暑寒コース

雨竜沼湿原コースが残雪多いため暑寒コースを選択

下山時タケノコ採り

標高差1197m、歩行距離17.1km

2013年6月29日 天候 晴(山頂の西側にガス)

登り
時間 行程 所要時間 累計時間
7時05分 登山口発
7時50分 佐上台着 0時間45分 0時間45分
7時50分 佐上台発
9時20分 扇風岩着 1時間30分 2時間15分
9時20分 扇風岩発
10時20分 暑寒別岳着 1時間00分 3時間15分
下り
時間 行程 所要時間 累計時間
11時00分 暑寒別岳発
14時00分 登山口着 3時間00分 3時間00分
   
   
   
   

登山口の駐車場

登山口の駐車場

  

札幌から国道231号線を北上し、増毛の町から暑寒荘に向かう。

暑寒荘まで約11kmあるがほとんどが舗装道路で走りやすい。

終点の暑寒荘には広い整備された駐車場がある。

駐車場から階段を上がったところに暑寒荘がある。

暑寒荘

暑寒荘

  

暑寒荘は石造りの立派な山小屋である。

60人収容で無料、キャンプ場が併設されている。

周りはきれいに整備されており管理人がいるようだ。

暑寒荘の向かいに入林届出箱があり入山者名簿に記入する。

  

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沢を渡って入林

沢を渡って入林

  

暑寒荘の南側に小さな沢があり、堰により上部が池になっている。

その沢を渡って登山開始する。

薄暗い林の中の進む

薄暗い林の中の進む

  

はじめは広葉樹と松が混じる薄暗い林の中を進む。

登山道は広くて歩きやすいが、藪蚊などがひじょうに多く、つねに顔のまわりにうるさく飛び回っている感じだ。

オオタチツボスミレ

オオタチツボスミレ

  

林の中の登山道周辺にはオオタチツボスミレが見られた。

オオタチツボスミレは距が白く、側花弁に毛がなく、花柄が葉の付け根から出ているので区別ができる。

  

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ホウチャクソウ

ホウチャクソウ

  

登山道のまわりにはホウチャクソウも多い。

オオアマドコロに似ているが、ホウチャクソウは途中で枝分かれするのでわかる。

花は枝先に1〜3ぶら下げる。

  

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オオカメノキ

オオカメノキ

  

オオカメノキもよく見かける。

周辺の白い花弁は飾花で、本当の花は中央にたくさんある。

アジサイの仲間のノリウツギも同じような花の造りだが、中央の花の形が少し違う。

ノリウツギなどは雄しべが長くて目立つが、オオカメノキは雄しべはそれほど目立たず5枚の花弁が良く分かる。

葉の網目模様も特徴だ。

  

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エゾイチゲ

エゾイチゲ

  

北海道特産のイチゲの仲間ということでエゾイチゲというらしい。

ヒメイイチゲに似ているが、葉が広く、花弁状の萼片はヒメイチゲが5枚に対して5〜7枚であり、6枚であることが多い。

群生していることが多いらしいが、1本だけの場合も見かける。

  

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ムラサキヤシオツツジ

ムラサキヤシオツツジ

  

はっとするような濃い赤紫のムラサキヤシオツツジが咲きかけていた。

6月末にもかかわらずまだつぼみが見られるということは標高もあるがやはり積雪が多かったせいだろうか。

  

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つつじヶ丘

つつじヶ丘

  

ツツジが多くなってきたと思っていたら「つつじヶ丘」の看板があった。

標高570mほどで、明確な尾根にさしかかったあたりだ。

尾根歩きのはじまり

尾根歩きのはじまり

  

この辺りからまわりの樹木も低くなり尾根道のため見通しが利くようになる。

ただ、雲がかかっているために、暑寒別岳の方向に向かって歩いているが山頂は見えない。

ムラサキヤシオツツジの群落

ムラサキヤシオツツジの群落

  

「つつじヶ丘」の名前のとおりこの辺りにはムラサキヤシオツツジが多く、ところどころで群落が見られた。

  

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佐上台

佐上台

  

「つつじヶ丘」からまもなく「佐上台」の看板がある。

「佐上台」は地図上の標高593m地点であるが、特にどうということもない場所だ。

マイヅルソウ

マイヅルソウ

  

登山道は佐上台を越えると少し下りになり、マイヅルソウが群落になって咲いていた。

マイヅルソウは小さな花が総状に集まり、良く見るとひとつひとつの花は4枚の花弁が反り返っており、雄しべがつき出ている。

開花前のつぼみは丸い球のようだ。

  

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シラネアオイ

シラネアオイ

  

同じ地点でシラネアオイも咲いていた。

花の色は比較的濃い紫色だった。

花弁に見える部分は本当は萼片である。

  

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カタクリ

カタクリ

  

6月末にもかかわらずカタクリの花も見られた。

今年は雪融けが遅いためだろう。

  

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5合目

5合目

  

5合目にはまだ雪が残っていた。

標識には登山口まで6.2km、頂上まで3.8kmとある。

合計10kmの道のりであるが、GPSでは8.5km程度であった。

サンカヨウ

サンカヨウ

  

サンカヨウは漢字で山荷葉と書く。

荷葉はハスの葉のことで山のハスという意味がある。

  

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6合目

6合目

  

6合目の標識の先に割と大きな雪渓があり、その後徐々に斜度が増しはじめる。

ハイマツ帯

ハイマツ帯

  

急坂を登りきるとハイマツ帯の標識がある。

地図上の標高1075.8m表示の地点である。

ハイマツの廊下

ハイマツの廊下

  

ハイマツ帯に入るとしばらく両端がハイマツの廊下になる。

その先には目指す暑寒別岳が見える。

しばらく標高差の少ない尾根歩きになる。

7合目

7合目

  

ハイマツの廊下を過ぎるとまもなく7合目である。

だんだん暑寒別岳全体が見えてくる。

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

  

ハイマツ帯あたりからゴゼンタチバナが姿を見せる。

登山道の周辺にたくさん咲いている。

  

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滝見台

滝見台

  

7合目を過ぎるとすぐに滝見台の看板がある。

暑寒別岳の西側に連なる西暑寒別岳の中腹にある大きな滝が見えるはずだが、ガスのため西暑寒別岳そのものもよくわからない。

暑寒別岳は正面に見えている。

  

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ナナカマド

ナナカマド

  

標高は高いが普通のナナカマドのようだ。

ナナカマドは、花弁の形が丸く雄しべが突き出ており、葉の先が細長くなり全体に鋸葉がある。

  

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フギレオオバキスミレ

フギレオオバキスミレ

  

滝見台を過ぎて、登山道の中央に緑の輝きのある葉の中に黄色い鮮やかな花がまとまって咲いているのが見えた。

フギレオオバキスミレである。

大きく切れ込みのある葉が特徴で葉脈もへこみがある。

  

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扇風岩

扇風岩

  

滝見台から一山(標高差140mほど)登ると扇風岩に着く。

地図の標高1225m地点で8合目になる。

大勢の登山者がここで休憩をとっていた。

ちょうど目の前に暑寒別岳が見えており、山頂から西に延びる尾根もよくわかる。

扇風岩を見上げる

扇風岩を見上げる

  

扇風岩には大勢の人がいたので休まず通過した。

振り返ると立ちはだかるような大岩である。

  

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ハクサンボウフウ

ハクサンボウフウ

  

扇風岩を過ぎるとやや平坦な地形となり目立たない植物が多い。

これはハクサンボウフウのようだ。

葉に大きな切れ込みがあり茎を包み込むような形になっているところがハクサンボウフウの特徴と似ている。

  

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8合目過ぎのコルから暑寒別岳を見上げる

8合目過ぎのコルから暑寒別岳を見上げる

  

最低コルあたりから暑寒別岳を見上げる。

ここから標高差250mほどの登りとなる。

右側の尾根斜面にはかなりの雪渓が残っているが、登山道の周辺はほとんど雪がない。

  

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エゾイチゲ

エゾイチゲ

  

最後の急登の途中でエゾイチゲが1輪咲いていた。

つつじヶ丘の手前では群落があったが、このように1輪だけ咲いていることも多い。

  

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急登の中腹から扇風岩を見下ろす

急登の中腹から扇風岩を見下ろす

  

中腹(標高1350m)から扇風岩を見下ろす。

扇風岩から手前にやや平坦な地形が広がっているのがわかる。

尾根の西側には相変わらずガスがかかっている。

9合目

9合目

  

9合目の標識は標高約1380mの地点にあり、急登の6割以上来たことになる。

まだ続く直線的な登り

まだ続く直線的な登り

  

上を見上げると急な直線的な登りがまだしばらく続く。

登山道には大小の岩が混じってきており、ロープが備えられていた。

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ

  

苦しい登りの目の前に黄色の目立つ花が見えた。

ミヤマキンポウゲである。

花弁に光沢があるのですぐにそれとわかる。

  

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なだらかな頂上台地

なだらかな頂上台地

  

急登を登り切ると一転してなだらかな頂上台地となり、低いハイマツ帯とその間に多様な高山植物が咲くお花畑となる。

エゾノハクサンイチゲ

エゾノハクサンイチゲ

  

まず目についたのが真っ白なエゾノハクサンイチゲである。

暑寒別岳山頂付近にはエゾノハクサンイチゲが多い。

  

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ミヤマアズマギク

ミヤマアズマギク

  

ミヤマアズマギクも多い。

ちょうど見ごろで形の良いものがたくさん見られた。

  

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マシケゲンゲ

マシケゲンゲ

  

辺り一面に見られる赤紫色の花はマシケゲンゲである。

エゾオヤマノエンドウの仲間で萼に白い毛が生えている。

  

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エゾノマルバシモツケ

エゾノマルバシモツケ

  

ところどころでエゾノマルバシモツケの群落も見られた。

小型のマルバシモツケで葉脈がへこんでいる。

  

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箸別コースの合流点

箸別コースの合流点

  

お花畑を数分行くと箸別コースが合流する。

標識の向こうに見えている山は南暑寒岳でその左奥は雨竜沼湿原である。

暑寒別岳山頂が目前に

暑寒別岳山頂が目前に

  

箸別コースの合流点まで来ると暑寒別岳山頂が目前に見えてくる。

残り500mほどである。

  

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西暑寒岳に至る尾根

西暑寒岳に至る尾根

  

山頂から西側に尾根が続いており西暑寒岳に至る。

登山道はない。

ガスが晴れていれば稜線の奥に浜益岳が見えるはずである。

  

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ツマトリソウ

ツマトリソウ

  

再び足元に目を向けるとこんどはツマトリソウだ。

ツマトリソウはサクラソウの仲間だがちょっと雰囲気が違う。

名前の由来は花の縁がうすい紅色に縁取られることからということだが白一色のものがほとんどだ。

普通花冠は7つに裂けるが、この花は6つに裂けている。

  

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ミヤマオグルマ

ミヤマオグルマ

  

次はミヤマオグルマだが、つぼみの状態では何の花か良く分からない。

全体に蜘蛛毛に覆われていて白っぽく見える。

何となく不気味な感じがする。

  

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ミヤマオグルマそのA

ミヤマオグルマそのA

  

花が咲く直前のミヤマオグルマ。

  

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ミヤマオグルマそのB

ミヤマオグルマそのB

  

舌状花が開いたばかりのミヤマオグルマ。

  

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ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

  

ハクサンチドリはちょうど見ごろで鮮やかな赤紫色の花が多数見られ、一面に咲いているエリアもあった。

  

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エゾツツジ

エゾツツジ

  

山頂へ向かう途中の岩場にエゾツツジが張り付くように咲いていた。

エゾツツジは今回の登山コースではここだけに見られた。

太陽光線のせいかややオレンジ色がかって見える。

  

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チングルマ

チングルマ

  

チングルマも群落になっていた。

日当たりが良いせいか既に花弁が枯れかけているものも見られた。

チングルマは草のように見えるが、バラ科の落葉小低木である。

  

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ショウジョウバカマ

ショウジョウバカマ

  

ショウジョウバカマは湿原や湿った草地に咲くことが多い。

湿原のものは淡い紅紫色、高山では紫色が多いようだ。

ほかの高山植物に先駆けて5月頃から見られる。

  

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来た道を振り返る

来た道を振り返る

  

頂上間近になって来た道を振り返る。

大雪などと比べて密度はあまり濃くないが、ところどころに高山植物の集まりが見える。

また、暑寒別岳の山頂部がずんぐりとした形であることもわかる。

一面のエゾノハクサンイチゲ

一面のエゾノハクサンイチゲ

  

一面の白い花はエゾノハクサンイチゲだ。

群落の中に赤紫色のハクサンチドリが混じっており、チングルマやウコンウツギの集まりも見える。

  

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山頂到着

山頂到着

  

3時間あまりで山頂に到着。

山頂標識の右隣りに一等三角点がある。

もともとは雨竜沼湿原経由で来る予定だったが、残雪が多くて湿原の木道もまだ整備されていないということで暑寒コースを利用した。

虫が多いのは難点だが、花もあり尾根歩きの景色も良い。

  

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群別岳と尾白利加岳

群別岳と尾白利加岳

  

暑寒別岳の山頂は360度見通しは良いが、特に南西方向の群別岳と尾白利加岳は格好が良い。

雪が多かったせいで雪渓はまだかなり残っている。

なお、左の尾白利加岳は地図では奥徳富岳と表記されている。

  

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群別岳

群別岳

  

群別岳は標高1376mで増毛山地の中では暑寒別岳の次に高い。

暑寒別岳から南西に延びる主稜線は群別岳の稜線まで至る。

群別岳の北側斜面は急角度で切れ落ちている。

  

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尾白利加岳

尾白利加岳

  

群別岳のすぐ左隣りの尾白利加岳も標高1346mあり、山塊の3番目の高峰である。

  

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西側の尾根

西側の尾根

  

山頂から西側には標高1300m以上の尾根が2km以上に渡って続いている。

尾根の北側にガスが発生しており、沢筋に沿って上昇気流が発生しているようだ。

浜益岳の山頂に雲

浜益岳の山頂に雲

  

暑寒別川の沢筋の向こうには浜益岳があるが、山頂は雲に隠れてよく見えない。

雨竜沼湿原と南暑寒岳

雨竜沼湿原と南暑寒岳

  

東側には雨竜沼湿原と南暑寒岳が見えている。

雨竜沼湿原から南暑寒岳経由でここまで来ることができるが、湿原ははるか先に見える。

直線距離で6kmほどだ。

南暑寒岳はすぐ隣の山だが、それでも直線で3kmほどある。

  

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雨竜沼湿原をアップ

雨竜沼湿原をアップ

  

雨竜沼湿原をアップにしても沼は分からず残雪が多いことがわかる。

中央奥の谷あいにペンケペタン川があり、その沢沿いに登山道が南暑寒荘まで続いている。

  

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南暑寒岳

南暑寒岳

  

南暑寒岳は標高1296.4mのなだらかな山で、湿原から2時間もあれば登れる。

南暑寒岳からは暑寒別岳全体が良く見える。

  

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南暑寒岳への登山路

南暑寒岳への登山路

  

南暑寒岳へは山頂から南側に向かい、急峻な尾根を下ってから広い尾根の中の道を進み、最後に標高差200mほどを登ることになる。

ウコンウツギ

ウコンウツギ

  

山頂の岩場でウコンウツギがかたまって咲いていた。

暑寒別岳山頂周辺のウコンウツギは樹高が1mに満たないものが多く低めだ。

  

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ミヤマアズマギク

ミヤマアズマギク

  

ミヤマアズマギクは山頂の岩場などに多い。

暑寒別岳山頂の草地に複数のミヤマアズマギクがまとまって咲いていた。

  

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ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

  

山頂付近で花をいっぱいに付けた豪快なハクサンチドリが見られた。

  

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エゾノハクサンイチゲ

エゾノハクサンイチゲ

  

エゾノハクサンイチゲをアップにした。

白い花弁が鮮やかに見えるがこれは萼片である。

  

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サマニヨモギ

サマニヨモギ

  

花がまだ付いていないので確信はないが、白い毛がついた葉の形からたぶんサマニヨモギだと思う。

高山の砂礫地に生育する多年草。

  

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急坂を下る

急坂を下る

  

山頂台地を離れ急坂を下る。

下に扇風岩が見える。

急坂を見上げる

急坂を見上げる

  

坂を少し下って上を見上げると相当な斜度であることがわかる。

ロープも設置されている。

ツバメオモト

ツバメオモト

  

急坂を下りたコルでツバメオモトが咲いていた。

ツバメオモトはあまり日当たりのよくないところで見られる。

  

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ザゼンソウ

ザゼンソウ

  

登るときには気がつかなかったが、登山道の水たまりの中に見慣れない植物が生えていた。

ザゼンソウのようだ。

ザゼンソウは低地や山地の湿地に生える多年草。

仏炎苞の中に花序が収まっている。

  

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西暑寒別岳の大滝

西暑寒別岳の大滝

  

滝見台まで下りてきた時点でガスはほとんど無くなっており、西暑寒別岳の中腹に滝があるのが見えた。

距離があるため大きくは見えない。

ミヤマハンショウヅル

ミヤマハンショウヅル

  

滝見台を過ぎて登山道脇に色の濃いミヤマハンショウヅルが一輪咲いていた。

ミヤマハンショウヅルは山地の林の縁などに生育するつる性の草花。

  

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後は長い尾根道を淡々と下るのみ。


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