賽の河原駐車場から

標高差291m 歩行距離10.2km

2012年8月19日 天候 濃霧→晴

駐車場〜恵山
時間 行程 所要時間 累計時間
8時45分 駐車場発
9時00分 権現堂登山口着 0時間15分 0時間15分
9時00分 権現堂登山口発
9時35分 恵山着 0時間35分 0時間50分
恵山〜駐車場
時間 行程 所要時間 累計時間
10時40分 恵山発
11時35分 461mピーク着 0時間55分 0時間55分
11時55分 461mピーク発
12時40分 駐車場着 0時間45分 1時間40分

霧の中を出発

霧の中を出発

  

駐車場へ向かう道路は数m先も見えないくらい霧が濃かった。

駐車場から階段を上がって遊歩道の状況を確認したが、恵山の方向すらわからない状況だ。

標識に従って進む

標識に従って進む

  

遊歩道を少し行くと標識があり、恵山展望台コースとある。

確か展望台へ行く途中に登山口があるはずなので、この方向に進むこととした。

登山口まで411mの標識

登山口まで411mの標識

  

続いて権現堂登山口まで411mの標識があり予想どおり。

心なしかやや視界が広がった感じがする。

進行方向に青空が

進行方向に青空が

  

遊歩道も明瞭に見えてきて進行方向に青空も見えてきた。

権現堂登山口に到着

権現堂登山口に到着

  

まもなく権現堂登山口に到着した。

標識には山頂まで1979mとある。

木製の階段

木製の階段

  

ここからはしばらく木製の階段登りになる。

恵山山頂と噴煙

恵山山頂と噴煙

  

登山口から10分ほど登ると、険しい山頂と噴煙が上がっているのがよく見える場所に出る。

  

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雲海から頭を出す海向山

雲海から頭を出す海向山

  

下界はまだ一面の雲海になっており、一部の高い山だけが頭を覗かせている。

椴法華の港

椴法華の港

  

海岸線は少し雲がとれてきており、椴法華の港が見えてきている。

もう一息で山頂

もう一息で山頂

  

やや東側を巻くようにして山頂部に出る。

意外に広い山頂

意外に広い山頂

  

山頂部に出ると意外に平坦で広い。

少し先のピークに頂上の標識がある。

恵山頂上

恵山頂上

  

恵山頂上標識には標高618.07mとある。

国土地理院の地図よりちょっと高い。

雲海を介して隣に海向山、右遠方に尖った丸山が見える。

山頂の鳥居

山頂の鳥居

  

頂上標識から20〜30mほど南側に行くと鳥居がある。

鳥居の横には赤い屋根の白い小さな建物がある。

雲海

雲海

  

山頂からは360度の視界があるが、どの方向を見ても雲海だけで海は見えなかった。

雲海がなければ渡島半島の海岸線や津軽海峡の向こうに下北半島などが見えるはずだ。

ウラジロタデ

ウラジロタデ

  

恵山の周辺には登山口から頂上にいたるまで、どこにでもウラジロタデが見られる。

外見はイタドリに似ているが、草丈がずっと小さく高山の砂礫地や火山灰地に生育する。

  

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ガンコウランの実

ガンコウランの実

  

ガンコウランは乾燥した高山の砂礫地に生育する。

樹高は10cm程度と低くマット状に広がる。

赤い花が5〜6月頃に咲く。

夏山シーズンでは黒い実を見ることが多い。

ガンコウランの実にはブルーベリーと同じアントシアニンが多く含まれ、そのまま食べてもおいしい。

  

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コケモモの実

コケモモの実

  

コケモモもガンコウランと同様な高山の砂礫地に生育するため、同じ場所で見られることも多い。

コケモモの花は白く6〜7月頃に咲く。

8月中旬頃から赤い実を付け、生食することもできるが酸味が強い。

広葉樹だが冬でも葉が落ちない。

  

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ノリウツギ

ノリウツギ

  

ノリウツギもウラジロタデと同様に恵山のいたるところで見られる。

ノリウツギは生育環境によって樹高が大きく異なり、5mほどになるものから地面を這うようなものまで多様である。

恵山は砂礫地で土地が痩せているため、地面を這うように樹高の低いものが多い。

山頂に行くほどその傾向が強い。

  

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山頂からの北望

山頂からの北望

  

北側の雲海が少しずつ上がってきた。

すぐ近くに見える海向山は標高569mで駐車場から登山道がある。

右遠方の丸山は標高691mで恵山よりも高く、国土地理院の地図には登山道は載っていない。

  

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銚子岬

銚子岬

  

下山開始時には北側の海岸線がはっきり見えてきた。

正面の岬は銚子岬という。

駐車場

駐車場

  

眼下の駐車場にも数台の車が見える。

標高461mピークへの遊歩道

標高461mピークへの遊歩道

  

すぐ隣の山に名前は付いていないが、ピークは標高461mあり、遊歩道が続いている。

その先は新八幡町に下山することとなり、恵山への登山道「八幡川コース」と呼ばれている。

山頂直下北面の登山道

山頂直下北面の登山道

  

山頂直下北面の登山道は急斜面を横切るように明瞭に付けられており、そこからの北側海岸線の見晴らしはたいへん良い。

中腹の登山道

中腹の登山道

  

中腹の登山道は複雑な地形に合わせてジグザグに付けられている。

遊歩道から恵山を振り返る

遊歩道から恵山を振り返る

  

遊歩道まで降りて461mピークに向かう途中から恵山を振り返る。

ホツツジ

ホツツジ

  

461mピークに向かう途中の登山道でホツツジが見られた。

花弁は白色で大きく反り返り、先がピンク色になっている。

また雌しべが花の外に大きく突き出ている。

似た花にミヤマホツツジがあるが、雌しべはミヤマホツツジほど曲がらない。

  

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シラタマノキ

シラタマノキ

  

シラタマノキがホツツジと同じ場所で見られた。

周りにはガンコウランが黒い実を付けていた。

  

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ヤマハハコ

ヤマハハコ

  

ヤマハハコは高山の日当たりの良いところに生育し、恵山のいたるところで見られる。

  

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461mピークから眺めた恵山

461mピーク眺めた恵山

  

461mピークから眺めた恵山と手前の平原。

平原から461mピークにかけては低い灌木が多く、どこからでも見晴らしが良い。

  

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恵山山頂部をクローズアップ

恵山山頂部をクローズアップ

  

恵山山頂部をクローズアップした。

さらに拡大すると山頂標識や鳥居の横の建物もかすかに見える。

  

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海向山

海向山

  

461mピークから眺めた海向山。

隣の山は標高456mあり、山頂を海向山へ向かう登山道が通っている。

刺し網漁の船

刺し網漁の船

  

雲海が上がった海に刺し網漁の船が見えた。

岬展望台

岬展望台

  

461mピークからの下山途中で岬展望台が台地状に見えた。

岬眺望コース

岬眺望コース

  

461mピークから降りてくると岬眺望コースの分岐標識がある。

少し登ると岬展望台に着く。

椴法華コース分岐

椴法華コース分岐

  

岬展望台への途中で椴法華コースへの分岐標識がある。

背後は恵山。

461mピーク

461mピーク

  

岬展望台から461mピークを見る。

手前の尖がった方は420mほどの標高で、461mピークはその右側。

岬展望台

岬展望台

  

正面に見える岬は銚子岬という。

岬の手前は椴法華市街。

火口原の遊歩道から眺めた恵山

火口原の遊歩道から眺めた恵山

  

火口原には何本かの遊歩道がありいちばん外側を回った。

そこからの恵山は全体が間近に見えて迫力がある。

  

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賽の河原駐車場からの恵山

賽の河原駐車場からの恵山

  

賽の河原駐車場に戻ってきた。

立派な遊歩道の先に恵山がはっきり見えており朝の霧はウソのようだ。

  

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賽の河原駐車場

賽の河原駐車場

  

賽の河原駐車場は標高が320mほどあり、ここから山頂までの標高差は300mに満たない。

かなり広い駐車場だが、初夏のツツジが咲くシーズンには相当混雑するようだ。


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