望岳台→十勝岳→美瑛岳→望岳台

標高差1147m 歩行距離17.3km

2015年6月21日 天候 快晴

望岳台〜美瑛岳
時間 行程 所要時間 累計時間
3時40分 望岳台発
4時30分 避難小屋着 0時間50分 0時間50分
4時30分 避難小屋発
5時20分 擂鉢火口着 0時間50分 1時間40分
5時20分 擂鉢火口発
6時10分 十勝岳着 0時間50分 2時間30分
6時40分 十勝岳発
8時30分 美瑛岳着 1時間50分 4時間20分
美瑛岳〜望岳台
時間 行程 所要時間 累計時間
9時20分 美瑛岳発
10時00分 分岐着 0時間40分 0時間40分
10時00分 分岐発
10時40分 ポンピ沢着 0時間40分 1時間20分
10時40分 ポンピ沢発
12時00分 リフト終点着 1時間20分 2時間40分
12時00分 リフト終点発
12時30分 望岳台着 0時間30分 3時間10分

望岳台駐車場にて前泊

望岳台駐車場にて前泊

  

前日19時過ぎに札幌を出発。

ナビに任せて三笠・富良野経由の最短コースを3時間半ほどで望岳台に到着。

隣の車の主は天体観測中だった。

  

翌朝は3時に起床。周りはもう薄明るい。

隣の車は帰ったようだ。

マイカーは白のフォレスターXT。

白み始めた遠方に大雪の山々が見えている。

入山届

入山届

  

駐車場から少し山側に進むと大雪山国立公園の看板がある。

その横に入山届の箱があり記帳して3時40分に出発する。

望岳台の石標の向こうに十勝岳

望岳台の石標の向こうに十勝岳

  

望岳台は十勝岳の中腹にあり、十勝連峰の中間点辺りに位置しているため連峰を一望できる。

以前はスキー場があったが今は跡形もない。

望岳台から十勝岳避難小屋までは草木の少ない緩斜面が続く。

美瑛岳と美瑛富士

美瑛岳と美瑛富士

  

十勝岳の左側には美瑛岳と美瑛富士が見える。

美瑛岳と美瑛富士には十勝岳を経由せずに直接行くこともできる。

旭岳方面

旭岳方面

  

さらに左に目を移すと旭岳なども見える。

旭岳の左奥は比布岳と当麻岳などで右側には後旭岳がある。

朝日が当たる富良野岳

朝日が当たる富良野岳

  

十勝岳の右側には富良野岳が見える。

山頂部に朝日が射している。

  

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十勝岳避難小屋

十勝岳避難小屋

  

歩き始めて50分ほどで十勝岳避難小屋に着いた。

望岳台から距離にして2kmあまり、標高は1330mほどである。

老朽化のため2008年10月に再建された。

以前の小屋に比べシンプルな造りである。

  

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左の尾根へ

左の尾根へ

  

避難小屋を過ぎるとすぐに登山道は左に折れ、小さな沢を渡って尾根に取りつく。

この辺りはどこでも歩けそうな感じだが、トラロープで外に出ないように制限されている。

尾根に登って小屋を見下ろす

尾根に登って小屋を見下ろす

  

尾根に登って小屋の方向を見下ろす。

徐々に斜面に朝日が射してきた。

遠方の水面は白金温泉西のしろがねダム湖(四季彩湖)だ。

岩の登山道

岩の登山道

  

尾根の登山道は大きな岩がゴロゴロしていおり、どこが登山道かはっきりしない。

ところどころに黄色のペンキが塗られていて登山道がわかる。

メアカンキンバイ

メアカンキンバイ

  

尾根の登山道は岩だらけに見えるが、岩陰などに小さなメアカンキンバイがぽつりぽつりと見られる。

  

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尾根を忠実に辿る

尾根を忠実に辿る

  

傾斜が少し緩くなると右に雪渓が見え、尾根が明瞭になってくる。

大きな岩が少なくなり、小さなガレが多くなる。

山頂部が見えてくる

山頂部が見えてくる

  

擂鉢火口手前で斜面が急になりガレ場は少し歩きずらい。

山頂部が見えてくると火口原はすぐそこだ。

擂鉢火口の上に出る

擂鉢火口の上に出る

  

尾根を登り切ると一気に視界が開ける。

正面に擂鉢火口が深く口をあけている。

火口の上には美瑛岳が見えるが山頂部に朝日が昇って逆光となり、いい写真が撮れない。

十勝岳を正面に進む

十勝岳を正面に進む

  

登山道は火口の右側を十勝岳に向かって進む。

天気がいいと目標がわかり歩きやすいが、霧などで視界が悪いと迷いやすいので注意が必要だ。

  

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左に美瑛岳

左に美瑛岳

  

左にシルエット状の美瑛岳を見ながら火口原を進む。

美瑛岳の左に見える平らな山は美瑛富士である。

火口原の端

火口原の端

  

火口原の端に近づいて来た。

写真ではなだらかに見えるが、ここから十勝岳の肩まで標高差130mほどの急な登りになる。

十勝岳の肩に出る

十勝岳の肩に出る

  

十勝岳の肩に出ると正面に富良野岳から十勝岳に連なる峰が見える。

遠方は芦別岳や夕張岳方面になる。

富良野岳をアップ

富良野岳をアップ

  

富良野岳をアップにしてみる。

左のピークが頂上だ。

山頂の右奥に芦別岳が見える。

富良野岳の裾、三峰山とのコルの向こうに登山道の分岐個所がある。

十勝岳に向かう登山道はほぼ稜線のピークを辿る。

稜線の下には十勝岳温泉からのコースも淡く見えている。

  

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三峰山

三峰山

  

富良野岳のすぐ東隣に三峰山がある。

名前のとおり峰が三つあり中央がピークである。

右奥に夕張岳が見える。

三峰山の左に見えるピークは上富良野岳で、そこから右へ延びる尾根はD尾根と呼ばれ、十勝岳温泉へ至る登山道がある。

  

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上ホロカメットク山

上ホロカメットク山

  

上富良野岳のすぐ手前は上ホロカメットク山である。

北西斜面は断崖絶壁になっている。

十勝岳のすぐ西に位置していおり、コルに上ホロカメットク山避難小屋がある。

  

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十勝岳山頂に到着

十勝岳山頂に到着

  

十勝岳の肩から山頂までは標高差120mほどの登りだ。

見晴らしが良く急坂も気にならない。

山頂は遮るものは何もなく全方位展望が利く。

標識の遠方はトムラウシ山や石狩連峰などだ。

火口原に登山道

火口原に登山道

  

山頂から火口原の様子が良く見える。

いちばん奥の火口は擂鉢火口で左はグラウンド火口だ。

火口の間に登山道がはっきりと見える。

  

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富良野岳への稜線

富良野岳への稜線

  

あらためて十勝岳山頂から富良野岳に至る稜線を見る。

登山道はほぼ稜線の上にあり、道のりで6km弱ある。

途中登山道のある枝尾根が2本ある。

1本は上富良野岳から出るD尾根で、もう1本は大砲岩から三段山手前に延びるOP尾根である。

  

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上ホロカメットク山から下ホロカメットク山方面に延びる稜線

上ホロカメットク山から下ホロカメットク山方面に延びる稜線

  

上ホロカメットク山から下ホロカメットク山方面にも稜線が延びている。

1800mを越えるピークが4つあるが登山道はない。

いちばん奥に見える尖った山が下ホロカメットク山で、稜線は手前で切れており独立峰のように見える。

  

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遠方は北日高の山々

遠方は北日高の山々

  

上の写真と同じ方向をクローズアップすると遠方に北日高の山々が見える。

はっきりは見えないが左から芽室岳、妙敷山、伏美岳、エサオマントッタベツ岳、ピパイロ岳、1967峰、戸蔦別岳、幌尻岳、チロロ岳、チロロ西峰などが何となくわかる。

  

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美瑛岳

美瑛岳

  

陽が昇ってきて徐々に美瑛岳も見やすくなってきた。

美瑛岳のすぐ右後に頭を出しているのはオプタテシケ山で、その右奥はトムラウシ山、美瑛岳山頂の上に見えているのは白雲岳、美瑛岳山頂の左は美瑛富士の平らな山頂、その奥は旭岳や比布岳、当麻岳などである。

  

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十勝岳の東斜面を下る

十勝岳の東斜面を下る

  

美瑛岳に向かって十勝岳の東斜面を下る。

下り始めは大きな岩が多い。

急斜面を100mほど快調に下ったところでポールを山頂付近に忘れてきたことに気づいて戻る。

幅広い尾根

幅広い尾根

  

十勝岳から鋸岳に向かう尾根は幅が広く平坦だ。

霧などで見通しが利かないときは要注意だ。

地平線の先に美瑛岳の山頂が見えている。

十勝岳を振り返る

十勝岳を振り返る

  

山頂から700mほど進んで十勝岳を振り返る。

意外にのっぺりした感じでなだらかに見える。

鋸岳と美瑛岳

鋸岳と美瑛岳

  

十勝岳から美瑛岳に向かう途中に鋸岳がある。

北側に伸びる尾根の岩がギザギザで鋸のようだ。

鋸岳山頂

鋸岳山頂

  

鋸岳山頂に向かって尾根を進み山頂の少し手前で右側に折れる。

はっきりした道はないが歩いた跡があるのでそこを辿る。

鋸岳の南東側斜面越しに美瑛岳

鋸岳の南東側斜面越しに美瑛岳

  

鋸岳の斜面を南東側に折れると前方左に美瑛岳が現れる。

奥にオプタテシケ山とトムラウシ山も見える。

十勝方面の淡い雲海

十勝方面の淡い雲海

  

東側は十勝方面で淡い雲海が広がっていた。

左奥のいちばん高く見えるのがニペソツ山で、その右には活火山の丸山、さらに右にはウペペサンケ山が連なる。

  

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鋸岳の南東側斜面を下る

鋸岳の南東側斜面を下る

  

この辺りは登山道が不明瞭でどこでも歩けそうだが、鋸岳の山頂手前からほぼ直角に右折して斜面を少し下るのが正規のルートになる。

足跡もたくさん残っている。

標識を左折する

標識を左折する

  

下りはじめて50〜60mほどで標識がある。

そこで今度は左折し斜面をトラバースぎみに進む。

斜面の先に美瑛岳

斜面の先に美瑛岳

  

斜面の先には美瑛岳が雄大な姿を見せる。

山頂に至る複雑な稜線と斜面上にかすかに登山道が見える。

  

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最低コルの平坦地

最低コルの平坦地

  

十勝岳から美瑛岳へ向かうコースの最低標高点はやや広い平坦地だ。

標高が1780mほどなので美瑛岳山頂まで270mほどの登りになる。

これまで火山灰主体の地質であったが、美瑛岳への登りに入ると少しずつ高山植物が見えてくる。

ミネズオウ

ミネズオウ

  

最初に目についたのは濃いピンク色の小さな花ミネズオウだ。

高山の岩礫地に生える小低木で、4〜5mmほどの小さな花が多数まとまって咲く。

  

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鋸岳の奥に十勝岳

鋸岳の奥に十勝岳

  

美瑛岳への登りに入ってやや進み振り返ると鋸岳と十勝岳が重なり合って見える。

鋸岳の稜線は錆びたような褐色に見える。

下ホロカメットク山

下ホロカメットク山

  

鋸岳南側の稜線の向こうには下ホロカメットク山が見える。

鋸岳に比べて緑が多いのがわかる。

  

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美瑛岳稜線に至る

美瑛岳稜線に至る

  

外輪山状の美瑛岳稜線に至る。

この辺りはなだらかな登りで足元も締まっており歩きやすい。

稜線の北側は深い谷

稜線の北側は深い谷

  

稜線上に出ると北側は深い谷になっている。

落差300mほどキレ落ちておりポンピ沢の源頭になる。

谷の向こうは白金温泉方面になる。

コメバツガザクラ

コメバツガザクラ

  

稜線上にはコメバツガザクラがちょうど開花の時期を迎えていた。

コメバツガザクラは高山の岩礫地に生える常緑の小低木で枝先に3個ずつ壺状の花をつける。

  

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なだらかな稜線上を進む

なだらかな稜線上を進む

  

左手に山頂を見ながらなだらかな稜線上を進む。

いくつかのこぶ状の岩稜を越える。

オプタテシケ山

オプタテシケ山

  

稜線が左に折れると正面にオプタテシケ山が見えてくる。

右側奥にはトムラウシ山、左側には白雲岳も見えている。

  

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雪渓を越える

雪渓を越える

  

稜線が左に折れるところから幅10mほどの雪渓があった。

上部の傾斜は緩いので難なく横切れる。

背後(西側)に見えている山はニペソツ山とウペペサンケ山である。

山頂が正面に見えてくる

山頂が正面に見えてくる

  

雪渓を越すと山頂が正面に見えてくる。

山頂へは稜線の上をそのまま進まずに右側面から行く。

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ

  

稜線上にもう少しで咲きそうなキバナシャクナゲのつぼみがあった。

キバナシャクナゲは高山の礫地などに生える常緑の小低木で、これは樹高10cmほどしかない。

  

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美瑛富士方面への分岐

美瑛富士方面への分岐

  

稜線の右側を200mほど行くと分岐があり、右下に降りていくと美瑛富士方面である。

山頂へはそのまま直登ぎみに登って稜線上に出る。

目の前に山頂

目の前に山頂

  

稜線に出ると目の前に岩稜状の山頂が現れる。

稜線の右側を20mほど登ると山頂だ。

美瑛岳に到着

美瑛岳に到着

  

天気に恵まれたおかげで快調に歩くことができ、登りはじめから4時間あまりで美瑛岳に到着した。

こちらも十勝岳同様すばらしい眺めだ。

登ってきた外輪山風のルート

登ってきた外輪山風のルート

  

登ってきた外輪山風のルートを眺める。

真ん中のこぶの左に先ほど通過した雪渓が見える。

十勝岳と富良野岳

十勝岳と富良野岳

  

南西方向に十勝岳と富良野岳、その後方には芦別岳や夕張岳も見えている。

右側の大正火口辺りから噴煙が上がっているのがわかる。

  

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十勝岳をアップに

十勝岳をアップに

  

十勝岳をアップにする。

十勝岳の右尾根に至る手前登りの急斜面と鋸岳に至るなだらかな地形がわかる。

  

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美瑛富士とオプタテシケ山

美瑛富士とオプタテシケ山

  

反対の北東に目を向けるとオプタテシケ山の向こうにトムラウシ山と旭岳方面を見渡せる。

手前に美瑛富士の平らな山頂が見えている。

  

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オプタテシケ山

オプタテシケ山

  

オプタテシケ山をアップにする。

すぐ右奥にトムラウシ山が見えるが、直線距離でも約10kmある。

  

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旭岳方面

旭岳方面

  

左に目を移すと白雲岳から旭岳方面が見える。

白雲岳のすぐ手前側の稜線には天人峡温泉から化雲岳にいたる登山道がある。

  

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西側尾根から下山開始する

西側尾根から下山開始する

  

西側尾根の登山道から下山開始する。

岩尾根だが登山道は歩きやすい。

山頂を振り返る

山頂を振り返る

  

山頂を振り返るとかなりの急坂であることがわかる。

下りは楽だが登りはきつそうだ。

美瑛富士からの登山道まで標高差400mほどを一気に下ることになる。

尾根から右の雪渓に移動する

尾根から右の雪渓に移動する

  

尾根の途中から右側の雪渓に移動する。

そのまま進んでもよさそうだが下りは雪渓のほうが楽そうなので。

美瑛富士への分岐

美瑛富士への分岐

  

雪渓を200mほど進むと美瑛富士への分岐に至る。

気をつけていれば見落とすことはなさそうだが、調子よく下ると通過してしまうおそれもあるので注意が必要だ。

ハイマツと灌木の登山道へ

ハイマツと灌木の登山道へ

  

雪渓から分岐を左折しハイマツと灌木の登山道へ入る。

ここで標高1640mほどだ。

イソツツジのつぼみ

イソツツジのつぼみ

  

灌木の登山道に入ってすぐにイソツツジのつぼみが見られた。

まだまん丸だがこれが徐々に膨らんで開いてくる。

  

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ポンピ沢を見下ろす

ポンピ沢を見下ろす

  

地図の1608m地点付近の尾根からポンピ沢を見下ろす。

ここから沢に向かって急坂を標高差200mほど下る。

沢向こうの広大な尾根一帯を雲ノ平という。

勝瑛ノ滝

勝瑛ノ滝

  

ポンピ沢の標高1350m地点に勝瑛ノ滝がある。

登山道が交わる地点からは200〜300mほど下流にある。

ポンピ沢を渡って振り返る

ポンピ沢を渡って振り返る

  

急坂を下りるとすぐにポンピ沢がある。

幅2mほどで飛び石を使って容易に渡れる。

下ってきた尾根

下ってきた尾根

  

ポンピ沢を過ぎて雪渓越しに下ってきた美瑛岳の尾根を振り返る。

距離400mで標高差200mを下る急坂であるが写真ではそれほどでもないように見える。

ミヤマハンノキ

ミヤマハンノキ

  

これはミヤマハンノキの雄花だ。

雌雄同株だが写真には雌花は写っていない。

  

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深く抉られた沢を渡る

深く抉られた沢を渡る

  

ポンピ沢から400mほど行くと深く抉られた沢に出る。

これは勝瑛ノ滝に下る沢で、雪渓に覆われているが両岸が崩れ落ちそうなので上流側の雪渓を注意して渡る。

雲ノ平から美瑛岳を見る

雲ノ平から美瑛岳を見る

  

沢を越えて少し行くと雲ノ平に入る。

雲ノ平から東に美瑛岳が見える。

タカネクロスゲ

タカネクロスゲ

  

雲ノ平に入ると高山植物が増えてくる。

まずタカネクロスゲが目に入る。

高山の湿地に生育する多年草だ。

目立たないので見落としそうだ。

  

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エゾコザクラの群落

エゾコザクラの群落

  

雲ノ平では辺り一帯にエゾコザクラが見られる。

エゾコザクラのつぼみ

エゾコザクラのつぼみ

  

まだつぼみのエゾコザクラも見られた。

知らないとエゾコザクラだとわからないかも。

  

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エゾツガザクラ

エゾツガザクラ

  

エゾツガザクラも見ごとに咲いていた。

花冠が細長いのでアオノツガザクラとの交雑が進んでいない純粋に近いものかもしれない。

  

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雲ノ平の雪渓

雲ノ平の雪渓

  

雲ノ平にはまだ雪渓がたくさん残っている。

雪渓が融け始めたところから高山植物が花を咲かせていく。

イワウメ

イワウメ

  

いろいろ植物に混ざってイワウメの花が咲いていた。

草のように見えるが常緑の小低木である。

  

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コメバツガザクラ

コメバツガザクラ

  

イワヒゲの葉の間にコメバツガザクラの花が咲いていた。

まわりには群生していない。

  

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エゾコザクラ

エゾコザクラ

  

エゾコザクラは高山の湿地に生える多年草である。

この時期この辺りではいちばん目に付く。

  

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斜面の向こうに富良野岳

斜面の向こうに富良野岳

  

雲ノ平の登山道はあまり高低差が無く十勝岳の中腹を回り込むように進む。

前方に富良野岳が見えてくると十勝岳登山道の分岐は近い。

イソツツジ

イソツツジ

  

望岳台に近づくと美瑛岳の尾根ではまだつぼみだったイソツツジが既に満開に近い状態だった。

  

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マルバシモツケ

マルバシモツケ

  

望岳台ではマルバシモツケもかなりの割合で開花していた。

  

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望岳台から十勝岳を眺める

望岳台から十勝岳を眺める

  

昼過ぎに望岳台に戻る。

登山道の先に十勝岳の山頂部が見えている。

美瑛岳と美瑛富士

美瑛岳と美瑛富士

  

左には美瑛岳と美瑛富士が並んで見える。

十勝岳山頂部を拡大

十勝岳山頂部を拡大

  

中央に山頂、その手前に大正火口の噴煙が見える。

右の噴煙は前十勝上の62−U火口辺りからだ。

  

この後、望岳台から下りて富良野を通過するときには気温が28℃まで上がっていた。


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