黒岳7合目〜黒岳〜北海岳〜白雲岳〜小泉岳〜緑岳

緑岳〜小泉岳〜赤岳〜北海岳〜中岳〜黒岳〜黒岳7合目

2004年6月16日 天候 快晴

黒岳7合目〜黒岳〜北海岳〜白雲岳〜小泉岳〜緑岳
時間 行程 所要時間 累計時間
6時30分 黒岳7合目発
7時25分 黒岳着 0時間55分 0時間55分
7時40分 黒岳発
8時50分 北海岳着 1時間10分 2時間05分
9時00分 北海岳発
10時05分 白雲岳着 1時間05分 3時間10分
10時35分 白雲岳発
11時05分 小泉岳着 0時間30分 3時間40分
11時05分 小泉岳発
11時35分 緑岳着 0時間30分 4時間10分
緑岳〜小泉岳〜赤岳〜北海岳〜黒岳〜黒岳7合目
時間 行程 所要時間 累計時間
11時40分 緑岳発
12時20分 小泉岳着 0時間40分 0時間40分
12時20分 小泉岳発
12時35分 赤岳着 0時間15分 0時間55分
12時50分 赤岳発
13時50分 北海岳着 1時間00分 1時間55分
13時55分 北海岳発
15時00分 黒岳着 1時間05分 3時間00分
15時00分 黒岳発
15時30分 黒岳7合目着 0時間30分 3時間30分

ロープウエー5合目駅から黒岳

ロープウエー5合目駅から黒岳

  

大雪山層雲峡ロープウエーで5合目まで登る。

ロープウエー5合目駅から正面に黒岳が見える。

250mほど歩いてリフトで7合目まで移動する。

  

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北大雪の山々

北大雪の山々

  

リフト7合目駅から北向かいに北大雪の山々が一望できる。

左からニセイカウシュッペ山、通称アンギラス、比麻良山、平山などが連なる。

  

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黒岳中腹からリフトを見下ろす

黒岳中腹からリフトを見下ろす

  

黒岳の中腹まで登ってリフトの方向を見下ろす。

まだ登山道の大半は雪渓の下だ。

直登するため斜度はかなりきつい。

急な雪渓が続く

急な雪渓が続く

  

標高1800mくらいまではほとんどが急な雪渓歩きになる。

斜度30度を超える部分もかなりある。

マネキ岩

マネキ岩

  

急斜面を斜めに登り正面にマネキ岩が見えてくる頃にはところどころ登山道が現れる。

まもなく黒岳の山頂になる。

白雲岳

白雲岳

  

黒岳山頂に出ると大雪の山々が眼前に広がる。

南の方向に今日向かう白雲岳が見える。

白雲左のなだらかな山は小泉岳で、その手前には特異な形の烏帽子岳が見える。

  

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お鉢の向こうに旭岳

お鉢の向こうに旭岳

  

黒岳から登山道の方向にはまだ雪渓に覆われたお鉢が見え、その奥には旭岳の山頂が見えている。

左の頂は北海岳でこれから白雲岳に向かう途中で通過する。

  

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北鎮岳

北鎮岳

  

北鎮岳東側斜面の雪渓はまだ雪解けが進んでいないため白鳥の形には見えない。

北鎮分岐に向かう雪渓に登山道を示す赤い線が見える。

  

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ミネズオウ

ミネズオウ

  

黒岳の南西斜面は日当たりが良く早くから花が咲く。

登山道脇にミネズオウが小さな花を咲かせていた。

ミネズオウは常緑の矮小低木で高山の岩礫地に雪解け間もない時期に咲きだす。

  

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黒岳石室

黒岳石室

  

黒岳から西へ1kmほどの少し下がった地点に黒岳石室がある。

小屋の横には立派なバイオトイレがある。

奥の山は桂月岳で標高差は60mほどしかなく往復30分もあれば行ってこれる。

  

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雪渓の北海沢を行く

雪渓の北海沢を行く

  

石室横の十字路を南へ向かい赤石川への坂を下り、尾根をひとつ越すと北海沢に出る。

北海沢には大量の雪が残っていてまわりは雪の壁になっていた。

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ

  

雪渓を過ぎると雪が解けた斜面には早くもキバナシャクナゲが咲いていた。

  

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黒岳と桂月岳

黒岳と桂月岳

  

北海沢を過ぎて少し尾根を登ってから後を振り返ると黒岳と桂月岳が見えてくる。

黒岳の右奥に見えているなだらかな山は平山である。

  

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北海岳への登り

北海岳への登り

  

北海岳への最後の登りは火山灰の尾根だ。

植物もほとんど見えない。

北海岳山頂から北鎮岳と凌雲岳

北海岳山頂から北鎮岳と凌雲岳

  

北海岳の山頂からお鉢の対岸に北鎮岳が見え、雲の平の先には凌雲岳が見えている。

北海岳はお鉢から白雲岳方面に向かう分岐点になる。

  

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北鎮岳と比布岳、安足間岳

北鎮岳と比布岳、安足間岳

  

北鎮岳の北西には比布岳と安足間岳が連なる。

安足間岳手前のお鉢のなだらかな盛り上がりは中岳である。

  

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旭岳と後旭岳

旭岳と後旭岳

  

西に目を向けると最高峰旭岳がお鉢の奥に見える。

その左は後旭岳で山頂は右の尖った部分だ。

お鉢の最高点は間宮岳(2185m)で、その奥に熊ヶ岳の山頂部が少しだけ見えている。

お鉢の左端のコブは松田岳で、荒井岳は旭岳手前の斜面の途中にある。

  

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トムラウシ山

トムラウシ山

  

真南の方向にトムラウシ山が見える。

左端は忠別岳で右に円錐状に見えるのは十勝連峰の外れにある下ホロカメットク山だ。

白雲岳

白雲岳

  

北海岳からすぐ南隣りの白雲岳は標高2230mと北海道で3番目の高峰である。

全体に岩塊が集まったような山で黒っぽく見える。

すぐ隣と言っても登山道の道のりで約3.5kmある。

  

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黒岳と北大雪の山々

黒岳と北大雪の山々

  

北東の方向にはこれまで歩いてきた登山ルートや黒岳とその背後には北大雪の山々が見える。

左の丘陵部に黒岳石室の建物がある。

北大雪は左からニセイカウシュッペ山、通称アンギラス、比麻良山、平山が連なる。

  

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山頂から広大な火口原を見る

山頂から広大な火口原を見る

  

白雲岳へは北海岳から北海平を通っていったん白雲岳の裾を左にまわり、白雲分岐を右折する。

少し登ると広大な火口原(白雲平)が広がり、その右端に登山道がついている。

山頂への登り

山頂への登り

  

白雲平を進むと岩稜状の山頂部が迫ってくる。

山頂への登山道ははっきりしないが、直下まで行って直登するよりは手前から斜めに入るほうが楽だ。

特に夏山シーズン始めの頃は雪渓が残っており、岩稜際の雪渓を登れば安全上からも好ましい。

白雲岳山頂に到着

白雲岳山頂に到着

  

山頂に立つと旭岳方面の雪渓の縞模様がきれいだ。

  

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北海岳の向こうに北鎮岳

北海岳の向こうに北鎮岳

  

旭岳から少し右に目を向けると、手前に北海岳と北海平、その向こうには北鎮岳が見える。

北鎮岳の左には比布岳と安足間岳が続き、右には凌雲岳が見える。

北海岳のすぐ左のなだらかな山は松田岳だが、どこがピークだかはっきりしない。

  

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白雲岳から南東側の眺め

白雲岳から南東側の眺め

  

反対側の南東には白雲平のすぐ先に緑岳が見え、その向こうには石狩連峰が見える。

緑岳の真上に位置しているのが音更山で、その右に石狩岳が連なる。

音更山の左側にはユニ石狩岳があり、その左遠方には南クマネシリ岳や西クマネシリ岳などが見える。

石狩岳の右奥にはニペソツ山と、その奥にウペペサンケ山が重なって見える。

  

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高根ヶ原の向こうにトムラウシ山

高根ヶ原の向こうにトムラウシ山

  

高根ヶ原の向こうにトムラウシ山が見え、さらに奥には十勝連峰が続いている。

ここからトムラウシ山までは登山道の道のりで21kmあり、トムラウシ温泉までは更に11kmあり、縦走するにしても行って戻るにしても途中で一泊は必要になる。

旭岳方面の残雪模様を再掲

旭岳方面の残雪模様を再掲

  

山頂標識を避けて旭岳方面の残雪模様を再掲する。

この季節にしか見られない絶景だ。

  

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烏帽子岳とニセイカウシュッペ山

烏帽子岳とニセイカウシュッペ山

  

白雲平の端まで下りてくると北側に烏帽子岳とその先にニセイカウシュッペ山が見えてくる。

手前の谷は白雲岳の山裾まで続いており雄滝の沢から石狩川に至る。

  

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眼下に白雲岳避難小屋

眼下に白雲岳避難小屋

  

白雲岳から小泉岳を経由して緑岳に向かう。

小泉岳を過ぎて標高2099mの踊り場のようなピークから眼下に白雲岳避難小屋を望む。

避難小屋の向こうに見えるピークは小白雲岳で1966mある。

ちなみに避難小屋地点の標高は1990mである。

緑岳山頂に到着

緑岳山頂に到着

  

小泉岳から緑岳までは30分もあれば十分だ。

緑岳の山頂標識の向こうには左に後旭岳と旭岳が重なって見え、その右側に熊ヶ岳が続き、手前右が白雲岳である。

大雪湖と北見富士

大雪湖と北見富士

  

東に目を向けると眼下に大雪湖の湖面が青く見えている。

左奥のコニーデ状の山は北見富士である。

トムラウシ山

トムラウシ山

  

南側には高根ヶ原の向こうにトムラウシ山が見える。

左の忠別岳に向かって登山道らしき踏み跡が見える。

下の高原沼方面はまだ雪渓に覆われていて沼の形はわからない。

  

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エゾコザクラ

エゾコザクラ

  

小泉岳に向かう途中の尾根で早くもエゾコザクラが咲いていた。

エゾコザクラは雪解け後にすぐ咲きはじめる。

尾根は日当たりが良く雪解けが早いために開花もはやいのだろう。

  

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小泉岳分岐

小泉岳分岐

  

緑岳から北に向かい小泉岳を過ぎると分岐標識がある。

写真は標識の赤岳側から白雲平方向を見たもの。

標識のすぐ右にトムラウシ山の山頂部が見える。

小泉岳は明確なピークはないが標識の少し南側に山頂があり、写真では左奥になる。

赤岳から白雲岳と旭岳

赤岳から白雲岳と旭岳

  

分岐から赤岳までは20分もあれば楽に着く。

地図上では赤岳山頂は山頂標識より少し北東側に位置している。

今回は写真を撮り損ねたが、山頂標識は大きな岩の前にある。。

赤岳山頂から白雲岳と旭岳方面を眺める。

眼下に雄滝の沢の源流部が見える。

雄滝の沢源頭の雪渓

雄滝の沢源頭の雪渓

  

雄滝の沢源頭部には遅くまで大雪渓が残る。

雪渓は沢の左岸にあり白雲岳の山裾まで続いている。

沢の向こうには左から凌雲岳、桂月岳、黒岳、烏帽子岳が見える。

赤岳方面を振り返る

赤岳方面を振り返る

  

雪渓を過ぎて赤岳方面を振り返る。

奥に見える山の左端が赤岳の地図上の山頂で、標識はその右の岩塊状の部分にある。

右側のなだらかな山が小泉岳である。

烏帽子岳を右手に下山の途に着く

烏帽子岳を右手に下山の途に着く

  

烏帽子岳を右に見て北海平を下山の途に着く。

ここから黒岳の7合目リフト駅まで往きと同じ道を辿り、雪渓を滑るように下りて約2時間の快調な行程であった。


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