望岳台からピストン

標高差1107m 歩行距離12.0km

2022年7月28日 天候 晴(山頂ガス)

登り
時間 行程 所要時間 累計時間
6時20分 望岳台発
7時40分 避難小屋着 1時間20分 1時間20分
7時45分 避難小屋発
8時50分 擂鉢火口着 1時間05分 2時間25分
8時55分 擂鉢火口発
10時45分 十勝岳着 1時間50分 4時間15分
下り
時間 行程 所要時間 累計時間
11時20分 十勝岳発
12時35分 擂鉢火口着 1時間15分 1時間15分
12時45分 擂鉢火口発
13時45分 避難小屋着 1時間00分 2時間15分
14時00分 避難小屋発
15時20分 望岳台着 1時間20分 3時間35分

望岳台着

十勝岳望岳台防災シェルター

  

札幌を3時半に出て、望岳台に6時少し前に着いた。

建物は十勝岳望岳台防災シェルター。

中にトイレや休憩スペースがある。

入山の記帳もここで行う。

  

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駐車スペース

駐車スペース

  

望岳台の駐車場は、防災シェルターの南側にあり、乗用車40台ほどのスペースがある。

平日の午前6時前に着いたにもかかわらずほぼ満車だった。

望岳台園地見取図

望岳台園地見取図

  

駐車場の右奥から幅広の登山道に入る。

すぐに望岳台園地見取図の看板があるがかなり古い。

ガスで山が見えない

ガスで山が見えない

  

天気が良ければ望岳台の石碑の向こうに山頂方面が見えるのだが。

エゾオヤマノリンドウ

エゾオヤマノリンドウ

  

まずは2km余り先にある十勝岳避難小屋を目指して緩い登山道を進む。

景色はいまひとつだが、高山植物はそこそこ見られる。

エゾオヤマノリンドウはちょうど見ごろだ。

  

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エゾノマルバシモツケ

エゾノマルバシモツケ

  

エゾノマルバシモツケはすでに花期を過ぎていた。

  

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少し晴れてきた

少し晴れてきた

  

ガスがあがって前方の景色が見えてきた。

  

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白銀荘への分岐

白銀荘への分岐

  

吹上温泉の白銀荘へはここを右折して2kmほど。

美瑛岳への分岐

美瑛岳への分岐

  

真っすぐ進むと直接美瑛岳に至る。

ポンピ沢を過ぎてから標高差200mの急登はかなりきつい。

十勝岳避難小屋

十勝岳避難小屋

  

望岳台から2.2kmほどの地点に十勝岳避難小屋がある。

隣の建物は火山の観測所。

  

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避難小屋の内部

避難小屋の内部

  

避難小屋の中に入ってみると、万一の噴火対応に留意したものと思われるが、防災用のヘルメットが壁に掛けてあった。

前十勝コース立入禁止

前十勝コース立入禁止

  

以前(30年以上前まで)、避難小屋からそのまま山に向かって進み、大正火口と前十勝の間を通って、山頂稜線に直接つながるコースがあったが、現在は立入禁止になっている。

左の尾根に向かう

左の尾根に向かう

  

避難小屋の少し先から、左の尾根に向かうようトラロープが張られている。

岩だらけの尾根

岩だらけの尾根

  

尾根の上はそこらじゅう岩だらけで、登山道がはっきりしない。

イワブクロ

イワブクロ

  

尾根には岩の間にところどころ高山植物が見られる。

イワブクロはこういった岩場に多い。

  

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メアカンキンバイ

メアカンキンバイ

  

メアカンキンバイは小さくて目立たない。

高山の岩場や礫地に多い。

  

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火口原に出る

火口原に出る

  

尾根を登り切り、平坦で広い火口原に出る。

前方は擂鉢火口で、天気が良ければその先に美瑛岳が見えるはず。

なだらかな火口原を進む

なだらかな火口原を進む

  

左に擂鉢火口、右にグラウンド火口を見ながら、なだらかな火口原を進む。

この先は特徴のない地形のため、ガスが出ると迷いやすいので注意が必要。

山頂部が見えた

山頂部が見えた

  

前方に雲に包まれた山頂部が見えてきた。

この後、山頂からの尾根(頂上稜線)までの急坂登りが待っている。

360度何も見えない山頂

360度何も見えない山頂

  

山頂に着いたが、360度何も見えない状態が続いた。

晴れるのをずっと待っていた人もいた。

真上の雲は厚くないので晴れそうな気もするが、なかなか周囲の雲が抜けない。

30分以上待ったがだめだったのであきらめて下山することに。

火口原を見下ろす

火口原を見下ろす

  

頂上稜線から少し下ったところで下界が開けてきた。

火口原の中に続く登山道がよく分かる。

  

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山頂部が散ら見え

山頂部が散ら見え

  

火口原まで下りたところで振り返ると山頂部が一時的に見えた。

上からもこちらが見えているのだろう。

  

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火口原の極楽歩き

火口原の極楽歩き

  

火口原の平坦で緩い下りは楽ちんそのもの。

擂鉢火口

擂鉢火口

  

火口原の端まで来ると右手に擂鉢火口が見える。

写真ではくぼみ程度にしか見えないがけっこう大きい。

径300m以上、深さ50m以上ある。

  

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擂鉢火口の外輪を進む

擂鉢火口の外輪を進む

  

擂鉢火口外輪の登山道はほぼ平坦なんだが、若干登りのようにも見える。

左下には大きなグラウンド火口が広がっている。

尾根に下る

尾根に下る

  

火口原からの景色も期待薄なのですぐに尾根に下る。

はじめはジグザグの道が判別できる。

山頂部を再確認

山頂部を再確認

  

山頂部が見えるのは尾根の下り始めだけなので振り返ってみると、本日一番の十勝岳らしい姿がが見られた。

  

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尾根の登山道

尾根の登山道

  

擂鉢火口から避難小屋までは尾根上に登山道が続く。

ガレの間にところどころ高山植物が見られる。

コメススキ

コメススキ

  

尾根の上部ではコメススキが見られた。

コメススキは火山の礫地などに多いようだ。

  

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メアカンキンバイ

メアカンキンバイ

  

岩の隙間にメアカンキンバイがひっそりと咲いていた。

葉先が3つに分かれているのも特徴のひとつ。

  

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イワブクロ

イワブクロ

  

イワブクロの花は横向きに咲くので花の内部を写しずらい。

  

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イタドリ

イタドリ

  

高山植物ではないが、イタドリもいたるところで見られた。

  

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エゾノマルバシモツケ

エゾノマルバシモツケ

  

尾根にはまだエゾノマルバシモツケの花が残っていた。

  

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眼下に避難小屋

眼下に避難小屋

  

尾根の左側眼下に避難小屋が見えてきた。

避難小屋から望岳台までは緩やかな道となり、ヒールの高い靴で歩いている人もたまに見かける。

イタドリの群落

イタドリの群落

  

登山道の真ん中にイタドリの群落があり、石で囲んであった。

登山者が置いたのだろう。

  

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望岳台に戻る

望岳台に戻る

  

望岳台から眺めた山頂部は、相変わらずガスに包まれていた。

  

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