ユニ石狩コース登山口〜ユニ石狩岳〜音更山〜石狩岳〜 シュナイダーコース登山口

2008年8月7日 天候 快晴

登り(ユニ石狩コース)
時間 行程 所要時間 累計時間
5時40分 登山口発
7時15分 十石峠着 1時間35分 1時間35分
7時35分 十石峠発
8時05分 ユニ石狩岳着 0時間30分 2時間05分
8時20分 ユニ石狩岳発
10時30分 音更山着 2時間10分 4時間15分
11時00分 音更山発
12時00分 石狩岳着 1時間00分 5時間15分
下り(シュナイダーコース)
時間 行程 所要時間 累計時間
12時30分 石狩岳発
       
   
       
   
       
   
14時35分 登山口着 2時間05分 2時間05分

ユニ石狩岳登山口

ユニ石狩岳登山口

  

帯広方面から国道273号線を北上し、十勝三俣の1kmほど手前で左折し林道に入る。

音更川沿いの林道を7.5kmほど進むと登山口の看板が右側に見えてくる。

車は道路脇の空いたスペースにとめる。

不明瞭な登山道

不明瞭な登山道

  

このコースはあまり使われていないためか登山道が背丈ほどの笹に覆われていて良く見えない。

笹丈が幾分低いところが登山道なのでそこを確認しながら進む。

岩混じりの道

岩混じりの道

  

笹かぶりの道はしばらく続くが、徐々に笹丈が低くなり、まわりの林もだんだん疎らになってくる。

十石峠に近づくと斜度が増してきて所々に岩混じりの道が現れる。

ニペソツ山とウペペサンケ山

ニペソツ山とウペペサンケ山

  

斜面の南側には樹間からニペソツ山とウペペサンケ山が見えてくる。

下界には濃い樹海が広がっている。

  

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十石峠への登り

十石峠への登り

  

樹高が低くなりハイマツが多くなると十石峠への最後の登りになる。

目指す石狩岳も見えてくるが所々道が判然としない。

クロウスゴ

クロウスゴ

  

十石峠手前の灌木の間にクロウスゴの実が生っていた。

クロウスゴはクロマメノキと同じツツジ科の低木だが、樹高1.5mほどになるものもあり、果実は食べられる。

  

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十石峠に到着

十石峠に到着

  

ようやく十石峠に到着した。標高1576mある。

簡単な標識があり、ユニ石狩岳と音更山方面への分岐となっている。

また、ユニイシカリ沢からのコースがここで合流する。

十石峠の意味は十勝と石狩の間の峠という意味らしい。

ユニ石狩岳

ユニ石狩岳

  

ユニ石狩岳は標高1756mで十石峠からの標高差200m足らずであるが、まだかなりの高さを感じる。

十石峠はひとつのピークになっており、ここからいったん50mほど下ってから登るためけっこうなエクササイズになる。

山腹左にはくっきりと登山道が見えており、頂上近くではガレた急坂になる。

  

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コマクサ

コマクサ

  

ユニ石狩岳の山頂に近づくとガレ場になり不安定な石が多くなる。

ガレ場にはコマクサが多数見られる。

  

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ユニ石狩岳頂上からの展望

ユニ石狩岳頂上からの展望

  

ユニ石狩岳頂上からは360度全方位とも見晴らしは良い。

写真はこれから向かう音更山と石狩岳で、その背後には表大雪の山々やニペソツ山などが見渡せる。

東側には1700m台の尾根が続いており、その右奥にはクマネシリ岳なども見える。

ニペソツ山

ニペソツ山

  

南側にはニペソツ山とウペペサンケ山が並んで見える。

ニペソツ山は東大雪では唯一2000mを越える標高がある。

  

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ウペペサンケ山

ウペペサンケ山

  

ニペソツ山の左には長い頂上尾根を持つウペペサンケ山が見える。

左端が糠平富士で、ウペペサンケ山の頂上は左から7割ほど行ったところにある。

また右端にも山頂標識がある。

  

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ブヨ沼

ブヨ沼

  

ユニ石狩岳から十石峠に下り、音更山に向かっていくつかの小さなピークを越えると一段下がった稜線上にブヨ沼がある。

地図には標高1626mの記載がある。

ピークを下って沢地に入ってからブヨ沼に至る途中で登山道が直角に曲がるところがある。

進行方向にも踏み跡があるので注意を要する。

北東側にブヨ沢がありキャンプ指定地になっている。

音更山への登り

音更山への登り

  

ブヨ沼を過ぎて1710mほどのピークまで登ると正面に立ちはだかるように音更山の巨大な姿が見える。

音更山の東肩まで標高差250mの急登があり、山頂までの標高差は300m以上もある。

  

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石狩岳と音更山に連なる尾根

石狩岳と音更山に連なる尾根

  

中央に石狩岳、右に音更山に連なる尾根が見える。

登山道はほぼその尾根の上に続いている。

石狩岳山頂から左に流れる最初の急な尾根筋にはシュナイダーコースがある。

  

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音更山中腹から来た道を振り返る

音更山中腹から来た道を振り返る

  

音更山の中腹から来た道を振り返る。

左手奥にはユニ石狩岳が見えており、そこから十石峠まで下り、いくつかのピークを越えてきたことがわかる。

中央遠方にはクマネシリの山々がかすかに見える。

ニペソツ山とウペペサンケ山

ニペソツ山とウペペサンケ山

  

音更山への急登の途中に踊り場のような平坦地があり、そこにテントの支柱のような金属の棒が束ねてあった。

その向こうにはちょうどニペソツ山とウペペサンケ山が見えている。

  

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音更山山頂北東側の広いテラス

音更山山頂北東側の広いテラス

  

音更山の肩から山頂へは岩石帯の登りで、北東側が広大なテラス状になっており、湿原のような地形も見られる。

奥のピークは標高1900mを少し越える。

  

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音更山山頂

音更山山頂

  

音更山の山頂は平坦な礫地で角ばった岩が多い。

山頂からは表大雪の山々から高根ヶ原を介してトムラウシ山、その先の十勝連峰まで一望することができる。

音更山山頂には一等三角点がある。

石狩岳

石狩岳

  

音更山から標高1700m台の稜線を経て石狩岳につながっている。

石狩岳は1900m程度の山頂部が約3kmにわたって続いており、その先は沼ノ原からトムラウシ山へと至る。

  

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石狩岳をアップに

石狩岳をアップに

  

石狩岳をアップにするとそこに至る稜線上の登山道が良く見える。

尾根を登りきったところが石狩岳の山頂で標高は1966mあるが、すぐ先のピークのほうが1967mと少し高い。

さらにその先に1924mのピーク、川上岳へと続いている。

  

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ニペソツ山とウペペサンケ山

ニペソツ山とウペペサンケ山

  

音更山の山頂から石狩岳のすぐ左奥にニペソツ山とウペペサンケ山が見える。

地図には登山道は載ってないが石狩岳から南側に続く稜線を辿ると約13kmでニペソツ山に至る。

  

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稜線上の登山道

稜線上の登山道

  

音更山から石狩岳に至る稜線上の登山道は道のりで約2kmある。

登山道は明瞭で足元は安定しており、見晴らしも極めて良いのですこぶる快適に歩ける。

登山道のまわりには高山植物も見られる。

登山道脇のチシマギキョウ

登山道脇のチシマギキョウ

  

登山道脇にチシマギキョウが咲いていた。

イワギキョウと似ているが、花の内部に毛があるのが特徴である。

色はチシマギキョウのほうが青が濃いように感じられる。

  

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音更山を振り返る

音更山を振り返る

  

シュナイダーコース分岐辺りから音更山を振り返る。

ここから眺める音更山はずんぐりした饅頭のようにも見える。

山腹に登山道が刻まれているのがわかる。

  

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石狩岳を見上げる

石狩岳を見上げる

  

石狩岳への最後の登りは標高差が200mほどある。

中腹から見上げた石狩岳は地形が複雑でひじょうに険しく見える。

かなりの急斜面だがジグザグに登るため見た目ほどきつくはない。

  

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石狩岳山頂から南側の眺望

石狩岳山頂から南側の眺望

  

石狩岳山頂は360度のパノラマが楽しめる。

南側は登山道の先に最高標高点があり、その左遠方にはニペソツ山とウペペサンケ山が見える。

  

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トムラウシ山

トムラウシ山

  

西側には時々雲に覆われることもあったがトムラウシ山が見えていた。

その手前の水面は沼ノ原の大沼である。

左には雲がかかったオプタテシケ山が見える。

  

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登山コースを振り返る

登山コースを振り返る

  

北東側を眺めるとこれまで歩いてきた登山コース全体が見渡せる。

音更山の左遠方には武利岳と武華山が重なって見えており、音更山とユニ石狩岳の間に見える山頂が尖った山は北見富士である。

  

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シュナイダーコース分岐から石狩岳を振り返る

シュナイダーコース分岐から石狩岳を振り返る

  

シュナイダーコース分岐まで下りてきて石狩岳を振り返る。

光線の関係で山肌の陰影がはっきり出ており、雄大な景色である。

  

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シュナイダーコース開削25周年の看板

シュナイダーコース開削25周年の看板

  

シュナイダーコースの尾根から沢に下りたところに開削25周年の看板がある。ここがもともとの登山口のようだ。

看板には1986年9月15日、足寄山岳会とあるので、開削されたのは1961年ということか。

このコースはほとんどアップダウンが無く、水平距離2kmに対して標高差800m以上を一気に登らなければならない。

シュナイダーコース登山口に到着

シュナイダーコース登山口に到着

  

沢沿いの道を30分ほど下りてくると大きな広場に出る。

ここにも登山口の標識が枯れ木に掛けてある。

駐車場と大雪山国立公園の看板

駐車場と大雪山国立公園の看板

  

シュナイダーコース登山口は二十ノ沢が本流と出会う御殿大橋手前の広い駐車場の奥にある。

駐車場への入口に大雪山国立公園の看板がある。

看板はユニ石狩岳登山口にあるものと同じだ。

岩間温泉

岩間温泉

  

駐車場から御殿大橋を渡り、音更川本流沿いの林道を2kmほど行くと岩間温泉がある。

途中で渡渉個所があるが車高の高いSUVであればそのまま進めるだろう。

林道の終点が駐車スペースになっており、沢の対岸に温泉がある。

お湯はきれいに澄んでおり、まわりも適度に整備されている。

隣にもうひとつ浴槽がある。

湯温は少し熱めだが川の水で温度調節ができる。

  

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