層雲峡コース(7合目〜黒岳〜雲ノ平)

標高差464m 歩行距離10km

2012年7月20日 天候 快晴

7合目登山口〜雲ノ平
時間 行程 所要時間 累計時間
8時35分 7合目登山口発
10時15分 黒岳着 1時間40分 1時間40分
10時25分 黒岳発
11時00分 石室着 0時間35分 2時間15分
11時10分 石室発
11時45分 雲ノ平着 0時間35分 2時間50分
石室〜桂月岳ピストン
時間 行程 所要時間 累計時間
13時20分 石室発
13時30分 桂月岳着 0時間10分 0時間10分
13時35分 桂月岳発
13時45分 石室着 0時間10分 0時間20分
雲ノ平〜7合目登山口
時間 行程 所要時間 累計時間
12時30分 雲ノ平発
13時20分 石室着 0時間50分 0時間50分
14時00分 石室発
14時30分 黒岳着 0時間30分 1時間20分
14時45分 黒岳発
15時50分 7合目登山口着 1時間05分 2時間25分
  

 

 

 

 

 

黒岳ロープウェイ駐車場

黒岳ロープウェイ駐車場

  

札幌を5時30分に出発し,高速道を上川層雲峡で降り,7時40分頃黒岳ロープウェイ駅に到着した。

裏手に無料駐車場があるが,収容台数は60台程度ですぐにいっぱいになる。

黒岳ロープウェイ

黒岳ロープウェイ

  

黒岳ロープウェイは,小さく見えるが乗車定員101名と意外に大きい。

年中運営していて,6月1日〜8月20日の夏山シーズンは上り始発6時から下り最終19時まで運転している。

リフトを乗り継いで15分程度で7合目駅まで行くことができる。

料金は大人往復でロープウェイ1850円,リフト600円となっている。

5合目からの黒岳

5合目からの黒岳

  

黒岳ロープウェイを降りた地点が既に5合目になっており,駅舎の周りのロックガーデンには多様な高山植物が代わる代わる咲く。

黒岳ロープウェイ駅を出てリフト乗り場まで約250m歩くことになるが,その間ちょうど正面に黒岳が見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾツツジ(標高1570m)

エゾツツジ

  

リフトを降りると左側に土産物屋を兼ねた登山事務所があり,そこが7合目の登山口である。

ここから屏風岳やニセイカウシュッペ山が良く見える。

歩きはじめて間もなく深紅のエゾツツジのつぼみが見え始めた。

モミジカラマツ(標高1580m)

モミジカラマツ

  

珍しくモミジカラマツが見られた。

花弁は無く白い雄しべが多数ある。

モミジの名前は葉の形からきている。

荒い切れ込みのある掌状の葉が特徴である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

チシマヒョウタンボク(標高1580m)

チシマヒョウタンボク

  

チシマヒョウタンボクは樹高1〜1.5m程度の落葉低木である。

6〜7月頃,対生する葉の先に複雑な形の赤い花が咲く。

ちょっと見は花の構造が良く分からない。

花は枝の上部に2個ないし4個付くものが見られる。

葉の裏側には葉脈がはっきりと見える。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ウコンウツギ(標高1630m)

ウコンウツギ

  

黒岳登山道には,チシマヒョウタンボクやウコンウツギなどの落葉低木が多い。

ウコンウツギの葉もチシマヒョウタンボクと同様に対生しており樹高はやや大きい。

黒岳リフトと層雲峡の対岸にニセイカウシュッペ山など

黒岳リフトと層雲峡の対岸にニセイカウシュッペ山など

  

標高1650mくらいの地点から下方を見ると,黒岳リフトのルートが良く見える。

黒岳登山道からは天気が良ければいつでも層雲峡の対岸にニセイカウシュッペ山や平山,屏風岳などが見えている。

チシマノキンバイソウ(標高1690m)

チシマノキンバイソウ

  

チシマノキンバイソウはこの辺りではよく大群落を作っている。

花弁のように見えるのは咢で,ほんとうの花弁は線形で雄しべと同じような長さである。

このチシマノキンバイソウは色がちょっと白っぽく感じられる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

カラマツソウ(標高1750m)

カラマツソウ

  

カラマツソウには花弁は無く,白い雄しべだけが目立ち,カラマツの葉のように見える。

花はモミジカラマツとよく似ているが,見分けのポイントは葉の形で,モミジカラマツの葉は掌状でモミジに似ているのに対して,カラマツソウの葉は丸みがあり先が浅く3つに分かれている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ミヤマキンポウゲ(標高1780m)

ミヤマキンポウゲ

  

黒岳登山道にはミヤマキンポウゲも多数咲いている。

ミヤマキンポウゲは同じキンポウゲ科のチシマノキンバイソウと近い仲間である。

花の大きさは径2cmほどとチシマノキンバイソウの半分くらいで,表面に光沢がある。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

マルバシモツケ(標高1780m)

マルバシモツケ

  

標高が上がるとマルバシモツケが増えてきた。

枝先に多数の花が咲く。

それぞれの花には花弁が5枚あり,雄しべが突き出ている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ニセイカウシュッペ山

ニセイカウシュッペ山

  

登山道からは相変わらず北大雪の山々がハッキリと見えいる。

正面には鋭い山容のニセイカウシュッペ山。

手前の小槍と大槍の険しい様子がわかる。

平山との間には通称アンギラスが見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

屏風岳

屏風岳

  

ニセイカウシュッペ山から東側に目を移すと屏風岳とその背後右側に武利岳が見えている。

屏風岳には夏道は無い。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

チシマヒョウタンボクの群落

チシマヒョウタンボクの群落

  

チシマヒョウタンボクが群落を作っていた。

標高1800mくらいである。

夕張岳でもガマ岩付近で群落を見たことがあるが,ここほど数は多くなかった。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

チシマノキンバイソウの群落

チシマノキンバイソウの群落

  

標高1800mくらいから上では,そこらじゅうにチシマノキンバイソウの群落が見られた。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

登山道の先にマネキ岩

登山道の先にマネキ岩

  

登山道の先にマネキ岩は見えてくると頂上も近い。

この辺りから黒岳らしい高山植物が現れてくる。

ナガバキタアザミ

ナガバキタアザミ

  

この辺りのナガバキタアザミは,まだ花が十分に開いていないせいか,やや白っぽい色をしている。

草丈は1mほどとナガバキタアザミとしては大きいほうだ。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾノレイジンソウ

エゾノレイジンソウ

  

エゾノレイジンソウは漢字では蝦夷怜人草と書く。

トリカブトの仲間で花のつき方や形も似ている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ハクセンナズナ

ハクセンナズナ

  

ハクセンナズナがちょうど見ごろであった。

花弁の色は白色であるが咢片が紫のため淡紫色に見える。

下の方の花は雄しべが長く突出して見える。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ダイセツトリカブトのつぼみ

ダイセツトリカブトのつぼみ

  

ダイセツトリカブトはまだつぼみであった。

花期は8〜9月でまだ少し早い。

エゾノホソバトリカブトの仲間である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

植物名分からず

植物名分からず

  

枝の先に紫色の花弁のようなものが多数あり,別の枝先には白い雄しべのようなものが付いたものもある。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

  

山頂に近付くにつれて登山道のすぐ傍にもハクサンチドリが見られるようになってきた。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾヒメクワガタ

エゾヒメクワガタ

  

登山道脇にちょっと見はミヤマリンドウに似た青紫色の小さな花が咲いていた。

よく見ると花弁の形や枚数が違っており,全体に細かい毛がある。

調べてみると,日本では北海道でしか見られないヒメクワガタでエゾヒメクワガタと言うらしい。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

マネキ岩

マネキ岩

  

マネキ岩とだいたい同じ標高まで来た。

遠方に見えるのは石狩連峰の一部とクマネシリ方面である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾノハクサンイチゲ

エゾノハクサンイチゲ

  

頂上近くまで来るとエゾノハクサンイチゲが目立ってきた。

北海道の高山ではよく見られる花で,咲いたばかりのものは眩しいほど白く感じられる。

なお花弁のように見えるが咢片である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

頂上まであとわずか

頂上まであとわずか

  

見晴らしの良い登山道をあと30mほど登れば頂上に到着する。

北東側の大展望

北東側の大展望

  

層雲峡を挟んだ北東側のニセイカウシュッペ山をはじめとする北大雪の山々を少し見下ろす位置まで来た。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

イワギキョウ

イワギキョウ

  

黒岳山頂に出たところでイワギキョウが迎えてくれた。

まだつぼみもかなりある。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

黒岳山頂標識

黒岳山頂標識

  

砂礫と岩に覆われた山頂は意外に広い。

標高1984mの山頂はいつも多くの人でにぎわっている。

表大雪の山々

表大雪の山々

  

遮るものなしの360度の視界で,正面には残雪が残る表大雪の山々が一望できる。

左から北海岳,少し分かりずらいが後旭岳,荒井岳,間宮岳,旭岳,熊ヶ岳がひとかたまりになって見え,中岳,北鎮岳,凌雲岳と続く。

正面の明瞭な道を10分も歩けば黒岳石室に着く。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北鎮岳の白鳥型の雪渓

北鎮岳の白鳥型の雪渓

  

北鎮岳の白鳥型の雪渓がちょうどいい感じで見えていた。

その左側には雲の平から北鎮分岐に至る雪渓上に登山ルートを示す赤い筋が見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

お鉢の向こうに旭岳

お鉢の向こうに旭岳

  

正面にお鉢平の対岸の山が見えており,その向こうに旭岳の山頂部分が見える。

中央奥が旭岳で,その手前にピークがはっきりしない間宮岳があり,左側に少しだけ見えている山頂部は後旭岳である。

右側に熊ヶ岳のギザギザした山頂が見える。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北海岳

北海岳

  

お鉢の左側にはなだらかな山容の北海岳が見えている。

麓の雪渓はほとんど1年中消えないで残っており,そこから山腹に続く登山道が見える。

北海岳へ向かうには,途中で赤石川と北海沢の二つの沢を渡る必要があり,シーズン初めはかなり大きな流れになっていて苦労するかもしれない。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾイワツメクサ

エゾイワツメクサ

  

黒岳から石室に至る登山道の脇には,小さな白いエゾイワツメクサの花が,ところどころで岩に張り付くようにかたまって咲いていた。

漢字では蝦夷岩爪草と書き,爪草は葉の形が鳥の爪に似ていることからきている。

花弁は5枚であるが,先が深く切れ込んでいるため10枚に見える。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾツツジ

エゾツツジ

  

黒岳のエゾツツジは7合目の登山口辺りから黒岳石室に向かう登山道までいたるところで見られるが,石室から先では気象が変わるせいかあまり咲いていない。

生育環境によって高さに差があり,7合目では20〜30cmあるが,頂上付近ではわずか5cmほどである。

花の大きさは変わらないため,頂上付近のものは花だけが異様に大きく感じられる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

イワブクロ

イワブクロ

  

イワブクロは高山の岩場の砂礫地に生育することから,黒岳では山頂から先で多く見られる。

北海道ではいろいろな場所でみられるポピュラーな高山植物である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

タカネオミナエシ

タカネオミナエシ

  

タカネオミナエシも高山の岩場の砂礫地に生育する。

別名チシマキンレイカという。

茎の先に小さな花がびっしりと咲き,花冠の先が5裂している。

茎には白い細かな毛が見える。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾツツジの群落

エゾツツジの群落

  

エゾツツジはあまり群生しているところを見ないが,黒岳ではけっこう群落を作っている。

特に黒岳山頂から石室に向かう斜面に多い。

黒岳から石室に向かう登山道

黒岳から石室に向かう登山道

  

黒岳から石室に向かう登山道から黒岳山頂方向を振り返る。

登山道の周りの斜面には数々の高山植物が見られ,写真撮影している人が多い。

メアカンキンバイ

メアカンキンバイ

  

メアカンキンバイも高山の砂礫地に生育し北海道特産である。

花弁の隙間があいていて咢片が大きいため,花弁の間の緑色の咢片が目立つのが特徴のひとつである。

草丈が10cm程度と低く,よく似たミヤマキンバイより小さめである。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

コマクサ

コマクサ

  

コマクサも高山の砂礫地に生育する。

風が強く乾燥した風衝地などの厳しい環境に生育し、赤岳のコマクサ平や高根ヶ原などで大きな群落を見ることができる。

黒岳山頂周辺にも多い。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

イワブクロの群落

イワブクロの群落

  

石室に向かう登山道の周辺でイワブクロが塊になって咲いているのが見られた。

ふつうは岩陰などに数株ずつ咲いていることが多いが、ここのは何十株もまとまってひと塊になって咲いていた。

黒岳石室が見える

黒岳石室が見える

  

黒岳山頂から1kmほど進むと眼下の丘陵に黒岳石室が見えてくる。

建物の向こう側はテント場になっている。

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

  

黒岳山頂からの緩斜面を過ぎると大きな岩混じりの急坂となり、石室のある辺りまでは標高差60mほど下ることになる。

その途中の登山道脇でハイマツの陰にゴゼンタチバナが見られた。

白い花弁に見える部分は苞で内側に多数の花が集まって咲く。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾコザクラ

エゾコザクラ

  

急坂を降りると雪渓が解けたばかりの湿った草地に小さなエゾコザクラが咲いていた。

群生することが多い花だがこの辺りはまばらであった。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エゾツガザクラ

エゾツガザクラ

  

エゾツガザクラもエゾコザクラ同様に高山の湿性のお花畑で見られる。

石室周辺ではチングルマに次いで多い。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ

  

キバナシャクナゲも群生することが多いが、ここではエゾツガザクラの群落をバックに登山道脇の乾燥した土の上に一株だけ咲いていた。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

チングルマのお花畑

チングルマのお花畑

  

この辺り一帯チングルマのお花畑になっている。

奥に石室と小高い丘のような桂月岳が見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

石室の分岐

石室の分岐

  

石室の分岐に到着。

左に行くと黒岳山頂、前方左は北海岳方面、右は北鎮岳方面、石室はすぐ後ろにある。

石室と桂月岳

石室と桂月岳

  

分岐のすぐ北側に黒岳石室がある。

背後の山は桂月岳(標高1938m)で、石室の先から登山道が続いている。

黒岳トイレ

黒岳トイレ

  

石室と並んで黒岳トイレがある。

バイオトイレで使用後は隣にある自転車のペダルのようなものを何回か踏んでかき混ぜる必要がある。

ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

  

石室を出てすぐにマルバシモツの群落の中に新鮮なヨツバシオガマを見つけた。

名前のとおり4枚の葉が輪生する。

花の形が鳥の嘴状で先が尖っている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

一面のお花畑

一面のお花畑

  

この辺りは一面がお花畑になっており、花が小山のように塊になっていて幾重にも広がっている。

白いチングルマの花が多いが、ほかにも多様な高山植物が見られる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ミヤマキンバイ

ミヤマキンバイ

  

雲の平に向かって少し進むとミヤマキンバイの群落が見られた。

ミヤマキンポウゲやメアカンキンバイに似ているが、花の形や大きさ、葉の形などが少しずつ違う。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

群生するウラジロナナカマド

群生するウラジロナナカマド

  

石室から雲の平方面や北海沢方面には群生するウラジロナナカマドがよく見られる。

樹高1〜2m程度の低いものが多い。

凌雲岳

凌雲岳

  

雲の平から凌雲岳が間近に見える。

ふもとのモザイク状の植生も特徴である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

黒岳と桂月岳

黒岳と桂月岳

  

雲の平から黒岳と桂月岳を眺める。

黒岳のふもとにバイオトイレの屋根が見えている。

シマリス@

シマリス@

  

岩陰からシマリスが現れた。

エゾシマリスだ。

シマリスA

シマリスA

  

少し小さめか。

シマリスB

シマリスB

  

背中をこちらに向けた。

尾っぽが平たく見える。

赤石川

赤石川

  

赤石川の源は御鉢平の有毒温泉である。

この辺りの谷はかなり深く50m以上ある。

ここから1.4kmほど下流で北海沢が合流する。

赤石川の向こうに北海岳のなだらかな山頂が見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北海岳

北海岳

  

北海岳をアップする。

頂上に標識があるのがかすかに見える。

頂上から少し左側に登山者が居るようだ。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

烏帽子岳

烏帽子岳

  

左に目を移すと特徴ある形の烏帽子岳が見える。

烏帽子岳には登山道はついていない。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

黒岳

黒岳

  

黒岳の中ほどに登山道がはっきり見えている。

黒岳のふもとは小高い丘のようになっており、そこに石室と手前にキャンプ場がある。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

コケモモ

コケモモ

  

登山道脇のハイマツの陰にコケモモの花が咲いていた。

コケモモは花より実のほうをよく見る。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ウラシマツツジ

ウラシマツツジ

  

ウラシマツツジは花より秋の紅葉のほうが有名である。

花は葉が開く前に咲きだすため、雪が残るもう少し早い時期でなければ見ることができない。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ミヤマリンドウ

ミヤマリンドウ

  

ミヤマリンドウは高山の湿った草地に咲くリンドウの仲間で、全道各地の高山で見かける。

小さな花であるが濃い紫色で比較的によく目にとまる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

イワヒゲ

イワヒゲ

  

イワヒゲは高山の岩礫地に咲く。

釣鐘状の白い小さな花が群生している。

葉が細い茎に鱗状についていて枝のように見える。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ウラジロナナカマドの花

ウラジロナナカマドの花

  

ウラジロナナカマドの花は6月中旬〜8月上旬に咲く。

直径1cmほどの小さな花が多数集まって咲く。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

黒岳をバックにチングルマのお花畑

黒岳をバックにチングルマのお花畑

  

黒岳をバックにチングルマのお花畑。

登山道の周辺はだいたいこんな感じで咲いている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

チングルマ

チングルマ

  

チングルマをアップで撮影。

白い花弁5枚に黄色のおしべとめしべが目立つ。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

石室まで戻ってきた

石室まで戻ってきた

  

雲の平から高低差の少ない登山道をゆったりと歩いて石室まで戻ってきた。

桂月岳

桂月岳

  

石室まで戻ってきてから少し休憩した後、桂月岳まで往復してみることとした。

標高差50m程度で片道10〜15分程度である。

黒岳

黒岳

  

桂月岳山頂から黒岳を眺める。

黒岳北西斜面の断崖の様子はここからしか見られない。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

黒岳山頂部のにぎわい

黒岳山頂部のにぎわい

  

黒岳山頂部をクローズアップすると山頂部から石室に向かう登山道に大勢の登山者が見える。

山頂の北西斜面は直角に近い断崖になっている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

凌雲岳

凌雲岳

  

桂月岳山頂から見た凌雲岳は黒岳山頂から見た場合と方向的にはそう変わらないはずだが、イメージはかなり違う。

北鎮岳のかなりの部分が間近に見える凌雲岳の後ろに隠れており、北側の険しさがより明瞭に際立っている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

石室とキャンプ場

石室とキャンプ場

  

桂月岳山頂から石室とキャンプ場を見下ろす。

バイオトイレの手前に見える小さな建物は古いトイレである。

層雲峡温泉

層雲峡温泉

  

北側の谷底を見下ろすと層雲峡温泉の建物が見える。

白雲岳

白雲岳

  

北海岳と烏帽子岳の中間に白雲岳が見える。

白雲岳の北東側裾に見えている雪渓は例年遅くまで残っている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

黒岳への登り

黒岳への登り

  

桂月岳を後にして石室から黒岳への登り坂。

登山道は大き目の石や岩がごろごろしている。

山頂部が見えてくる

山頂部が見えてくる

  

坂を登りきると黒岳の山頂部が見えてくる。

あとはなだらかな坂を少し歩けば再び黒岳山頂だ。

チシマツガザクラ

チシマツガザクラ

  

チシマツガザクラが礫地にマット状に広がっていた。

黒岳山頂部周辺は高山植物の種類が多い。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

烏帽子岳の左後方に赤岳

烏帽子岳の左後方に赤岳

  

烏帽子岳の左後方に赤岳山頂の大きな岩が見えている。

さらに右側奥のなだらかな山は小泉岳である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

トカチフウロ

トカチフウロ

  

チシマフウロの1品種で色が白に近い淡い青紫色である。

大雪や十勝連邦のほかに日高の山などで見られる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

チシマアザミ

チシマアザミ

  

総苞片だけが目立つが、茎などに毛があまり見えないこと、葉が全縁で縁に刺があることなどからチシマアザミのようだ。

アザミの仲間は変異が多く見わけが難しい。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ウコンウツギ

ウコンウツギ

  

ウコンウツギの花冠は淡い黄色で先が5裂しており、内部が橙色あるいは赤色を帯びている。

写真の花の内部はかなり濃い橙赤色になっている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

屏風岳

屏風岳

  

黒岳登山道を下る際に屏風岳が正面のいい位置に見えている。

屏風岳の右奥のこんもりとした山は武利岳である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

天塩岳

天塩岳

  

ニセイカウシュッぺ山の左、真北の方向には天塩岳が見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

7合目のリフト乗り場に到着

7合目のリフト乗り場に到着

  

山頂から1時間余りで7合目のリフト乗り場に到着した。

左の建物がリフト乗り場で、正面は登山事務所兼売店である。

黒岳ロープウエー駅

黒岳ロープウエー駅

  

リフトを降りて少し歩くと5合目の黒岳ロープウエー駅に到着する。

層雲峡温泉街が真下に

層雲峡温泉街が真下に

  

ロープウエーから層雲峡温泉街が真下に見える。


TOPへ