北尾根コース(山小屋〜芽室岳〜西芽室岳〜山小屋)
時間 | 行程 | 所要時間 | 累計時間 |
---|---|---|---|
8時15分 | 登山口(山小屋)発 | ||
10時55分 | 芽室岳着 | 2時間40分 | 2時間40分 |
12時20分 | 芽室岳発 | ||
12時00分 | 西芽室岳着 | 0時間40分 | 3時間20分 |
時間 | 行程 | 所要時間 | 累計時間 |
---|---|---|---|
12時40分 | 西芽室岳発 | ||
14時05分 | 登山口(山小屋)着 | 1時間25分 | 1時間25分 |
国道38号線から羽帯16号線に入る。
町営育成牧場手前から芽室岳を眺める。
まだどの山も雪が多い。
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登山口
登山口には山小屋があり,その前が駐車場になっている。
駐車スペースは十分にある。
大きな看板を過ぎて芽室川の丸木橋を渡って登山開始。
尾根上の雪渓歩き
登山道の始めは土が見えていたが,徐々に雪渓が多くなり,尾根に出てからはずっと雪渓上を歩くことになる。
始めのうちは雪渓を踏み抜くことが頻繁にあったが,標高が上がるにしたがって程良い硬さになった。
進行方向左に目指す芽室岳
尾根のダケカンバの林もまばらになり,見晴らしが良くなってきた。
進行方向に目指す芽室岳が見えてきた。
中央に見える小高い峰は西峰(西芽室岳)との分岐点になる。
右手には西芽室岳
尾根の右側に目を向けると西芽室岳が鋭い山容を見せている。
1746mの標高で本峰(1753.8m)より若干低いが,こちらの方が登山道から見た感じでは高山の雰囲気があり,登行意欲をそそられる。
急斜面を進む
だんだん斜面の角度が急になってきた。
この辺りで30度は優に超えている。
写真で見るよりは実際の方が急に感じられ,上を仰ぎ見るような感じである。
さらに角度を増す
西峰分岐点に近づくにつれてさらに急角度になり,40度近くありそうな感じである。
足場をしっかり確保しないと滑落してしまいそう。
斜面と重なるような形で芽室岳が見えている。
急斜面を登り切ると西峰分岐である。
芽室岳へは西峰分岐の手前から左に折れて尾根上を進む。
登山道は雪渓に隠れているため,ハイマツ漕ぎをするよりは雪渓の残っているところを歩いたほうが楽である。
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西峰と西峰分岐を振り返る
雪渓の斜度がきつくなってきたため,尾根上の登山道に出た。
雪が筋状に見えているところが登山道である。
尾根上から西峰と西峰分岐を振り返る。
尾根に出ると南側の展望が開ける。
ピパイロ岳や1967峰,チロロ岳などが見えてくる。
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山頂に到着。
山頂には大きな岩がごろごろしており360度の展望が開けている。
岩のひとつに山頂標識がはめ込まれている。
東側に久山岳と剣山が眼下に見える。
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南に目を向けると伏美岳からピパイロ岳へ連なる稜線が見えている。
両山を結ぶ登山道はほぼこの稜線上にある。
伏美岳の左奥にはエサオマントッタベツ,右側遠方にはナメワッカ岳が見えている。
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台形状のピパイロ岳の右には日高第三の高峰1967峰が続く。
ピパイロ岳の西肩の奥には幌尻岳の山頂が少し見えており,ピパイロ岳から1967峰,北戸蔦別岳,戸蔦別岳,幌尻岳へと登山道が続いている。
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さらに南西側に目を向けるとルベシベ山とチロロ岳がある。
山頂の左側斜面が黒く広がって見えるのがルベシベ山で,右端の山頂が尖った山がチロロ岳である。
チロロ岳はピパイロなど南側から見るとずんぐりした饅頭型に見えるが,芽室岳からはまったく違った形に見える。
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北に目を向けると日勝峠付近の山が見え,その遠方に白く浮かぶように十勝連峰が見えている。
左から前富良野岳,富良野岳,三峰山,上ホロカメットク山,十勝岳,美瑛岳,オプタテシケ山へと連なっているのがわかり,その先はトムラウシ山へと続く。
前富良野岳の手前に見えている山はペケレベツ岳で,日勝峠の除雪ステーション横から登ることができる。
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芽室岳は双耳峰になっており西側の頂から西芽室岳方向を眺めると稜線の様子が良くわかる。
稜線の北側は雪渓が残っており,南側はハイマツが見えている。
そのほぼ稜線上を登山道が続いているが分岐を過ぎてしばらくは雪渓上を進む。
西芽室岳の左奥にはペンケヌーシ岳が見えている。
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分岐を過ぎた辺りから見た西芽室岳。
雪渓上に足跡が残っている。
しばらくはなだらかな雪渓歩きだが徐々に角度が急になる。
右側の谷はかなり深い。
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西芽室岳山頂に近付くにつれて雪渓の斜面がますます急になる。
斜度は所により40度を越えていそうで左手のハイマツを掴みながら登る。
斜面の途中で止まるのが嫌なくらいである。
ハイマツの傍で恐るおそるワンショット。
斜面の向こうにペケレベツ岳と遠方の十勝連峰が見えている。
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頂上直下はハイマツの中の登山道を進み,ようやく西芽室岳山頂に到着した。
芽室岳の双耳の山頂が見えており,奥の岩が露出している方が頂上になる。
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芽室岳から西芽室岳に場所を移すと若干山並みの見え方が異なる。
先ほどはピパイロ岳の西側肩の上に山頂部を覗かせていた幌尻岳がピパイロ岳と1967峰の間に見えている。
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北側の展望も若干違っている。
ペケレベツ岳が少し近づいた感じがする。
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北西側には夕張岳と芦別岳が見えている。
今回は快晴でほとんど雲も無かったが,5月中旬でまだ緑が少なく,春特有の霞がかった景色でやや平板な感じがした。
360度の眺望を一通り確認した後下山開始。
下山の大部分は雪渓下りで,登りの半分以下の時間で下りることができた。
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