9月4日 望岳台→十勝岳→美瑛富士避難小屋(泊)
9月5日 美瑛富士避難小屋→ベベツ岳→望岳台
時間 | 行程 | 所要時間 | 累計時間 |
---|---|---|---|
9時15分 | 望岳台発 | ||
10時30分 | 十勝岳避難小屋着 | 1時間15分 | 1時間15分 |
10時30分 | 十勝岳避難小屋発 | ||
11時35分 | 擂鉢火口着 | 1時間05分 | 2時間20分 |
11時35分 | 擂鉢火口発 | ||
12時50分 | 十勝岳着 | 1時間15分 | 3時間35分 |
13時10分 | 十勝岳発 | ||
17時00分 | 美瑛富士避難小屋着 | 3時間50分 | 7時間25分 |
時間 | 行程 | 所要時間 | 累計時間 |
---|---|---|---|
5時40分 | 美瑛富士避難小屋発 | ||
7時20分 | ベベツ岳着 | 1時間40分 | 1時間40分 |
8時20分 | ベベツ岳発 | ||
11時10分 | 美瑛富士避難小屋着 | 2時間50分 | 4時間30分 |
11時30分 | 美瑛富士避難小屋発 | ||
15時20分 | 望岳台着 | 3時間50分 | 8時間20分 |
望岳台出発
望岳台を出発。
入口に大雪山国立公園の看板がある。
白金温泉方面
擂鉢火口から白金温泉方面は日が差しているように見える。
十勝岳山頂方向は濃いガスでまったく見えない。
このあと何とか十勝岳山頂にたどり着いて昼食をとり、そのあとはひたすら美瑛富士避難小屋を目指した。
イワギキョウ
濃いガスのため視界が数mあるかどうかといった状態で歩いたため、現在位置もよくわからない状況であった。
時々見える黄色のペンキを頼りに進んだ。
十勝岳山頂から1時間30分ほど経過しているので美瑛岳への登りに入っているものと思われる。
写真もほとんど撮ってないが、珍しくイワギキョウが目に入ったので一枚撮影。
このあと美瑛富士避難小屋に着いたのは17時頃で、十勝岳山頂からほとんど休憩も取らずに4時間もかかってしまった。
小屋には既に多くの登山者が来ていて休んでいた。
美瑛富士と避難小屋
翌朝5時に起床して小屋の外に出るとガスが晴れてまわりがはっきりと見えた。
美瑛富士を背景に避難小屋を撮影。
小屋の前にはテントを張るスペースもある。
石垣山
美瑛富士の東側には石を大量に積み上げたような石だらけの石垣山がある。
標高は1822mで避難小屋があるコルとの標高差は100m以上ある。
まだ朝陽が昇ってくる前なので山肌が薄黒く見える。
今日は天気も良いのでオプタテシケ山が見えるところまで行くこととした。
登山道はいったん南に向かうとT分岐になるのでそこを左に折れる。
分岐からの美瑛富士はスマートな富士山型に見える。
横から見た山頂の広い台形型とはだいぶ印象が異なる。
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美瑛岳
美瑛富士の西側には昨日ガスの中を通過してきた美瑛岳がはっきりと見えている。
いちばん右側の山頂は通っていないはず。
石垣山を中腹まで登ると南側が開けてくる。
昨日までのガスが低くなって雲海が広がっている。
遠方中央に見えるのはウペペサンケ山、その左が丸山、さらに左のいちばん高く見えるのはニペソツ山だ。
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オプタテシケ山へ連なる尾根
石垣山は山頂を通らずに南側面を横切る。
正面にオプタテシケ山の山頂部とそこに至る稜線が見えてくる。
ひとつ手前のピークはベベツ岳。
オプタテシケ山の右遠方は石狩連峰。
ベベツ岳への登り
石垣山の側面を通過してベベツ岳への登りに入る。
正面に見える頂はベベツ岳のピークではなく肩(前山)の部分になる。
ベベツ岳の肩を過ぎて後ろを振り返ると石垣山の向こうに美瑛富士と美瑛岳、その左奥には上ホロカメットク山から南に連なる境山、さらにその左には下ホロカメットク山が見える。
画角の関係で美瑛富士は裾の部分しか入っていない。
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ベベツ岳とオプタテシケ山
ベベツ岳へはあと50mほどの登りだ。
正面がベベツ岳で山頂の上にオプタテシケ山のピークが見えている。
ベベツ岳山頂に到着。
十勝方面はあいかわらず雲海が広がっている。
ベベツ岳山頂一帯は枯れたチングルマの群落だ。
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ベベツ岳から見たオプタテシケ山は正面からの見慣れた姿とはだいぶ違う。
横からの姿もなかなか雄大だ。
ここからオプタテシケ山までの距離は約1.6kmと近いものの、130mほど下ってから300m近く登ることとなり、昨日の彷徨で体力を失っていたため、今回はここで引き上げることとした。
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少し左に目を移すと旭岳方面だ。
手前稜線の下に硫黄沼があるのだがわかりずらい。
稜線の中ほどに扇沼山があり、俵真布からここを通ってトムラウシ山に至る登山ルートがある。
左端遠方に見えているのは天塩岳。
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ベベツ岳から来た道を引き返す。
手前からベベツ岳の肩、石垣山、美瑛富士、美瑛岳と連なる。
帰路は美瑛富士と美瑛岳の間を抜けて雲ノ平方面へ下り、望岳台に戻る。
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ベベツ岳からの下り(石垣山近く)でピーピー(チーチーに近いかも)というナキウサギの声が聞こえてきた。
すぐ近くで聞こえるので周りをゆっくりと見渡すと居ました。
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石垣山から美瑛富士の裾を見下ろす
石垣山まで戻った。
見下ろすと美瑛富士の裾を巻くように登山道が見える。
そこを通って雲ノ平にぬける。
昨日お世話になった美瑛富士避難小屋。
小さく見えるが意外に広く感じた。
トムラウシに縦走するときには役立ちそう。
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ポンピ沢と勝瑛ノ滝
美瑛岳の尾根からポンピ沢と勝瑛ノ滝を見下ろす。
尾根から沢までは標高差200mのかなりの急坂であり、体力を使い切っているとつらい。
二股の沢を両方越えるとあとは雲ノ平をぬけて望岳台に出るだけだ。