幌加温泉コース(登山口はゲートから2km進んだ地点)

標高差1070m 歩行距離19.3km

途中で引き返したため標高差1070mは前天狗までの値、山頂までは1202m

2020年9月29日 天候 快晴

登り
時間 行程 所要時間 累計時間
5時30分 登山口発
6時30分 三条沼着 1時間00分 1時間00分
6時30分 三条沼発
7時00分 6.5km地点着 0時間30分 1時間30分
7時00分 6.5km地点発
8時00分 1662mピーク着 1時間00分 2時間30分
8時05分 1662mピーク発
8時55分 前天狗着 0時間50分 3時間20分
9時00分 前天狗発
9時35分 天狗岳着 0時間35分 3時間55分
9時40分 天狗岳発
10時00分 中断ポイント 0時間20分 4時間15分
下り
時間 行程 所要時間 累計時間
10時15分 中断ポイント発
10時50分 天狗岳着 0時間35分 0時間35分
11時00分 天狗岳発
11時30分 前天狗着 0時間30分 1時間05分
11時55分 前天狗発
12時45分 1662mピーク着 0時間50分 1時間55分
12時45分 1662mピーク発
13時35分 6.5km地点着 0時間50分 2時間45分
13時35分 6.5km地点発
14時00分 三条沼着 0時間25分 3時間10分
14時00分 三条沼発
15時00分 登山口着 1時間00分 4時間10分

ニペソツ山登山口への林道入口

ニペソツ山登山口への林道入口

  

国道273号線から幌加温泉への道に入り、700mほど進むと右側にニペソツ山登山口の看板が見えてくるので、そこを右折して林道に入る。

ゲートと手前に入山届出箱

ゲートと手前に入山届出箱

  

林道に入って200mほどでゲートがある。(常時開放しているようだ)

その手前に入山届出箱がある。

右側に20台ほど停められそうな駐車スペースもあるが、さらに2kmほど行くと林道の終点に駐車スペースが整備されており、そこまで車を進める。

途中の林道は狭く、退避スペースもあまりないので運転に注意。

明けの明星

明けの明星

  

駐車場で車中泊。

満天の星空で翌日は期待できそう。

朝起きると明けの明星が輝いていた。

  

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林道終点の駐車スペース

林道終点の駐車スペース

  

林道終点の5mくらい高いところに10台ほどの駐車スペースがある。

登山口

登山口

  

駐車スペースのすぐ下に登山口がある。

登山口の手前にも2台ほど駐車可能。

はじめは歩きやすい道だが、すぐにぬかるみが出てくる。

崖状の道

崖状の道

  

左側が崩れ落ちた崖状の道が2か所続けてある。

明瞭な登山道

明瞭な登山道

  

迷いやすさを心配したが、林の中の道は明瞭で分かりやすい。

三条沼の標識

三条沼の標識

  

登山口から3km(ゲートの登山口から5km)で三条沼の標識がある。

山頂までは7.5kmの位置になる。

何故かすぐ左隣りにある三条沼に気付かない。

山頂まで6kmの標識

山頂まで6kmの標識

  

山頂まで6kmの標識があるが、周りに特にめぼしいものはない。

登山口からは4.5kmの位置になる。

視界が開ける

視界が開ける

  

山頂まで6kmの標識から30分ほどで樹木が少なくなり、視界が開けてくる。

山頂まで4.5kmの標識

山頂まで4.5kmの標識

  

山頂まで4.5kmの標識まで来ると、南側が崖状の細い尾根の上に出るため見晴らしが良くなる。

目指すニペソツ山をはじめとして広範囲の展望が利く。

ニペソツ山

ニペソツ山

  

西側に目指すニペソツ山の東壁が見える。

手前岩壁の上に天狗平がある。

  

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ウペペサンケ山

ウペペサンケ山

  

南側には逆光でやや薄黒いウペペサンケ山が見える。

  

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見通しの良い林の中

見通しの良い林の中

  

少しの間、平坦な見通しの良い林の中を進む。

すぐに1662mピークへの登りとなる。

ニペソツ山

ニペソツ山

  

山頂まで4.5kmの標識から500mほどで1662mピークになる。

ここもニペソツ山の眺望が良い。

  

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北に石狩連峰

北に石狩連峰

  

1662mからは北に石狩連峰も見えてくる。

中央が石狩岳、右が音更山。

手前の尾根には十六ノ沢コースがある。

一番へこんだ辺りの笹原が天狗のコルになる。

  

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前天狗への登り

前天狗への登り

  

前天狗へはカール状の急斜面を登る。

この部分の登山道は国土地理院地図とは少し異なる位置を通る。

  

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カール状の地形

カール状の地形

  

1662mピークから前天狗の間にはカール状の地形が見られる。

時々岩の辺りからナキウサギの声が聞こえる。

  

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1662mピーク

1662mピーク

  

1662mピークを振り返る。

  

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補助ロープあり

補助ロープあり

  

最初の急坂に補助ロープが張られている。

ロープ無しでも登れないことはないがかなり急だ。

上部のカール状地形

上部のカール状地形

  

前天狗の尾根に出るまでのカール状地形はコースの中で最も急に感じられる。

途中に掴む樹木などが無い個所があり補助ロープはありがたい。

  

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前天狗山頂尾根に出る

前天狗山頂尾根に出る

  

前天狗山頂尾根に出ると全方位の視界が開ける。

正面(北)に石狩連峰が見える。

  

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前天狗北側面を進む

前天狗北側面を進む

  

前天狗山頂尾根の北側面を進む。

前天狗の左にニペソツ山の山頂部が見えてくる。

  

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ニペソツ山と前天狗

ニペソツ山と前天狗

  

前方にニペソツ山と前天狗が並んで見える。

  

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前天狗山頂

前天狗山頂

  

前天狗山頂に到着。

左遠方は十勝連峰。

  

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ニペソツ撮影の定番アングル

ニペソツ撮影の定番アングル

  

前天狗からのニペソツは定番の撮影アングルになる。

天狗平東面のハイマツのモザイク状の植生とニペソツの鋭い山容がいつ見ても圧巻である。

  

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少しアップに

少しアップに

  

肉眼で見た感じはこちらに近いと思う。

  

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天狗平から

天狗平から

  

天狗平に着いた辺りで右足太ももがぴくぴくし始める。

山頂まではまだ1時間くらいかかる。

とりあえず天狗岳まで歩いて様子を見ることにする。

天狗平から天狗岳までは標高差20m程度で10分ほどで行ける。

  

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天狗岳着

天狗岳着

  

だましだまし天狗岳山頂直下まで来た。

ここからニペソツ山頂までは、まずコルまで120mほど下り、そこからまた300mほど登ることになる。

痙攣した足にはきつそうだ。

  

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トムラウシ山から十勝連峰

トムラウシ山から十勝連峰

  

ここで少し休憩。

十勝連峰からトムラウシ山に至る山波がよく分かる。

  

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表大雪

表大雪

  

トムラウシ山から右に目を移すと表大雪が連なる。

中央に旭岳、その左は忠別岳。

  

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コルまで下りて

コルまで下りて

  

少し復活した感があるのでコルまで下りることとした。

山頂まであと1kmの標識がある。

天狗岳を振り返る

天狗岳を振り返る

  

下りてきた天狗岳を振り返るとはるかに見上げる高さだ。

ここを戻るのもかなり厳しそうだ。

  

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最低コルから40mほど登って

最低コルから40mほど登って

  

最低コルから標高差40mほど登ったところで右足だけだった痙攣が両足とも同時に始まってしまった。

ニペソツ山頂ははるかに遠く感じられた。

15分ほど休憩。

  

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天狗岳の登り返し

天狗岳の登り返し

  

後を振り返ると天狗岳もかなり高い。

下山での登り返しを考えると無理はできない。

勇気ある撤退?を決める。

  

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天狗岳まで戻って

天狗岳まで戻って

  

途中で休みながら天狗岳まで戻った。

太ももの痙攣をおさめるため、休憩がてら周辺の山々を撮影。

望遠レンズでニペソツの山頂部を再度。

  

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山頂標識が見える

山頂標識が見える

  

ズームアップすると山頂標識が見える。

  

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トムラウシ山

トムラウシ山

  

北西方向には十勝連峰から表大雪までが見渡せる。

その真ん中辺りにトムラウシ山がある。

ここから見るとあまり特徴のない形をしている。

  

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オプタテシケ山

オプタテシケ山

  

オプタテシケ山は十勝連峰のいちばん東側に位置する。

この方向から見るオプタテシケ山も一目でわかる。

左に見えるのはベベツ岳。

  

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美瑛岳

美瑛岳

  

オプタテシケ山の西には十勝連峰第2の高峰美瑛岳。

爆裂火口が見えないため荒々しさはあまり感じられない。

  

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十勝岳

十勝岳

  

十勝連峰の中央には連峰で一番高い十勝岳。

写真の左端に富良野岳が見えている。

  

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下ホロカメットク山

下ホロカメットク山

  

十勝連峰の左に少し離れてきれいな円錐状の下ホロカメットク山がある。

右奥は芦別岳。

  

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忠別岳

忠別岳

  

トムラウシ山の右には特徴的な形の忠別岳が見える。

忠別岳山頂付近の登山道や五色ヶ原から手前の沼ノ原に至る登山道もかすかに分かる。

  

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旭岳から間宮岳

旭岳から間宮岳

  

忠別岳の右には高根ヶ原の向こうに旭岳、後旭岳、熊ヶ岳、間宮岳が連なる。

  

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天狗平と前天狗

天狗平と前天狗

  

かなり休んで太ももの筋肉も復活してきたので、ニペソツに未練を残しつつ帰途につく。

なだらかな天狗平とその向こうに前天狗が見える。

  

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前天狗

前天狗

  

天狗平から前天狗へは、いったんコルまで40mほど下ってから70mほど登り返す。

  

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石狩連峰

石狩連峰

  

前天狗の標識から北側の石狩連峰を眺める。

左から石狩岳、音更山、ひとつ挟んでユニ石狩岳がわかる。

さらに遠方には、石狩岳と音更山の間にニセイカウシュッペ山、ユニ石狩岳の右奥には武利岳・武華山も見えている。

手前左に黄色いテントが見えるが、ここは風を防げていい場所だ。

  

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前天狗の稜線

前天狗の稜線

  

稜線上に幌加温泉コースの登山道がある。

左下に見える踏み跡は十六の沢コースだが、現在杉沢出会までの林道が崩壊しているため車で行けない。

稜線の右にオッパイ山が見える。

左がピリベツ岳、右が西クマネシリ岳、少し離れて南クマネシリ岳が見える。

  

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糠平湖

糠平湖

  

眼下に糠平湖も見える。

湖岸の土がかなり見えており、水位が下がっているものと思われる。

  

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石狩岳と音更山

石狩岳と音更山

  

石狩連峰はすぐ北隣の山塊で山容が明瞭に分かる。

中央に双耳峰的に見えるのが石狩岳で、その右のずんぐりしたのが音更山。

  

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ウペペサンケ山

ウペペサンケ山

  

反対にすぐ南隣りにウペペサンケ山がある。

こちらは逆光でよく見えない。

  

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急坂の下り

急坂の下り

  

前天狗の山頂稜線からカール状地形への急な下り坂に入る。

下に見えるこぶ状の山は1662mピーク。

山頂稜線側を見上げる

山頂稜線側を見上げる

  

少し下って山頂稜線側を見上げる。

枯れたチングルマ

枯れたチングルマ

  

カール状地形には岩の間に枯れたチングルマが多い。

  

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1662mピーク

1662mピーク

  

カール状地形から1662mピークに向かう。

右に糠平湖が見えている。

  

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尾根上の明るい林内

尾根上の明るい林内

  

1662mピークを過ぎてから少しの間尾根上の明るい林内を進む。

登山道に水溜まり

登山道に水溜まり

  

疎らだった木々も徐々に太く高くなり、薄暗い森の中を進むこととなる。

登山道にはところどころ水溜まりがあって歩きずらい。

三条沼

三条沼

  

登りの際に見落とした三条沼は登山道のすぐ脇にあった。

静かな水面に周りの樹木がはっきりと写っている。

  

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泥濘の登山道

泥濘の登山道

  

標高が下がるにつれ泥濘が多くなる。

けっこう傾斜もあってたいへん。

こういった場所は両手にポールがあると楽だ。

最初の沢を渡る

最初の沢を渡る

  

地図上で小沼がふたつある地点を過ぎたあたりで小さな沢を渡る。

次の沢は渡らない

次の沢は渡らない

  

最初の沢から1kmちょっとで再び沢に突き当たり、勢いでそのまま渡ってしまいがちだが、そこは渡らない。

踏み跡もあるので注意が必要だ。

地図では盲腸のように出た個所の根っこの部分になる。

右手の木にピンクテープ

右手の木にピンクテープ

  

沢に突き当たった際に右手を見ると、木にピンクのテープが巻かれているのが見える。

ここは沢を渡らずに右岸を少し行くと渡渉個所になる。

登山口に戻る

登山口に戻る

  

何とか登山口まで戻ることができた。

頑張れば山頂まで行けたかもしれないが、無事帰れたので良しとしよう。


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