登山口→芽室岳→西芽室岳→登山口

2007年6月9日 天候 曇(霧)

登山口→芽室岳→西芽室岳
時間 行程 所要時間 累計時間
9時35分 登山口発
12時00分 芽室岳着 2時間25分
12時35分 芽室岳発
13時10分 西芽室岳着 0時間35分 3時間00分
西芽室岳→登山口
時間 行程 所要時間 累計時間
14時45分 西芽室岳発
16時10分 登山口着 1時間25分
   
       

大雪・日高 緑の回廊

大雪・日高 緑の回廊

  

登山口に北海道森林管理局が設置した「大雪・日高 緑の回廊」の看板がある。

この回廊は、大雪山忠別川源流部森林生態系保護地域と日高山脈中央部森林生態系保護地域を結ぶ距離約83km、面積約20千haの森林帯を指している。

森林生態系の保全をはかるために、このほかにも「支笏・無意根 緑の回廊」、「知床半島 緑の回廊」が設定されているそうだ。

丸木橋を渡る

丸木橋を渡る

  

登山口からすぐに芽室側に架かる丸木橋を渡り登山開始となる。

橋はがっしりしており安心して渡れる。

シラネアオイ

シラネアオイ

  

歩き始めてすぐに登山道脇にシラネアオイが咲いていた。

シラネアオイは山地の林内などに生える多年草。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

針葉樹林を通過する

針葉樹林を通過する

  

すぐにりっぱな針葉樹林を通過する。

植林したものらしい。

雪渓の尾根を進む

雪渓の尾根を進む

  

はじめは尾根と気付かないような広めの斜面を登るが、途中から明確な尾根道に変わる。

尾根の東側に雪渓が残っており、そこを進む。

ハイマツが現れる

ハイマツが現れる

  

尾根が細くなりハイマツが現れると見通しが良くなり、右手に残雪が残る芽室岳西峰が見えてくる。

ムラサキヤシオツツジ

ムラサキヤシオツツジ

  

明るい尾根にはムラサキヤシオツツジが咲いていた。

ムラサキヤシオツツジは山地の林内などに生育する落葉低木。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

主稜線に出る

主稜線に出る

  

尾根の後半は斜度が急になりジグを切りながらの登りとなる。

尾根を登り切って主稜線に出ると、まだかなりの雪が残っていた。

山頂は見えない

山頂は見えない

  

山頂方向は雲で途中までしか見えない。

中腹に人影が見える。

手前ピークから分岐方向を振り返る

手前ピークから分岐方向を振り返る

  

芽室岳は双耳峰で100mほど離れてピークがふたつある。

奥が真の山頂であるが手前ピークも標高1750m以上ありほとんど変わらない高さだ。

少し視界が晴れて中腹岩場の人影と分岐の雪渓が見える。

山頂では再び濃い雲に覆われて何も見えないため、昼食後すぐに芽室岳西峰に向かうこととした。

分岐過ぎのハイマツ林

分岐過ぎのハイマツ林

  

分岐を過ぎて芽室岳西峰に向かうとハイマツの廊下がある。

登山道に幹があるため歩きずらいがすぐに雪渓に出る。

雪渓の急斜面を登る

雪渓の急斜面を登る

  

ハイマツの廊下を抜けると雪渓に出る。

はじめは平坦で歩きやすいが、登りに入ると30度以上の急斜面があり注意が必要である。

雪渓の最上部まで行くとハイマツが邪魔をして容易に登れなくなる。

途中で左のハイマツ林の中にある登山道を見つける必要がある。

芽室岳西峰山頂に到着

芽室岳西峰山頂に到着

  

ハイマツ林の中には意外にしっかりした登山道があり歩きやすい。

登山道に出てまもなく山頂に着いた。

山頂には標識はないが三角点がある。

パンケヌーシ岳

パンケヌーシ岳

  

北から西にかけては比較的視界が利いて遠方の山も薄っすら見える。

西側にはパンケヌーシ岳がなんとか見えている。

キバナシャクナゲのつぼみ

キバナシャクナゲのつぼみ

  

山頂のハイマツの陰でキバナシャクナゲがつぼみを膨らませていた。

既に咲き始めているものもあった。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

芽室岳

芽室岳

  

時々雲が切れて芽室岳の姿が見える。

ここから見ると分岐点の高さが西峰頂上とあまり変わらないようにも感じられる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ハイマツ林の登山道

ハイマツ林の登山道

  

ハイマツ林の中に刈り分けたのか自然にできたのか判らないが明瞭な登山道らしきものがある。

15時近くまで粘ったが天気は回復しそうもないので下山開始。


TOPへ