姿見駅→裾合分岐→中岳分岐→北鎮岳→比布岳→愛別岳

→安足間岳→当麻岳→当麻乗越→裾合分岐→姿見駅

標高差655m 歩行距離21.7km

2014年8月30日 天候 快晴→雨

姿見駅〜愛別岳
時間 行程 所要時間 累計時間
6時10分 姿見駅発
7時10分 裾合分岐着 1時間00分 1時間00分
7時10分 裾合分岐発
8時10分 中岳分岐着 1時間00分 2時間00分
8時10分 中岳分岐発
8時50分 北鎮岳着 0時間40分 2時間40分
9時00分 北鎮岳発
9時45分 比布岳着 0時間45分 3時間25分
10時05分 比布岳発
10時55分 愛別岳着 0時間50分 4時間15分
愛別岳〜姿見駅
時間 行程 所要時間 累計時間
10時10分 愛別岳発
12時00分 安足間分岐着 0時間50分 0時間50分
12時10分 安足間分岐発
12時45分 当麻岳着 0時間35分 1時間25分
12時45分 当麻岳発
13時30分 当麻乗越着 0時間45分 2時間10分
13時35分 当麻乗越発
14時20分 裾合分岐着 0時間45分 2時間55分
14時20分 裾合分岐発
15時10分 姿見駅着 0時間50分 3時間45分

駐車場にて前泊

駐車場にて前泊

  

前日21時過ぎに札幌を出発。

一般道(国道275号線)で3時間半ほどで旭岳温泉に到着。

満天の星空であった。

ロープウエーで旭岳中腹まで

ロープウエーで旭岳中腹まで

  

ロープウエーで旭岳中腹の姿見駅まで上がる。

所要時間9分で歩くと2時間はかかる。

料金は大人往復2900円。

姿見駅を出発

姿見駅を出発

  

始発のロープウエーで姿見駅を6時10分に出る。

複数の散策ルートがあるが分岐は常に左側へ進む。

旭岳に向かう場合はすぐ右折するコースが早い。

地獄谷の噴煙

地獄谷の噴煙

  

正面に旭岳が見え裾の地獄谷から複数の噴煙が上がっている。

背景の旭岳が逆光で暗く見えるので白い噴煙が目立つ。

  

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鏡池の左折し裾合平へ

鏡池の左折し裾合平へ

  

散策路にはいくつかの池がある。

はじめに右手に擂鉢池、続いて鏡池が正面見えてくる。

このふたつを合わせて夫婦池という。

鏡池の左側を通って裾合平に向かう。

エゾオヤマノリンドウ

エゾオヤマノリンドウ

  

エゾオヤマノリンドウは花のシーズンが終わりになる頃から咲き始めるが、この辺りでは少し枯れ始めたものも多い。

  

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ロープウエー駅と十勝連峰

ロープウエー駅と十勝連峰

  

散策路を過ぎて少し登りに入り高台になる。

振り返るとロープウエー駅と十勝連峰が見える。

シラタマノキ

シラタマノキ

  

高台の周辺にはシラタマノキの群落がある。

  

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エゾオヤマノリンドウの群落

エゾオヤマノリンドウの群落

  

姿見駅周辺から裾合平にかけてはエゾオヤマノリンドウが多い。

沢状の場所に群落が見られた。

背後は旭岳。

旭岳の稜線から朝陽

旭岳の稜線から朝陽

  

旭岳の稜線から朝陽が射してきた。

これまで旭岳の影の中を歩いていたわけだ。

枯れたチングルマ

枯れたチングルマ

  

枯れたチングルマに朝陽があたり眩しく感じられる。

  

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安足間岳から当麻岳にかけての稜線

安足間岳から当麻岳にかけての稜線

  

安足間岳から当麻岳にかけての稜線がくっきりと見えている。

手前右側に特異な形の大塚山と小塚山が見える。

  

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当麻岳

当麻岳

  

当麻岳はどこが山頂なのかよく知らない。

写真中央の岩稜状の部分がピークらしく見える。

  

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北鎮岳

北鎮岳

  

目指す北鎮岳も見えてきた。

北海道第2の高峰で標高2244mある。

  

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ウラジロナナカマドの実

ウラジロナナカマドの実

  

ウラジロナナカマドの実が赤く熟して秋を感じさせる。

ウラジロナナカマドはこの辺り一帯で見られる。

  

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大塚山と小塚山

大塚山と小塚山

  

大塚山と小塚山がだんだん近くに感じられてきた。

中央の高い頂は安足間岳だ。

  

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裾合分岐

裾合分岐

  

1時間ほどで裾合分岐に到着。

この辺りの登山道には木道が設置してある。

真っすぐ進むとピウケナイ沢を渡って当麻乗越に至る。

今回は右折して中岳温泉を通ってお鉢に向かう。

枯れたチングルマの大群落

枯れたチングルマの大群落

  

登山道のまわりは枯れたチングルマの大群落だ。

朝陽が反射して眩しいくらいだ。

正面左に中岳と北鎮岳が見える。

  

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エゾノリュウキンカ

エゾノリュウキンカ

  

中岳温泉手前の沢でまだエゾノリュウキンカが咲いていた。

同じ株に実も生っている。

  

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中岳温泉

中岳温泉

  

中岳温泉はいつも誰かが足湯状態になっているが、今日は朝一のロープウエーで来たこともあり、誰もいない。

全くの自然のままの温泉であり、普通に湯船に浸かっている人はまず見かけない。

  

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尾根に取りつく

尾根に取りつく

  

中岳温泉から落差30mほど崖状の急斜面をジグを切って登り尾根に出る。

安足間岳と比布岳

安足間岳と比布岳

  

尾根に出ると左手に安足間岳と比布岳および両山を連ねる火山灰の稜線が見えてくる。

中岳分岐

中岳分岐

  

尾根を登り切ると中岳分岐だ。

ここまで来てはじめてお鉢平と周囲の山が見えてくる。

標識の右手の高い山が北海岳、その左に特異な形の烏帽子岳、さらに左にはく黒岳が見える。

遠方には屏風岳や武利岳、武華山なども見える。

中岳に向かう

中岳に向かう

  

分岐を左に折れて中岳に向かう。

中岳は標高2113mで分岐(標高2047m)から70mほどの緩い登りである。

間宮岳方面の眺め

間宮岳方面の眺め

  

中岳への登り途中から間宮岳方面を眺める。

右奥に旭岳が見えてきた。

お鉢内部

お鉢内部

  

右下にお鉢内部がよく見えている。

幾筋もの沢があり異様な光景だ。

中岳と北鎮岳

中岳と北鎮岳

  

手前が中岳山頂で奥に北鎮岳が見える。

中岳のお鉢側は断崖である。

  

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中岳山頂

中岳山頂

  

中岳はお鉢の一部で北鎮岳の尾根のようでもある。

北鎮分岐まであまり標高差がない。

鋸岳

鋸岳

  

北鎮岳の北側の尾根続きに鋸岳(2142m)がある。

山頂部の多数の岩が鋸のようである。

登山道は山頂を通らず直下の山腹を横切る。

  

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比布岳と安足間岳

比布岳と安足間岳

  

鋸岳の西側にも尾根が続いており比布岳(2197m)と安足間岳(2194m)が連なる。

両山の間は火山灰の尾根でつながっている。

愛別岳へはその中間地点から北へ向かう。

  

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北鎮分岐

北鎮分岐

  

北鎮分岐は平坦な広場だ。

ここからお鉢の内部が良く見える。

東に凌雲岳と黒岳

東に凌雲岳と黒岳

  

東側に凌雲岳と黒岳が見える。

ここから雲の平に向かって標高差100m以上の急な下りがある。

北鎮岳山頂に向かう

北鎮岳山頂に向かう

  

分岐から北鎮岳山頂まで標高差100m余りの急な登りだが意外とあっさり登れてしまう。

北鎮岳山頂

北鎮岳山頂

  

北鎮岳は標高2244mと北海道第2であり、360度の見晴らしはさすがに良い。

山頂はやや風があり天気が良い割には寒く感じられた。

北側の愛別岳方面から少しずつ雲が湧いてきている。

比布岳の北側に愛別岳

比布岳の北側に愛別岳

  

北鎮岳の北西側には鋸岳、比布岳、安足間岳へと2000m級の山々が連なる。

これまで隠れて見えなかった愛別岳も見えてきた。

  

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愛別岳

愛別岳

  

愛別岳をズームアップ。

山頂へは左の尾根を辿っていく。

  

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旭岳と熊ヶ岳

旭岳と熊ヶ岳

  

南西側には北海道でいちばんの高峰旭岳が同じレベルに見える。

手前の岩稜は熊ヶ岳である。

  

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お鉢全景

お鉢全景

  

お鉢の径は東西で2km以上ある。

北鎮岳の頂上に来てようやっと15mmのレンズで全景を収めることができた。

直下の小高い丘は北鎮分岐でその対岸が北海岳、北海岳の左奥に黒く見える山は白雲岳である。

右奥にはトムラウシ山も見えている。

  

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トムラウシ山

トムラウシ山

  

トムラウシ山をズームアップ。

トムラウシ山のひとつ手前の稜線に化雲岳が見える。

お鉢の稜線は右側のピークが間宮岳で、化雲岳の手前に荒井岳の山頂があるが明確なピークは見えない。

  

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忠別岳

忠別岳

  

トムラウシ山の左手前に忠別岳が見える。

ここから忠別岳へは、北海岳から白雲岳の東を通って高根ヶ原を経由して行くことができる。

直線距離で12km弱あり、トムラウシへはさらに8kmほどある。

  

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ニセイカウシュッペ山

ニセイカウシュッペ山

  

北東方向には北大雪の山々が見える。

層雲峡を挟んですぐ隣はニセイカウシュッペ山だ。

地図に山名がのっていない通称アンギラスを経て右に比麻良山が見える。

  

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武利岳と武華山

武利岳と武華山

  

真東には武利岳と武華山が見える。

手前は黒岳である。

黒岳から石室に至る登山道もよく分かる。

  

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コケモモの実

コケモモの実

  

北鎮岳から鋸岳に向かう途中でコケモモが赤い実を付けていた。

葉はコメバツガザクラに似ているが果実が異なる。

  

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鋸岳山腹を横切る

鋸岳山腹を横切る

  

鋸岳は山頂を通らずに直下の山腹を横切る。

はっきりした道がついており迷う心配はない。

ウラシマツツジの紅葉

ウラシマツツジの紅葉

  

いたるところでウラシマツツジの紅葉が始まっていた。

葉の表面に光沢があり赤く輝いて見える。

  

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鋸岳とのコルから比布岳への登り

鋸岳とのコルから比布岳への登り

  

鋸岳と比布岳の間のコルは広く平坦である。

テントを張れそうな平らな場所もある。

20mほど登るとさらに広い比布平がある。

比布平から鋸岳

比布平から鋸岳

  

比布平まで来ると後に鋸岳の岩稜部を横から眺められる。

中岳方面から見た感じとはかなり雰囲気が違う。

  

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比布岳に到着

比布岳に到着

  

比布岳の山頂は意外と広くベンチもある。

山頂標識の向こうは旭岳で西側から雲が湧いてきているのが見える。

鋸岳と北鎮岳

鋸岳と北鎮岳

  

比布岳山頂から鋸岳と北鎮岳を眺める。

眼下に広がる平地が比布平である。

鋸岳の向こうに凌雲の山頂がのぞいている。

  

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安足間岳

安足間岳

  

安足間岳は赤茶けた岩に覆われた険しい山で北側が崖になっている。

比布岳との間は火山灰の稜線でつながっており標高差は少ない。

中岳方面から見ると両山は双耳峰に見える。

地図上の山頂は尖った部分だが、最高標高点は南側(左側)に100mほどの地点になる。

岩稜部アップに

  

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愛別岳

愛別岳

  

比布岳から北側には大雪では珍しく急峻な愛別岳が見える。

愛別岳へは両サイドが切れ落ちた火山灰の尾根でつながっており、そこを忠実に辿る。

  

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愛別岳分岐

愛別岳分岐

  

愛別岳分岐は比布岳と安足間岳の稜線のほぼ中間地点にあるが、標識が小さくて少し登山道から外れているために見落としやすい。

ここから愛別岳に向かうには斜度30度以上の急斜面を150mほど下る必要があり、帰路の登りがきつい。

しかもガレのためにかなり滑るので注意が必要だ。

急斜面を見上げる

急斜面を見上げる

  

急斜面を100mほど下って斜面を見上げる。

ガレた斜面をジグザグに下ってくる。

急な岩場を下る

急な岩場を下る

  

急斜面の途中に岩場がある。

足場の確保などが少し難しくこのコースの中では難所である。

愛別岳に至る尾根

愛別岳に至る尾根

  

岩場を過ぎた地点から愛別岳へと連なる尾根を眺める。

とりわけ急と言うほどではないが両サイドは深い谷である。

  

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安足間岳北側の絶壁

安足間岳北側の絶壁

  

左手後には安足間岳北側の絶壁が迫ってくる感じだ。

  

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徐々に愛別岳に近づく

徐々に愛別岳に近づく

  

愛別岳に近づくと稜線の様子が少しずつ変わってくる。

始めは白い火山灰に覆われていたのが途中から植物が増えてくる。

愛別岳直下から見上げる

愛別岳直下から見上げる

  

愛別岳の直下まで来て山頂方向を見上げる。

ここから山頂まで標高差100mほどだが這いつくばるような急斜面で登山道も不明瞭だ。

ただハイマツなどの植物があるためガレの下りより安心感がある。

イワギキョウ

イワギキョウ

  

急斜面の途中にイワギキョウが多い。

登るのに必死なためになかなか花を見る余裕は無い。

  

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クロマメノキ

クロマメノキ

  

愛別岳の急斜面にはいろいろな高山植物が見られるが登るのが精いっぱいでなかなか写真に収められない。

頂上直前まで来てようやっと斜面がなだらかになりクロマメノキを撮影。

  

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愛別岳山頂く

愛別岳山頂

  

愛別岳山頂は下から見る急峻なイメージとな裏腹に意外と広い。

以前三角点の近くにあった簡易な山頂標識は無くなっていた。

比布岳と安足間岳

比布岳と安足間岳

  

愛別岳から見た比布岳と安足間岳は反対側の中岳方面から見るよりはるかに険しい。

中央に愛別岳への稜線が見える。

  

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愛別岳分岐への登り返し

愛別岳分岐への登り返し

  

帰路の愛別岳分岐への登り返しは疲労と滑る急なガレ場のためにかなりきつい。

永山岳と当麻岳への分岐

永山岳と当麻岳への分岐

  

愛別岳分岐から安足間岳へは標高差があまり無く快適な稜線歩きだ。

地図上の安足間岳山頂は永山岳と当麻岳への分岐の近くにあるが、本当の最高点は分岐標識の南側約100mの地点にある。

沼ノ平

沼ノ平

  

永山岳や当麻岳の西側には沼ノ平と呼ばれる湿原が広がっている。

写真の左上が大沼で右側の複数の沼は六ノ沼である。

六ノ沼のすぐ外側に愛山渓方面へ向かう登山道がある。

比布岳

比布岳

  

安足間岳のピークへ向かう途中から比布岳を眺める。

右側に鋸岳と北鎮岳が見える。

  

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安足間岳最高標高点

安足間岳最高標高点

  

分岐から南にあまり標高差がない尾根が200mほど続いており、その中ほどに安足間岳のピークがある。

標識はないが小さなケルンがある。

旭岳

旭岳

  

安足間岳の南側尾根の端まで行くと正面にどっしりとした姿の旭岳が見える。

ここからはロープウエー駅からここまで歩いてきた登山経路全体を見渡すことができる。

  

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当麻岳方面に向かう平坦な尾根

当麻岳方面に向かう平坦な尾根

  

安足間岳から当麻岳方面に向かうと始めは平坦な広い尾根である。

今はほとんど咲いていないがこの辺りにはお花畑が広る。

前方の雲行きがやや怪しい。

永山岳

永山岳

  

安足間岳から西側にはふたつの尾根が延びており北側の尾根の途中には永山岳がある。

当麻岳と同様に独立した山ではなく尾根の一部のような山である。

  

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当麻岳への尾根

当麻岳への尾根

  

当麻岳への尾根は裾合平方面から見るとほぼ直線のように見えるが実際はやや左側にカーブを描く。

当麻岳山頂は左からふたつ目の岩稜部と思われる。

次第に細くなる尾根

次第に細くなる尾根

  

当麻岳に近づくに連れて尾根は細くなり登山道のまわりには高山植物が増えてくる。

ミヤマリンドウ

ミヤマリンドウ

  

枯れたチングルマの間にミヤマリンドウが咲いていた。

花の径が1cm少々の小さな花だが青紫色の花は割と目につく。

他の花が枯れ始める季節終盤に咲きだす。

  

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ピウケナイの沢と湿原

ピウケナイの沢と湿原

  

下界が少し晴れてピウケナイの沢と湿原が輝いて見えた。

沢と並行に裾合平に向かう登山道が見える。

  

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当麻岳

当麻岳

  

小さなピークの先に当麻岳らしき頂が見えてくる。

登山道は岩稜の手前から左側面に続いており頂上へのはっきりした道は見えない。

  

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当麻岳岩稜下を横切る

当麻岳岩稜下を横切る

  

当麻岳は頂上を通らずに岩稜の下を横切る。

再び尾根上に出る

再び尾根上に出る

  

再び尾根上に出て当麻岳を振り返る。

岩稜のうしろに安足間岳からの稜線が見える。

岩稜の左は永山岳である。

当麻乗越へ下る

当麻乗越へ下る

  

当麻岳を過ぎてなだらかな尾根の端まで来ると急な下り坂に変わる。

ガスで視界が悪くなってきた。

この辺りは尾根が広く地形に特徴が無いのためガスの際には注意する必要がある。

登山道は主稜線から少し右(北側)に外れていることも留意しておく。

当麻乗越に到着

当麻乗越に到着

  

ガスで登山道ははっきりしないが黄や赤のペンキが少し残っており、それを辿って乗越まで来た。

当麻乗越は天気が良ければ湿原を望む最良の展望台になる。

分岐から右に行くと湿原経由で愛山渓温泉に至る。

左に行くとピウケナイ沢を渡って裾合平方面だ。

ピウケナイ沢

ピウケナイ沢

  

乗越から急斜面を下ったあとピウケナイ沢沿いを上流に向かって進む。

500mほどで右手に沢が見えてくる。

少し水量が多いようだ。

タカネトウウチソウ

タカネトウウチソウ

  

水際まで下りると岸辺の岩の上にタカネトウウチソウが咲いていた。

タカネトウウチソウは当麻岳の南斜面でも見られたがこちらの方が沢水のおかげで活きが良かった。

  

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ピウケナイ沢渡渉

ピウケナイ沢渡渉

  

ピウケナイ沢は川幅が約5mで水深は深いところで30cmくらいあった。

渡渉は中州までは岩づたいに楽に行けるが、その先2mほどは水深の浅い石を見つけて濡れるのを覚悟で行くしかない。

幸い水深10cmほどの石が2個所あり、そこをつたってあまり濡れずに渡ることができた。

湿原の中を進む

湿原の中を進む

  

ピウケナイ沢を渡った後いくつかの小規模な湿原の中を通る。

湿原にはワタスゲが多数見られた。

ワタスゲ

ワタスゲ

  

ここのワタスゲは白い綿毛の量が多く感じられた。

写真を撮っているとにわかに雨粒が落ちてきた。

このあと雷も鳴り始めたため駆け足でロープウエー姿見駅まで戻ったが、その雷の影響でロープウエーが運行を中止しており、かなり待たされることとなった。

  

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