを感じない。

  

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赤石川の向こうに旭岳

赤石川の向こうに旭岳

  

赤岳から赤石川を挟んで北側に旭岳が見える。

赤石川の源頭部は左の白雲岳まで続いている。

ここの雪渓は遅くまで残っており消えないことも多い。

そのため雪渓尻で秋にチングルマが咲いていることもある。

  

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旭岳をズームアップ

旭岳をズームアップ

  

旭岳をズームアップする。

右のピークが旭岳で、その左に少し尖って見えるのが後旭岳で、旭岳からお鉢に向かう下りの登山道が山肌に微かに見える。

旭岳左中腹に複数の岩が見えているがニセ金庫岩辺りである。

白雲岳から北海岳へ向かう登山道は手前の稜線上にある。

その手前に崖の上にこんもりした地形が見えるが、地図では五色岳と記されている。

  

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凌雲岳と烏帽子岳

凌雲岳と烏帽子岳

  

赤岳山頂の岩の右側には凌雲岳と烏帽子岳が見える。

烏帽子岳の右奥は黒岳だ。

  

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小泉岳と白雲岳

小泉岳と白雲岳

  

これから向かうなだらかな山容の小泉岳とその右奥に岩稜状の白雲岳が見える。

小泉岳へは標高差70m強、道のりが1km弱で近い。

  

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小泉岳方面への分岐

小泉岳方面への分岐

  

真っすぐ進むと白雲岳、左に折れるとすぐに小泉岳だ。

小泉岳の山頂標識が左端に見えている。

小泉岳山頂標識

小泉岳山頂標識

  

左折して50mほどで小泉岳だ。

山頂標識の向こうは白雲岳でその右奥が旭岳方面だ。

南側の眺め

南側の眺め

  

トムラウシ山はほとんどが雲に覆われ、山頂の岩の部分がかろうじて見えている。

左手前は忠別岳、中央右に化雲岳山頂の岩がわかる。

手前の高根ヶ原もやや霞んで見える。

  

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緑岳に向かう

緑岳に向かう

  

緑岳に向かって緩い下りが続く。

アップダウンが少なく楽だ。

遮るものが無く見晴らしもよい。

緑岳

緑岳

  

小泉岳側はから見る緑岳はどっしりと裾が広がっているように見える。

山頂部に大勢の人が見える。

  

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白雲岳避難小屋

白雲岳避難小屋

  

右手に白雲岳避難小屋が見える。

筋状にウラシマツツジの紅葉

筋状にウラシマツツジの紅葉

  

山肌を筋状にウラシマツツジの紅葉が彩る。

ウラシマツツジ

ウラシマツツジ

  

ウラシマツツジの紅葉が色鮮やかだ。

これより色の濃いえんじ色も多い。

  

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緑岳山頂

緑岳山頂

  

緑岳山頂には大勢の登山者が居た。

紅葉シーズンならではの光景だ。

白雲岳と旭岳

白雲岳と旭岳

  

緑岳からヤンベタップ川源頭を挟んですぐ向かいに白雲岳がある。

その左奥に旭岳や熊ヶ岳が見える。

  

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高原沼方面

高原沼方面

  

高原沼方面は霞んではっきり見えない。

銀泉台に比べ紅葉が進んでいないようにも見える。

緑岳を下る

緑岳を下る

  

緑岳から高原温泉に向かう。

急斜面のためジグを切って下る。

高原沼付近の紅葉

高原沼付近の紅葉

  

やや霞みがかかった状態でコントラストは低いが、高原沼付近の紅葉が見える。

ウラジロナナカマドの赤とハイマツの濃い緑、笹の黄緑が混ざりあって複雑な模様を作り出している。

  

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緑岳裾野の紅葉

緑岳裾野の紅葉

  

緑岳はハイマツが多いため緑色が中心だが、一部筋状にウラジロナナカマドの赤や褐色の紅葉が見えており、高原沼方面につながっている。

  

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エイコの沢上部の崖際を通過

エイコの沢上部の崖際を通過

  

緑岳の急斜面を下った後、向きを東に進むとエイコの沢上部の崖際に出る。

左側が切れ落ちているの注意して進む。

緑岳を振り返る

緑岳を振り返る

  

第二お花畑辺りから緑岳を振り返る。

小泉岳側から見た優雅な姿と違ってかなりの急斜面だ。

南東側斜面に崩壊の跡がある。

  

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枯れたチングルマの群落

枯れたチングルマの群落

  

第二お花畑辺りにはチングルマの群落が多い。

登山道横の斜面が枯れたチングルマで覆われている。

ワタスゲ

ワタスゲ

  

お花畑の周辺には小さな沼があり、その周りに綿毛状のワタスゲが見られた。

  

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チングルマの大群落と緑岳

チングルマの大群落と緑岳

  

緑岳をバックに枯れたチングルマの大群落を撮影。

  

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ミヤマリンドウ

ミヤマリンドウ

  

ミヤマリンドウはまだしっかり咲いていた。

赤岳の登りでも枯れたチングルマに混ざって紫色の花があちこちで見られた。

  

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第一お花畑から緑岳

第一お花畑から緑岳

  

第二お花畑と第一お花畑は隣り合わせのような位置にあるが、少しだけ段差がある。

第一お花畑側に降りて境界付近の紅葉したウラジロナナカマドと緑岳を写す。

  

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第一お花畑の看板

第一お花畑の看板

  

第一お花畑の看板は高原温泉から登って来ると急坂が緩斜面に変わり周りが開けるとある。

したがってこれ以降は高原温泉に向かって坂を下るのみである。

見晴台

見晴台

  

標高差100mほど下りると見晴台の看板がある。

ここは高原沼とだいたい同じくらいの標高のため沼は見えないが、高根ヶ原から忠別岳方面に至る稜線が見える。

緑岳登山口

緑岳登山口

  

緑岳登山口に到着。

辺りに噴煙が上がっていて硫黄(亜硫酸ガス)のニオイがする。

高原温泉

高原温泉

  

緑岳登山口から間もなく高原温泉に着く。

左の建物がヒグマ情報センターで、ここから高原沼方面への散策路が出ている。

右の建物は大雪高原温泉で宿泊可能である。

営業期間は6月10日から10月10日と季節限定になっている。

  

このあとシャトルバスで大雪湖レイクサイトに向かい、マイカーで札幌に戻る。


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