伏美岳〜ピパイロ岳〜1967m峰(泊)〜戸蔦別岳〜幌尻岳〜戸蔦別岳〜1967m峰(泊)〜ピパイロ岳〜伏美岳

2008年9月13日〜15日 天候 晴後曇(13日)→霧後快晴(14日)→快晴後霧(15日)

伏美岳登山口〜1967m峰(2008年9月13日)
時間 行程 所要時間 累計時間
6時00分 伏美岳登山口発
9時00分 伏美岳着 3時間00分 3時間00分
9時10分 伏美岳発
12時10分 ピパイロ岳着 3時間00分 6時間00分
12時50分 ピパイロ岳発
14時25分 1967m峰着 1時間35分 7時間35分
1967m峰〜幌尻岳(2008年9月14日)
時間 行程 所要時間 累計時間
6時30分 1967m峰発
7時25分 1856m峰着 0時間55分 0時間55分
7時25分 1856m峰発
8時05分 北戸蔦別岳着 0時間40分 1時間35分
8時05分 北戸蔦別岳発
9時05分 戸蔦別岳着 1時間00分 2時間35分
9時10分 戸蔦別岳発
10時55分 幌尻岳着 1時間45分 4時間20分
幌尻岳〜1967m峰(2008年9月14日)
時間 行程 所要時間 累計時間
11時25分 幌尻岳発
12時40分 戸蔦別岳着 1時間15分 1時間15分
12時45分 戸蔦別岳発
13時30分 北戸蔦別岳着 0時間45分 2時間00分
13時40分 北戸蔦別岳発
14時15分 1856m峰着 0時間35分 2時間35分
14時25分 1856m峰発
15時25分 1967m峰着 1時間00分 3時間35分
1967m峰〜伏美岳登山口(2008年9月15日)
時間 行程 所要時間 累計時間
8時00分 1967m峰発
9時25分 ピパイロ岳着 1時間25分 1時間25分
9時40分 ピパイロ岳発
11時55分 伏美岳着 2時間15分 3時間40分
12時10分 伏美岳発
13時40分 伏美岳登山口着 1時間30分 5時間10分

伏美岳山頂

伏美岳山頂

  

前日夜遅くに伏美岳避難小屋に着いて1泊した。

自分よりあとに一人到着したが、不思議なことに車には乗ってきていないようだった。

早朝6時に避難小屋を出て約3時間で伏美岳山頂に着いた。

装備25kgの割には順調に歩けた。

本日の北日高の展望台は雲がかかっていて景色はあまり良くない。

最低コル手前からピパイロ岳

最低コル手前からピパイロ岳

  

伏美岳から急な岩尾根を下り、見通しのあまり良くないい樹林の中を進む。

登山道は整備されているとは言い難いが明瞭であり迷うことはない。

1546mコルと1542mの最低コルの間の尾根からピパイロ岳を望む。

1730mピーク手前から伏美岳

1730mピーク手前から伏美岳

  

1730mピーク手前から伏美岳を振り返る。

この地点ではピパイロより伏美岳の方が遠くなった。

ピパイロ岳への最後の登り

ピパイロ岳への最後の登り

  

1730mピークを越えるとピパイロ岳への最後の登りになる。

標高差200m程度だが縦走装備ではかなりきつい。

この辺りは遅くまで雪渓が残り、7月頃には小規模ながらお花畑になる。

ピパイロ岳山頂

ピパイロ岳山頂

  

伏美岳から約3時間でピパイロ岳山頂に着いた。

相変わらず雲が多く遠方の展望は良くない。

平坦なピパイロ岳山頂部

平坦なピパイロ岳山頂部

  

ピパイロ岳の山頂部は遠方から見た形のとおり平坦で、山頂から西の肩まで標高差の少ない峰が600mほど続いている。

登山道も一部急斜面降りて横切るところがあるが、あとはピーク上に付いていて展望は極めてよい。

  

山腹をトラバース(要注意)

山腹をトラバース(要注意)

  

ピパイロ岳山頂部の中ほどでピーク上を進めない箇所があり、急斜面を少し降りて横切る必要がある。

大きな荷物を持っているときはバランスに気をつけて通過する必要がある。

ピパイロ岳西の肩

ピパイロ岳西の肩

  

ピパイロ岳山頂から一部山腹を慎重に進んで西の肩に着いた。

前方の1967m峰が雲に隠れている。

1967m峰頂上付近で幕営

1967m峰頂上付近で幕営

  

ピパイロ岳西の肩から1967m峰までは約1時間で着いた。

途中にテン場が3箇所あったが、一番広めの1793mコル地点手前の登山道に巨大なほやほやの熊の糞があり、ここはあきらめて1967m峰山頂から少し先の整地跡にテントを張った。

夜中は強い風が吹き、濃いガスで周りの様子もほとんど分からないような状態であった。

翌朝目を覚ました時にもまだ濃いガスに包まれていた。

1856m峰から戸蔦別川の源頭

1856m峰から戸蔦別川の源頭

  

起きてからしばらくガスの濃い状態は変わらなかったので,とにかく出発することとした。(6時半頃)

視界はほとんどないが、足元の登山道ははっきり見えており、道なりに歩くこととした。

装備はサブザックに行動食と水にカメラ、縦走装備に比べればいたって軽量であり楽に歩ける。

地図上の1904m地点で2人連れとすれ違う。

1967m峰に向かうと言っていたが、まだ7時過ぎであり、どこに泊っていたのか?

そこから少し進んで1856m峰あたりで周りがすこしずつ明るくなってきて,戸蔦別川の源頭方面が見えてきた。

北戸蔦別岳からヌカビラ岳へ連なる峰

北戸蔦別岳からヌカビラ岳へ連なる峰

  

1856m峰から北戸蔦別岳の肩付近まではかなり藪が深く、いかにも熊が出てきそうな雰囲気があり気持ちが悪い。

そこを過ぎてから北戸蔦別岳への登りにかかった頃、にわかにガスが薄くなり青空が見え始めた。

左上の頂が北戸蔦別岳で、右端のヌカビラ岳に連なる峰が見えている。

この峰には二岐沢から北戸蔦別岳に至る登山道がある。

  

北戸蔦別岳への登り

北戸蔦別岳への登り

  

北戸蔦別岳の肩(1901m地点)手前まで来ると、山頂標識とその横に人影のようなものが見えてきた。

北戸蔦別岳山頂

北戸蔦別岳山頂

  

北戸蔦別岳山頂に着いた時に、またガスがかかってきていた。

山頂には何人か登山者がおり、東側の小さな平坦地にはテントが張られていた。

ほぼ真東を向いているので、御来光を見るにはよいかも。

北戸蔦別岳から1881m峰へ

北戸蔦別岳から1881m峰へ

  

北戸蔦別岳山頂から1881m峰へ向かうときにまたガスが晴れ上がってきた。

この辺りの登山道は藪も無く明瞭で歩きやすい。

1881m峰には幌尻山荘からのコースが合流する分岐点がある。

1881m峰越しに幌尻岳

1881m峰越しに幌尻岳

  

1881m峰はゴツゴツした岩が多く、その岩尾根のシルエットの向こうに目指す幌尻岳が徐々に見えてくる。

山際から少しずつ見えてくると先を急ぎたくなる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

幌尻岳

幌尻岳

  

1881m峰の頂に出ると、眼前に大きな幌尻岳と北カールが広がる。

写真左下の隅に幌尻山荘コースとの分岐点標識が見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

戸蔦別岳から幌尻岳へ連なる尾根

戸蔦別岳から幌尻岳へ連なる尾根

  

少し左に目を移すと、戸蔦別岳から幌尻岳に連なる尾根の様子が良く分かる。

尾根は細い岩稜状で、その上に登山道がつけられている。

尾根の遠方にはカムイエクウチカウシ山や1839峰、ナメワッカ岳などが見えている。

ここから幌尻岳山頂までは、まず左の戸蔦別岳を登り、その後200mあまり下ってこの尾根を通り、また急坂を300mほど登らなければならない。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

戸蔦別岳

戸蔦別岳

  

戸蔦別岳はどこから見ても三角錐の鋭く尖った山容を見せるが、この角度からは山頂部がやや丸みを帯びて見える。

遠方から見るとかなり急峻に感じられるが、1881m峰から戸蔦別岳までは、いったんコルまで少し下った後120m程度の登りであり、見た目ほどきつくはない。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

1967m峰

1967m峰

  

後ろを振り向けば1967m峰がひときわ高く見える。

1967m峰とピパイロ岳の間の尾根の向こうに見えているのは芽室岳であり、双耳峰であることがわかる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

戸蔦別岳山頂から七ツ沼カール

戸蔦別岳山頂から七ツ沼カール

  

戸蔦別岳山頂に到着した。

幌尻岳との間に七ツ沼カールが見えるが、沼の水は干上がっている。

北側の眺め

北側の眺め

  

戸蔦別岳は標高が1959mあり、同じ方向を見ても、先ほどの18881m峰とはだいぶ景観が変わる。

稜線の向こうにチロロ岳などが見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北戸蔦別岳

北戸蔦別岳

  

北戸蔦別岳は山頂部が平坦で台形状に見える。

左端に山頂があり標高は1912m、右端の肩は1901mある。

左端から右端までの距離は500mあまりある。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

七ツ沼カール

七ツ沼カール

  

七ツ沼カールは干上がっていて沼にはまったく水面が見えない。

夏のはじめまでは美しい水をたたえた景色が見られる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

戸蔦別岳から幌尻岳へ

戸蔦別岳から幌尻岳へ

  

戸蔦別岳から幌尻岳へは、まず急な斜面をジグザグに200mあまり下り、ハイマツと岩の細い尾根を400mほど進む。

途中いくつかの小さなアップダウンがある。

幌尻岳への登りは最初の肩までかなりの急坂を標高差200mほどほぼ直登する感じになりきつい。

幌尻岳肩から山頂へ向かう

幌尻岳肩から山頂へ向かう

  

幌尻岳の最初の肩まで来ると斜度は緩くなる。

山頂のように見えるのは標高2010mのピークで、さらに500mほど行くと日高の最高峰2052.8mの山頂に着く。

戸蔦別岳の背後に主稜線

戸蔦別岳の背後に主稜線

  

幌尻岳山頂からは北日高の山々を一望できる。

戸蔦別岳をやや下に見る感じで、背後にはピパイロから1967m峰を経る主稜線が続く。

さらにピパイロ岳肩の奥に見えているのは芽室岳で、右奥には久山岳が見える。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

幌尻岳の肩越しに伏美岳

幌尻岳の肩越しに伏美岳

  

幌尻岳の肩越しに伏美岳が見える。

伏美岳とピパイロ岳がすぐ近くに見えるが距離3kmあまりもあり、縦走装備なら3時間程度は要する行程だ。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

十勝幌尻岳と札内岳

十勝幌尻岳と札内岳

  

東側には十勝幌尻岳と札内岳が意外と近くに見える。

いちばん近くに見える尾根が戸蔦別岳から延びる主稜線でエサオマントッタベツ岳へ続く。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

エサオマントッタベツ岳

十勝幌尻岳と札内岳

  

主稜線上のエサオマントッタベツ岳は伏美岳など北側から見た感じとはちょっと違う姿を見せる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

カール状の地形

カール状の地形

  

エサオマントッタベツ岳からさらに右側へ視線を移すとカール状の地形が目に付くが、国土地理院の地図では特に名称は付いていないようだ。

その遠方に淡く尖がった山が見えるがポンヤオロマップ岳である。

その左手前はピラトミ山である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

カムイエクウチカウシ山

カムイエクウチカウシ山

  

さらに右側には日高第二の高峰カムイエクウチカウシ山がある。

その右側には1939峰が見える。

手前の尖った山はナメワッカ岳である。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北日高の山々の連なり

北日高の山々の連なり

  

右奥から妙敷山、伏美岳、ピパイロ岳、1967m峰、北戸蔦別岳、戸蔦別岳から神威岳へと続き、途中から主稜線と別れて幌尻岳へとつながっている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

イドンナップ岳

イドンナップ岳

  

幌尻湖をはさんですぐ南側にはイドンナップ岳がある。

頂上は右奥のほうで標高1752m、左側のピークのほうが1776mと少し高い。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北カールを囲む登山道

北カールを囲む登山道

  

幌尻岳への登山道はいくつかあり、幌尻山荘からのコースと戸蔦別岳からのコースが北カールを取り囲む峰の上でつながっている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北カール内部

北カール内部

  

北カールの内部は対岸の戸蔦別岳などから見た感じとは違って意外と平坦で広い。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

1881m峰と北戸蔦別岳

1881m峰と北戸蔦別岳

  

幌尻岳を一気に下り、戸蔦別岳まで1時間あまりで移動。

戸蔦別岳の中腹から進行方向の眺め。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北戸蔦別岳と1967m峰

北戸蔦別岳と1967m峰

  

同じ場所から1967m峰まで。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

戸蔦別岳

戸蔦別岳

  

コルまで下りてきて戸蔦別岳を振り返る。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北戸蔦別岳への登り

北戸蔦別岳への登り

  

1881m峰を過ぎて北戸蔦別岳を目指して尾根の東側斜面の登山道を登る。

1881m峰と戸蔦別岳

1881m峰と戸蔦別岳

  

同じ場所で後ろを振り返ると1881m峰と戸蔦別岳の山頂部が重なるように見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

1856m峰と1967m峰

1856m峰と1967m峰

  

北戸蔦別岳の山頂から進行方向に幾重にも山波が重って見える。

いちばん近くの低い頂は1856m峰、続く二つのピークはそれぞれ1920mと1910mを越える標高がある。

いちばん奥が1967m峰でひときわ高い。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北戸蔦別岳山頂

北戸蔦別岳山頂

  

北戸蔦別岳の山頂部は平坦で肩に向かって緩やかに下る。

肩から北戸蔦別岳山頂標識が小さく見えている。

  

1856m峰が間近に

1856m峰が間近に

  

北戸蔦別岳の肩からすぐ間近に1856m峰が見える。

1856m峰の山頂部は平坦で、テン場になりそうな場所が何箇所かある。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

1856m峰への登り

1856m峰への登り

  

北戸蔦別岳から1856m峰へはコルを通過する際にやや藪が濃い部分がある。

あとは全般に上から見るよりはハイマツの丈が高く感じられる。

北戸蔦別岳と戸蔦別岳

北戸蔦別岳と戸蔦別岳

  

1856m峰から北戸蔦別岳と戸蔦別岳を振り返る。

両山の奥には幌尻岳山頂部が見えている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

1967m峰

1967m峰

  

標高1920m地点から1967m峰を眺める。

頂上のすぐ下に昨日張ったオレンジ色のテントが見える。

ちなみにこの辺りの尾根は標高が高いせいか携帯が通じる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

1967m峰の岩塔

1967m峰の岩塔

  

直下の尾根から1967m峰を見上げると険しい岩塔に見える。

この後100m程度の急登であるが、見た目ほど厳しくはない。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

頂上直下の岩塊

頂上直下の岩塊

  

1967m峰最後の登りは岩の間をよじ登る感じだ。

写真中央の岩の隙間を通って上に出る。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

1967m峰山頂のテント

1967m峰山頂のテント

  

まだ陽が高いうちにテントに戻ってきた。

天気が良かったためか濡れたテントが完全に乾いていた。

いずれにしてもこの場所は北からの風が避けられ見晴らしの良い絶好のテン場だ。

  

妙敷山越しに十勝平野

妙敷山越しに十勝平野

  

テン場から東側には妙敷山越しに十勝平野が一望できる。

1967m峰のご来光

1967m峰のご来光

  

翌朝5時ころ、ピパイロ岳山頂奥の地平線から朝日が昇った。

正確には地平線ではなく雲海の上だが。

シルエットの右側の山は妙敷山。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

朝日で赤く染まる山々

朝日で赤く戸蔦別岳と幌尻岳

  

十ノ沢方面に続く東側斜面が朝日で赤く染まっている。

戸蔦別岳から東に連なる峰には白い雲がかかっている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

朝日に染まる戸蔦別岳と幌尻岳

朝日に染まる戸蔦別岳と幌尻岳

  

戸蔦別カールも上部が朝日で赤くなってきた。

幌尻岳も徐々に東側斜面が明るくなってきた。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

朝日に染まる北戸蔦別岳

朝日に染まる北戸蔦別岳

  

北戸蔦別岳の東側斜面はハイマツが多いせいかやや暗く感じる。

西側斜面はシルエットになっている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

朝日に染まるチロロ岳

朝日に染まるチロロ岳

  

朝日に染まった1967m峰北側尾根の向こうにチロロ岳が見える。

山腹には薄っすらと雲がかかっている。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

約2時間後の眺望

約2時間後の眺望

  

すっかり明るくなって戸蔦別岳方面の眺望も普通の景色になった。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

1967m峰頂上

1967m峰頂上

  

1967m峰頂上は周りに遮るものが一切ない。

文字通り360度の視界だ。

また比較的平坦なため、風がなければ狭いながらもテント一張り設営可能だ。

1967m峰

1967m峰

  

ピパイロ岳側から眺めた1967峰は反対側から見た岩塔状の険しい雰囲気はあまりないが斜度はかなりきつい。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

ピパイロ岳

ピパイロ岳

  

ピパイロ岳は1967m峰側から見ても台形状の特異な形をしている。

山頂部は岩塊状で険しく側面を迂回しなければならない場所もあるが、斜面はハイマツなどの植物が多く緑が豊かだ。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

北日高の主稜線と幌尻岳

北日高の主稜線と幌尻岳

  

ピパイロ岳西の肩からは、1967m峰、北戸蔦別岳、戸蔦別岳へと続く複雑な主稜線とその向こうにある幌尻岳がよく見える。

山肌の色合いで植生の違いもよくわかる。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。

伏美岳と妙敷山

伏美岳と妙敷山

  

ピパイロ岳山頂部は東西に600mあまり続き、見晴らしの良い稜線歩きだが、一部南西斜面をトラバースする部分がある。

頂上を過ぎて肩を越えると東側斜面にお花畑がある。

そこから伏美岳と妙敷山が進行方向に見える。

伏美岳はすぐ隣にあるように見えるが、アップダウンが多く、道も荒れているので縦走装備にはきつい。

今回の2泊3日の行程は総歩行距離32km以上、累積標高差7000m以上もあり、幌尻岳を目的とするならかなり効率は悪い。

  

左の写真をクリックすると拡大写真が見られます。


TOPへ