伏美岳避難小屋から

2007年7月1日 天候 曇(霧)

登り
時間 行程 所要時間 累計時間
8時25分 登山口発
10時35分 伏美岳着 2時間10分
下り
時間 行程 所要時間 累計時間
13時10分 伏美岳発
14時15分 登山口着 1時間05分  

はじめは平坦な登山道

はじめは平坦な登山道

  

駐車場奥の登山口から平坦な登山道が百mほど続く。

小沢を渡った後、緩い斜面を大きくジグを切りながら登り、その後尾根の急斜面となる。

切り株に注意

切り株に注意

  

登山道はきれいに整備されているが、ところどころ倒木などが行く手をふさいでいる個所がある。

行程の半分ほどの地点で登山道の真上に木の切り株があり、目印のテープが付けられていた。

シラネアオイ

シラネアオイ

  

7合目ほどで登山道脇にシラネアオイが咲いていた。

シラネアオイは山地の林内などに生える多年草。

花弁は淡い紫色が多いが、これは色が薄く白っぽい。

  

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サンカヨウ

サンカヨウ

  

サンカヨウも同じような場所に生える多年度。

雪解けとともに咲きだす。

  

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ムラサキヤシオツツジ

ムラサキヤシオツツジ

  

ムラサキヤシオツツジは標高の低いところでは5月頃から咲きだすが、伏美岳8合目辺りでは7月はじめの今頃が見ごろのようだ。

つぼみの頃は色が真紅でひときわ目立つ。

9合目

9合目

  

大きな木に9合目の標識を見ると森林限界となり、この上はハイマツと低い灌木に変わる。

ガスで周りの状況は良く見えない。

チシマザクラ

チシマザクラ

  

頂上付近のハイマツの間にチシマザクラが咲いていた。

チシマザクラは花柄や葉柄に毛がある。

山頂に到着

山頂に到着

  

山頂に着いたときには標識が山頂であることを示しているが、周りは濃い雲で何も見えなかった。

上空に青空

上空に青空

  

伏美岳の山頂は東西に長く奥のピークに向かうと上空にぽかんと青空が見えてきた。

ときどき雲の間から山肌がのぞいている。

ピパイロ岳が姿を現す

ピパイロ岳が姿を現す

  

しばらく待っているとピパイロ岳の方向の雲が時々切れて姿を現す。

周りから歓声が上がる。

雪渓が残る山肌が美しい。

  

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戸蔦別岳とカール地形が雲間に

戸蔦別岳とカール地形が雲間に

  

湧き上がる雲の間にほんの少しだけ戸蔦別岳とカール地形が見えた。

貴重な瞬間をとらえることができた。

  

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ウコンウツギ

ウコンウツギ

  

山頂には種類はそれほどないが花も見られる。

ウコンウツギは高山の林内などに生える落葉低木。

淡黄色の花冠の内部が赤色を帯びている。

  

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イソツツジ

イソツツジ

  

少しだがハイマツの傍にイソツツジが咲いていた。

イソツツジは高山の礫地や火山灰地に生える常緑小低木。

  

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ウラジロナナカマド

ウラジロナナカマド

  

ウラジロナナカマドは高山に生育する落葉低木で2mくらいになる。

ナナカマドとウラジロナナカマドは似ているが、ナナカマドのほうが一般に樹木が大きく高い。

ウラジロナナカマドの葉は先端が鈍く楕円形で、鋸歯は上半分に目立ち、裏面が粉白色である。

ナナカマドの葉は先が尖っており、基部から先端まで鋸歯がある。

実はナナカマドが球形であるのに対してウラジロナナカマドは楕円形であるなどの特徴がある。

  

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シラネアオイ

シラネアオイ

  

下山途中で形の整った一輪のシラネアオイを見つけた。

淡い紫色をしている。

  

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伏美岳避難小屋

伏美岳避難小屋

  

伏美岳避難小屋は登山口の駐車場から数百mほど林道を下ったところにある。

水場・トイレもあり早朝に出発する場合には重宝する。

  

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