元山(豊羽鉱山)コース

標高差873m 歩行距離14.8km

  

出発時の気温0℃前後で山頂はさすがに寒かった。

2016年10月15日 天候 快晴(地平線近く薄曇)

登り
時間 行程 所要時間 累計時間
8時40分 元山登山口発
10時00分 千尺高地(休憩広場)着 1時間20分 1時間20分
10時00分 千尺高地(休憩広場)発
11時10分 無意根山着 1時間10分 2時間30分
下り
時間 行程 所要時間 累計時間
11時40分 無意根山発
12時40分 千尺高地(休憩広場)着 1時間00分 1時間00分
12時40分 千尺高地(休憩広場)発
14時00分 元山登山口着 1時間20分 2時間20分

元山登山口の駐車場

元山登山口の駐車場

  

札幌市内から国道230号線を定山渓に向かい、温泉の手前で道道1号線に右折する。

道なりに4kmほど行くと少し大きめの駐車場が見えてくるので、その手前の右折路(道道95号線)に入り、そのまま進むと豊羽鉱山に至る。

登山口までの道は少し分かりづらいが、国土地理院地図に登山道までの車道が記載されており、その通り進めばやや高台の元山の駐車場を見てけることができる。

以前ここには無意根山荘があり登山届もそこで行っていたが、現在は跡形もなく原野になっている。

登山口

登山口

  

駐車スペースから100mほど先に進むと登山口の標識がある。

山頂まで6.7kmとある。

奥の赤いポストに入林者名簿がある。

黄葉の林の中を進む

黄葉の林の中を進む

  

登りはじめに少し急な個所があるが、その後は林の中の歩きやすい道が続く。

登山口周辺の木々は黄色くなり始めている。

ベニテングタケ

ベニテングタケ

  

登山道に傘の径が20cm近くあるベニテングタケが生えていた。

毒きのこです。

  

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余市岳

余市岳

  

高度を稼ぐにしたがって徐々に周辺の山が樹間に見えてくる。

札幌近郊で最も標高が高い余市岳が北側に見える。

  

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カエデとナナカマドの紅葉

カエデとナナカマドの紅葉

  

あまり赤くはないが、カエデとナナカマドが紅葉し始めていた。

手前にカエデ、後にナナカマドがある。

残雪

残雪

  

標高1000m辺りから、最近降った雪が登山道周辺に見られた。

登山道が雪で覆われる

登山道が雪で覆われる

  

千尺高地の手前辺りまで来ると、登山道の地面がほとんど見えなくなるほど雪に覆われていた。

北側斜面のため融けにくい。

千尺高地に出る

千尺高地に出る

  

1時間余りで千尺高地に出る。

千尺高地は標高1100〜1200m辺りに高原状の広がっている。

樹木が少なく一面ネマガリダケの笹原だ。

休憩広場

休憩広場

  

千尺高地に出て間もなく休憩広場がある。

10年ほど前は本当に広場だったが、今は背の高いネマガリに覆われている。

山頂部が見えてくる

山頂部が見えてくる

  

千尺高地から登山道の先に山頂部が見えてくる。

右側には羊蹄山

右側には羊蹄山

  

右側には羊蹄山も見えてきた。

山頂部は冠雪している。

  

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雪の重みで笹が倒れている

雪の重みで笹が倒れている

  

雪の重みで笹が登山道側に倒れており、所々歩きづらいところがある。

もう少し積雪量が増えると登山道の位置が分からなくなりそう。

尾根の東側に出る

尾根の東側に出る

  

千尺高地ははじめのうちは尾根の西側を歩くが、両サイドがキレ落ちる状態になる頃には東側に出る。

正面の崖状の尾根は通称北壁と呼ばれ、以前の薄別コースはこの急坂を登る必要があり、やや危険であった。

現在のコースは尾根の先の方から登るようになっているようだ。

大沼

大沼

  

千尺高地の西側斜面には大沼があるが、尾根が細くなる場所まで来ないと見えない。

長径が500mほどもある大きな沼だ。

  

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尾根の東側斜面を登る

尾根の東側斜面を登る

  

細い尾根の急坂を過ぎると今度は尾根の東側斜面を横切るように登ることになる。

前方に山頂部が見えてくる。

薄別コースとの分岐

薄別コースとの分岐

  

東側斜面のトラバースに入って間もなく薄別コースとの分岐がある。

標識が地面に倒れており、山頂へは1.2km、無意根尻小屋には2.0kmとある。

山頂部に向かって斜めに登る

山頂部に向かって斜めに登る

  

分岐から山頂部に向かって斜めに登る。

少し傾斜がきつくなる。

冬景色

冬景色

  

山頂尾根の近くではもう冬景色のようだ。

ウラジロナナカマドの実

ウラジロナナカマドの実

  

山頂尾根に出た。

ハイマツの緑を背景にウラジロナナカマドの赤い実が鮮やかだ。

  

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ハイマツのトンネル

ハイマツのトンネル

  

山頂近くになると登山道はハイマツのトンネルになる。

ハイマツの丈が低いため腰をかがめて通り抜ける必要がある。

山頂が目の前に

山頂が目の前に

  

ハイマツのトンネルを抜けると山頂が目の前に見えてくる。

山頂に到着

山頂に到着

  

山頂に到着した。

標識には無意根山三角点、標高1461mとある。

地理院地図では標高1460.2mと表示されている場所で、最高点はこれより250mほど手前にあり、標高1464mある。

山頂の南側にケルン

山頂の南側にケルン

  

山頂尾根は南北に細長く、山頂標識がある場所から少し南側に行くとケルンが積まれている。

そこから南方すぐ隣に中岳が見える。

中岳の奥に見えているのは尻別岳で右隣は羊蹄山だ。

  

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中岳をズームアップ

中岳をズームアップ

  

中岳への山肌は笹原とハイマツがじゅうたんのようにも見えて歩いて行けそうな感じだが登山道は無い。

ハイマツと笹の藪漕ぎが必要だ。

  

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羊蹄山

羊蹄山

  

中岳の右隣りに羊蹄山が見えている。

地平線付近は空気が少しよどんでいる感じだが、羊蹄山の山頂付近は割とはっきり見えており、白く冠雪しているのが良くわかる。

山裾にはニセコの町が見える。

  

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東側の眺め

東側の眺め

  

東には札幌近郊から支笏湖方面にかけての山がいくつか見える。

左から札幌岳、空沼岳、恵庭岳などが見えている。

  

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札幌岳

札幌岳

  

いちばん左側に見えているのは札幌岳。

国道230号線を挟んですぐ隣の山で、豊平峡ダム手前から登山道がある。

  

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空沼岳

空沼岳

  

札幌岳の右隣りに空沼岳がある。

写真中央手前の三角形の山は狭薄山で、その奥の山頂が平らに見えるのが空沼岳だ。

札幌岳と空沼岳の間には縦走路(道のり6〜7km)がある。

  

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恵庭岳

恵庭岳

  

空沼岳のさらに右側には恵庭岳があるが、山頂部の岩峰だけが漁岳の上に見えている。

さらに右の小漁岳の奥には風不死岳と樽前山の山頂がうっすらと見えている。

  

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手稲山

手稲山

  

北東方向には山頂に放送局の鉄塔が多数ある手稲山が見える。

その左手前の岩山は定山渓天狗岳だ。

  

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烏帽子岳と神威岳

烏帽子岳と神威岳

  

手稲山と札幌岳の間の札幌市街地の方向には烏帽子岳と神威岳が見える。

  

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徳舜瞥山とホロホロ山

徳舜瞥山とホロホロ山

  

一方、南側に目を向けると、徳舜瞥山とホロホロ山の双耳峰とその右側に山頂が尖ったオロフレ山が見える。

  

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山頂南から標識側を見る

山頂南から標識側を見る

  

山頂標識がある地点より右奥に向かってやや標高が高くなっているのが分かる。

左に饅頭型に見えるのは余市岳だ。

ハイマツの廊下を下る

ハイマツの廊下を下る

  

ハイマツの廊下をくぐって下山開始。

  

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山頂尾根東側を斜めに下る

山頂尾根東側を斜めに下る

  

山頂尾根の東側をテラスに向かって斜めに下る。

雪の斜面の下山は楽だ。

無意根尻小屋

無意根尻小屋

  

テラスの向こうに無意根尻小屋の赤い屋根が見える。

  

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分岐を左折

分岐を左折

  

薄別コースとの分岐を左折。

定山渓天狗岳

定山渓天狗岳

  

分岐を左折して間もなく正面に定山渓天狗岳が見えてくる。

地上付近の空気の透明度が低いためやや霞んで見える。

  

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千尺高地に向かって尾根を下る

千尺高地に向かって尾根を下る

  

千尺高地に下る尾根は左右両方の景色を見ることができ、比較的変化もあって飽きない。

この辺りの樹木は複雑な枝ぶりのものが多い。

大沼が良く見える

大沼が良く見える

  

登りのときは気を付けていないと見落としがちだが、下りでは前方左に確実に見える。

水面の深い色が印象的だ。

  

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コスギラン?

コスギラン?

  

千尺高地を過ぎてから登山道周辺の枯葉の間に緑色の小さな草が多数見られた。

常緑のシダ類コスギランではないかと思う。

  

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ツバメオモトの実

ツバメオモトの実

  

標高が下がるとあちこちでツバメオモトの青黒い実が見られた。

花期に比べ茎が異様に長くなっているように感じられる。

  

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オオカメノキの実

オオカメノキの実

  

オオカメノキも沢山の赤と黒の実をつけていた。

赤い実は熟すと黒くなります。

  

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部分的に紅葉したカエデ

部分的に紅葉したカエデ

  

部分的に紅葉したカエデも見られた。

  

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登山口付近の黄葉

登山口付近の黄葉

  

日射の影響があるかも知れないが、登山口付近の黄葉の黄色味が増しているように感じられた。

定山渓天狗岳

定山渓天狗岳

  

帰路の途中で定山渓天狗岳を撮影。

麓の紅葉が進んできている。

  

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