トムラウシ温泉短縮登山口〜トムラウシ山〜化雲岳

2009年8月8日〜10日 天候 晴(8日)→快晴(9日)→快晴(10日)

登山口〜南沼キャンプ場(2009年8月8日)
時間 行程 所要時間 累計時間
11時00分 登山口発
13時25分 コマドリ沢着 2時間25分 2時間25分
13時25分 コマドリ沢発
14時40分 前トム平着 1時間15分 3時間40分
14時40分 前トム平発
15時20分 トムラウシ公園着 0時間40分 4時間20分
15時20分 トムラウシ公園発
16時00分 南沼キャンプ場着 0時間40分 5時間00分
南沼キャンプ場〜トムラウシ山〜南沼キャンプ場(2009年8月9日)
時間 行程 所要時間 累計時間
4時10分 南沼キャンプ場発
4時30分 トムラウシ山着 0時間20分 0時間20分
5時20分 トムラウシ山発
5時40分 南沼キャンプ場着 0時間20分 0時間40分
南沼キャンプ場〜化雲岳〜トムラウシ山〜南沼キャンプ場(2009年8月9日)
時間 行程 所要時間 累計時間
6時30分 南沼キャンプ場発
9時00分 化雲岳着 2時間30分 2時間30分
9時40分 化雲岳発
11時45分 トムラウシ山着 2時間05分 4時間35分
13時00分 トムラウシ山発
13時15分 南沼キャンプ場着 0時間15分 4時間50分
南沼キャンプ場〜トムラウシ山〜登山口(2009年8月10日)
時間 行程 所要時間 累計時間
3時50分 南沼キャンプ場発
4時10分 トムラウシ山着 0時間20分 0時間20分
4時40分 トムラウシ山発
4時55分 南沼キャンプ場着 0時間15分 0時間35分
7時20分 南沼キャンプ場発
10時35分 登山口着 3時間15分 3時間50分

正規登山道との合流点

正規登山道との合流点

  

11時ちょうどに登山開始。

短縮登山口から入山して20分ほどで正規登山道との合流点である。

温泉から登るのに比べ1時間以上短縮になる。

温泉からの登山道も比較的良く整備されているが,最近はほとんどの人が短縮登山口から入るのではないだろうか。

標識によればここからトムラウシ山頂まで8.5kmである。

また,登山道整備中の看板があり,カムイ天井までの2箇所とコマドリ沢から前トム平までの間で1箇所,合計3箇所工事中とのことだ。

立入禁止

立入禁止

  

以前はカムイ天井辺りからカムイサンケナイ川の上流へトラバースぎみに下り沢沿いに進む道があったが,沢増水による遭難事故をきっかけに新道が作られ,旧道側は立入禁止となった。

コースはかなり長くなったがアップダウンは少なくなり体力的には新道のほうが楽に感じられる。

尾根上からトムラウシ山方面

尾根上からトムラウシ山方面

  

カムイ天井からは尾根上を進み,旧道では見えなかった十勝連峰が進行方向に望まれる。

徐々に尾根の南側をトラバースぎみに進むこととなり,その後直角に折れて尾根の上に出て,カムイサンケナイ川に下りることとなる。

尾根上から目指すトムラウシ山方面が見えてくる。

エゾコザクラ

エゾコザクラ

  

コマドリ沢でエゾコザクラを見つけた。

北海道特産のサクラソウで小さな可憐な花である。

この辺りは遅くまで雪渓が残っているため,遅くまで咲いているようだ。

コマドリ沢から源頭へ

コマドリ沢から源頭へ

  

コマドリ沢から源頭へ向けてやや急な坂を登る。

沢はほとんど流れはなく周辺にはまだいろいろな花が咲いている。

急登は前トム平辺りまで続く。

前トム平

前トム平

  

コマドリ沢源頭部から岩の急斜面を登り切ると広い尾根状の平坦地前トム平に出る。

付近は砂礫地に背の低いハイマツやお花畑となり見晴らしが良くなる。

上部岩レキ地から前トム平を望む

上部岩レキ地から前トム平を望む

  

前トム平からハイマツの間を通って岩レキ地を登り切るとケルンが積まれている。

晴れていればここから東大雪方面の山々が良く見えるが,今日はその部分だけ雲に隠れていた。

平坦な前トム平の中に登山道が良く見える。

 

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トムラウシ山山頂部

トムラウシ山山頂部

  

同じ地点からトムラウシ山の山頂部が見える。

すぐ前にあるピークを越えてトムラウシ公園に下りひと登りすれば麓のキャンプ場に着く。

 

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トムラウシ公園

トムラウシ公園

  

ひとつ前のピークからトムラウシ公園が眼下に見える。

ここは池もあり様々な花が咲きまさに天然の公園である。

 

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トムラウシ山

トムラウシ山

  

同じ場所からトムラウシ山が南側斜面が見渡せる。

裾の方には雪渓が残っていて一部が融けて池になっている。

ここから約50m下ってトムラウシ公園に出る。

 

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トムラウシ公園に下る

トムラウシ公園に下る

  

下まで降りると「トムラウシ公園/環境省」の標識がある。

湿地状になっていて水溜りの間を登山道が通っている。

はじめは草が多いが少しずつ高山植物が姿を見せる。

 

モザイク状のチングルマ

モザイク状のチングルマ

  

少し進んでやや南向きの斜面になってからたくさんの花が見られるようになった。

まず登山道周辺にモザイク状にチングルマが咲いていた。

 

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エゾコザクラとミヤマキンバイ

エゾコザクラとミヤマキンバイ

  

次にエゾコザクラの群落が見られ,その中にミヤマキンバイが混ざっていた。

エゾコザクラはコマドリ沢辺りからいたるところで見られる。

 

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アオノツガザクラ

アオノツガザクラ

  

クリーム色の壺状の花を咲かせるアオノツガザクラも見られた。

エゾツガザクラに似ているが種類は違うようだ。

花の形もこちらのほうが丸く感じられる。

葉の形は針葉樹のように見える。

 

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エゾツツジ

エゾツツジ

  

こちらはピンク色のエゾツツジ。

岩を這うように幹があり,そこから茎が出ている。

雄しべが10本あり下のほうが長い。

 

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チシマギキョウ

チシマギキョウ

  

こんどは青色のチシマギキョウのようだ。

イワギキョウにも似ているが,花の向きが横あるいは下向きであることと花の内側に毛のようなものが見えることからチシマギキョウだと思う。

この花は大雪をはじめ日高などでもよく見かける。

 

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南沼方面へ向かう

南沼方面へ向かう

  

16時頃南沼キャンプ場に到着し,テントを張った。

この辺りではキタキツネがテントを破ることがあるそうなので気を付けなければならない。

キャンプ場から南沼までは500m弱なのでちょっと散歩することとした。

 

南沼

南沼

  

キャンプ場から数分で南沼を見渡せる場所まで着いた。

沼はそこからさらに標高差50m以上下にある。

水面が青白く見える。

 

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突然水面にざわめき

突然水面にざわめき

  

突然水面に波が走るのが見え,大きな氷が砕けて浮いていた。

元々そこには氷などはなく,沼の底から浮かび上がってきたように感じられた。

 

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南沼と十勝連峰

南沼と十勝連峰

  

翌朝4時半頃からトムラウシ山に登ってみた。

片道20分くらいの行程であり,カメラ片手に簡単に行ってこれる。

中腹から南沼と十勝連峰が良く見える。

 

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南沼キャンプ場

南沼キャンプ場

  

同じく中腹から南沼キャンプ指定地を見下ろす。

テントの数は見える範囲で17張あり,既にテントを片づけてオプタテシケ方面へ向かった人もいた。

まだ時間は4時過ぎだが多くの人が起きているようだ。

トムラウシ山山頂

トムラウシ山山頂

  

約20分でトムラウシ山山頂に到着。(時刻は4時50分)

東の空がだんだん明るくなってきた。

山頂標識の背景は武利岳,武華山,屏風岳ではないかと思う。

手前に一等三角点がある。

 

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トムラウシ山頂から旭岳方面

トムラウシ山頂から旭岳方面

  

北側に目を向けると旭岳方面が薄靄の中に浮かび上がる。

左端の旭岳から右側の白雲岳までと,その手前右側には西側が断崖になっている特異な形の忠別岳が見える。

中央手前には化雲岳のへそも見える。

 

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トムラウシ山頂から十勝連峰

トムラウシ山頂から十勝連峰

  

今登ってきた南西方向には十勝連峰全体が見える。

左側に連峰から離れて円錐形の下ホロカメットク山,富良野岳,十勝岳,美瑛岳,一番手前にオプタテシケ山と続く。

すぐ下に南沼も見えている。

 

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いったん下山して化雲岳方面へ

いったん下山して化雲岳方面へ

  

いったん下山して腹ごしらえをしてトムラウシ山の北側を横切って北沼経由で化雲岳方面へ向かう。(6時30分発)

写真は北沼手前のなだらかな丘状の山であるが2070mほどの高さがある。

北沼

北沼

  

トムラウシ山の北側には北沼がある。

その北西側には遅くまで雪渓が残っている。

沼の大きさは長径200mほど楕円形。

遠方に旭岳方面が見えている。

 

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北沼とトムラウシ山

北沼とトムラウシ山

  

北沼の周りを巻いて北側へ少し登ると広い台地状になっており見晴らしが良い。

北側は旭岳方面全体が見渡せ,南側には北沼と岩塊が積み重なったトムラウシ山が見える。

山腹には幾筋かの登山道が刻まれ,沼のへりには南沼キャンプ場へ向かう道がある。


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化雲平の向こうに旭岳方面を望む

化雲平の向こうに旭岳方面を望む

  

北側には化雲岳のへそを中心に化雲平が広がり,左にはポン化雲岳から天人峡方面へ,右には五色岳や忠別岳方面に向かう道がある。

化雲岳右側の雪渓を下るとヒサゴ沼がある。


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ロックガーデンへの下り手前から振り返る

ロックガーデンへの下り手前から振り返る

  

2000m台地からなだらかな砂礫地の斜面を下ると徐々に岩混じりの草地になり,その後ロックガーデンへの急坂を下ることとなる。

その手前から振り返るとトムラウシ山の山頂部だけが台地の上に見えている。


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ロックガーデンから溶岩台地を望む

ロックガーデンから溶岩台地を望む

  

ロックガーデンは文字通り岩石地帯であり,標高差100m程度の下りである。

天気が悪いと登山道を見失う危険性がありそうだ。

前方には溶岩台地の複雑な地形の向こうに化雲岳とそのさらに先に旭岳方面が見える。


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ロックガーデンの下り

ロックガーデンの下り

  

下り斜面を振り返るとかなりの急坂である。

このあたりはナキウサギも生息するようだ。

ロックガーデンの全貌

ロックガーデンの全貌

  

ロックガーデンを見上げる。

斜面全体に岩が崩れたような感じで,どこに登山道があるのか判然としない。


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湿原状の地形

湿原状の地形

  

この辺りは複雑な地形で小さなアップダウンが多い。

窪地には雪渓が残っていて沼状になっており,湿原のような植物も見られる。


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巨岩帯

巨岩帯

  

沼地を過ぎて少し登ると行く手を阻むように大きな岩が折り重なるように現れる。

直径が数mもありそうな大きな岩が無数にあり,この岩づたいしばらく歩くことになる。


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天沼

天沼

  

巨岩帯を越えて少し進むと直径数10mくらいの沼が現れる。

天沼である。

沼の左側を巻いて登山道と木道がある。

ところどころに突き出た岩にチングルマなどが覆いかぶさるように咲いている。


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ヒサゴ沼

ヒサゴ沼

  

天沼を通過して10分程行くと右手眼下にヒサゴ沼が見えてくる。

沼の向こうに石狩連峰が良く見えている。真中のずんぐりした一番高い山が石狩岳で,左に見えるのが音更山である。

ヒサゴ沼へはヒサゴのコルから急な雪渓を下る。

沼の畔に避難小屋があり夏山シーズンはいつもほぼ満席の状態である。

避難小屋の周りはキャンプ指定地になっている。


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ヒサゴのコル手前からのトムラウシ山

ヒサゴのコル手前からのトムラウシ山

  

ヒサゴのコル手前から今来た方向を振り返る。

ロックガーデンの上に特徴的な形のトムラウシ山が見える。

この辺りはアップダウンも少なく快適に歩ける。


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ヒサゴのコルに青い沼

ヒサゴのコルに青い沼

  

ヒサゴのコルの雪渓尻に真っ青な沼が見えた。

地図にはこの沼らしきものが載っているのでかなり長い期間あるのかもしれない。

左の端に小化雲岳が見える。中央の小高い山は地図上で標高1947mポイントのようだ。


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化雲平南端からのトムラウシ

化雲平南端からのトムラウシ

  

ヒサゴのコルまで下りて急坂を登り切ったところ(化雲平の南端)からトムラウシを見る。

先ほどと距離的にはあまり変わらないが,こちらの方がトムラウシ山の全容がわかる感じだ。


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化雲岳

化雲岳

  

行く先には化雲岳の頂上部にある岩が見える。

この辺りは化雲平と呼ばれる平原状の台地で山頂部の雰囲気はない。

左側遠方に旭岳の山頂部が覗いて見える。


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ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

  

化雲平にもけっこう花が咲いていた。

これはヨツバシオガマで盛りをやや過ぎたころか?

たくさん咲いていたが,雑草の中にある感じであまりパッとしない。


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エゾカンゾウ

エゾカンゾウ

  

こちらはエゾカンゾウと思われる。

高山植物にしては大きめの花で7〜8cmはありそうだ。


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ミヤマリンドウ

ミヤマリンドウ

  

こちらはミヤマリンドウのようだ。

濃い青色が印象的だ。


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天人峡方面へ続く尾根

天人峡方面へ続く尾根

  

化雲岳に到着。(時刻は9時ちょうど)

化雲岳山頂から北西方向に連なる尾根に天人峡方面への登山道が見える。

尾根の左側(南西方向)はなだらかな斜面であるが,右側は急な断崖状になっている。

化雲岳付近には例年遅くまで雪渓が残っている。


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化雲岳から連なる断崖

化雲岳から連なる断崖

  

化雲岳山頂から連なる断崖は北西方向に2km近く続いている。

その右側奥に旭岳が見えている。


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旭岳のアップ

旭岳のアップ

  

化雲岳から旭岳まで直線距離で約11kmあるが,山の大きさのせいか比較的近くにあるように感じられる。

旭岳の右隣は後旭岳でその右側奥には北鎮岳の頂上部も見えている。


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忠別岳

忠別岳

  

この方向からの忠別岳はなかなか見られない。

忠別岳の左奥には高根ヶ原の向こうに白雲岳や小泉岳などが見えている。

忠別岳の右側手前に見えているのは標高1952mポイントでその先に五色岳がある。


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忠別岳のアップへ

トムラウシ山

トムラウシ山

  

化雲岳山頂からのトムラウシ山は異様かつ雄大でトムラらしい感じがする。

ちょっと見る角度が違うだけで随分と雰囲気が違うものだ。


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沼ノ原方面

沼ノ原方面

  

東側に目を向けると沼ノ原の大沼が見える。

大沼の右側にやや尖った感じの沼ノ原山がある。

背景には石狩連峰とニペソツ山が連なっている。


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化雲平の湿原

化雲平の湿原

  

化雲岳から五色岳に向かう登山道の周辺は湿原状になっている。

五色岳までは3km弱の道のりだが,ほとんど高低差がなく楽に行ってこれる。


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化雲岳をあとに

化雲岳をあとに

  

化雲岳をあとに帰路に着く。

頂上の岩付近に人が見える。


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天沼

天沼

  

再度天沼に到着。

まわりにはまだチングルマがたくさん咲いている。


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エゾコザクラ

エゾコザクラ

  

天沼のまわりにはいろいろな花が咲いている。

エゾコザクラは北海道の高山ではよく見かける。


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ミヤマキンバイ?

ミヤマキンバイ?

  

ミヤマキンバイだと思うが,ミヤマキンポウゲやチシマノキンバイソウにも似ている。

ところでまわりの丸い葉は何だろう?。


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イワイチョウでしょうか?

イワイチョウでしょうか?

  

これは何という花でしょうか?

花弁の色・形や枚数などからイワイチョウでないかと思いますが自信はありません。


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チングルマ

チングルマ

  

まだチングルマがたくさん咲いていた。


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エゾカンゾウの群落

エゾカンゾウの群落

  

天沼付近にはエゾカンゾウの群落もある。

手前には花の時期が過ぎたチングルマが多数見られる。


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エゾウサギギク

エゾウサギギク

  

同じ場所でエゾウサギギクも咲いていた。


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チシマギキョウ

チシマギキョウ

  

ロックガーデン上部にもチシマギキョウが咲いていた。

前述のとおりイワギキョウに似ているが,チシマギキョウは花の色が紫に近いことや向きが横あるいは下向きであること,内部に毛が見られることなどが特徴。

トムラウシ山周辺ではどちらも見られる。

こちらは南沼の近くで見られたイワギキョウ。

イワギキョウ


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北沼とトムラウシ山

北沼とトムラウシ山

  

今朝出発したトムラウシ山に戻ってきた。

山腹の登山道を登って再度頂上へ行ってみる。


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トムラウシ山中腹からの北沼

トムラウシ山中腹からの北沼

  

トムラウシ山中腹から北沼を下に見る。

旭岳方面には少し雲がかかっている。

この後12時30分頃に山頂に到着し少しくつろいでから南沼キャンプ場まで下山した。


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南沼キャンプ場から見たトムラウシ山

南沼キャンプ場から見たトムラウシ山

  

山頂方向には大きな岩塊が二つ見える。

山頂は右側の岩塊のさらに奥のほうにある。


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南沼

南沼

  

夕方まで時間があるので黄金ヶ原方面に散歩に出た。

途中にある南沼だが,昨日突然現れた氷がさらに増えていた。

昨日の17時過ぎの南沼。

昨日の南沼 昨日の南沼


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イワギキョウ

イワギキョウ

  

南沼を越えて標高1912mの山腹をトラバース気味に進む。

辺りは背の低い高山植物が一面にあり所々に花も見られる。

まずはひっそりと咲いているイワギキョウを見つけた。


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エゾウサギギク

エゾウサギギク

  

続いてエゾウサギギク一輪草の中に。


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熊の印

熊の印

  

次はなんと熊の糞。

ほやほやではないがさりとて古くもない。


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十勝連峰まで連なる峰

十勝連峰まで連なる峰

  

遠方はやや霞んでいて見えないが,この先は三川台を越えて十勝連峰まで縦走路が続く。

右側は黄金ヶ原で左の崖下にはユウトムラウシ花園がある。


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トカチフウロ

トカチフウロ

  

トカチフウロはチシマフウロの仲間で大雪山系や日高山脈で見られるようだ。

チシマフウロの花の色は淡紅色であるのに対してこちらは白色で花弁に紫色の脈が目立つ。


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ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

  

こちらにもヨツバシオガマがあった。

大雪山系ではいたるところで見られるポピュラーな花だ。


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イワブクロ

イワブクロ

  

岩陰にイワブクロが咲いていた。

この花もいたるところで見られるが,樽前山で多く見られることからタルマイソウとも呼ばれている。


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コウメバチソウ

コウメバチソウ

  

コウメバチソウと思われる花がポツンと咲いていた。

ウメバチソウかも知れないが,仮雄しべの先が7〜11裂程度に分かれているのでたぶんコウメバチソウだろう。


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→花の内部をトリミング

南沼キャンプ場に戻る

南沼キャンプ場

  

15時45分にキャンプ場まで戻ってきた。

キャンプ場内の分岐標識には,トムラウシ温泉まで10km,ヒサゴ沼まで6km,化雲岳まで6.4km,美瑛富士避難小屋まで17.8kmとある。

縦走装備で美瑛富士避難小屋までは10時間くらいはかかるだろう。


一方キャンプ場内にはキツネが居て,テントに穴をあけたり悪さをしているようなので気を付ける必要がある。

キツネに荒らされないように気を配りながら,まだ夕飯には早いので少しテント(写真の左上に見えるオレンジ色のテント)の中で休むこととした。


夜明け前の東の空

夜明け前の東の空

  

早い時間に寝付いたために早朝3時頃に目が覚めた。

トムラウシ山の上空にぎょしゃ座やおうし座などの初冬の星座が見えている。

有名なスバルことプレヤデス星団も上空に見えている。


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東の空が徐々に明るく

東の空が徐々に明るく

  

東の空が徐々に明るくなってきてもうすぐ夜が明ける感じがしてきた。

幻想的な雰囲気を醸し出している。

3時50分にカメラ片手にヘッドライトを付けて山頂を目指した。


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トムラウシ山のご来光

トムラウシ山頂でのご来光

  

トムラウシ山頂の東の空がだんだん明るくなり徐々に朝日が登ってきた。

朝日の右側に石狩連峰が見えている。

地平線の少し上まで薄い雲があるようだ。


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太陽がしっかり顔を出した

太陽がしっかり顔を出した

  

太陽が完全に地平線から顔を出して球形になった。


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十勝連峰に朝日が

十勝連峰に朝日が

  

十勝連峰に朝日が射している。

一番手前からオプタテシケ山,美瑛岳,十勝岳,富良野岳などが連なっている。

富良野岳の左横に見える円錐形の山は下ホロカメットク山で夏道はないようだ。

手前には南沼とそのすぐ上には変わった形のツリガネ山が見えている。

オプタテシケ山へはこのツリガネ山の横を通る縦走路があり,道のりは約14kmある。


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下山開始

下山開始

  

7時20分トムラウシ山を後に下山を開始した。

今日も晴れて空が青い。


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トムラウシ公園へ下る

トムラウシ公園へ下る

  

トムラウシ公園の標高は低いところで1750m程度であり,南沼キャンプ場から200m以上下ったことになる。

トムラウシ公園は湿原状の地形の中に大小の岩が多数ありお花畑になっている。


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チングルマの群落

チングルマの群落

  

登山道脇にチングルマの群落が多数見られる。


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チングルマ

チングルマ

  

上部の日本庭園等では枯れて風車状になったチングルマもあったが,ここでは今が盛りという感じだ。


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エゾツガザクラ

エゾツガザクラ

  

エゾツガザクラも最盛期を迎えている。


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トムラウシ公園の大岩

トムラウシ公園の大岩

  

トムラウシ公園の中には目印になる大きな岩があり,その横を登山道が通っている。


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十勝連峰

十勝連峰

  

トムラウシ公園上部の岩尾根を登っていくと,しだいに十勝連峰が顔を覗かせてくる。


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トムラウシ山

トムラウシ山

  

同じ場所からトムラウシ山を振り返る。

空の濃い青色が印象的だ。


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前トム平

前トム平

  

前トム平上部の岩石帯まで来た。

前トム平は砂礫地でモザイク状にハイマツや高山植物が見られる。


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コマクサ

コマクサ

  

前トム平の登山道脇にコマクサが咲いていた。

コマクサは前トム平のように風が吹き抜ける場所でよく見かける。


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西側の峰

コマクサ

  

前トム平から涸れ沢をはさんだ向かい側の峰を望む。

このあと涸れ沢沿いをカムイサンケナイ川に向けて下りていく。


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コマドリ沢分岐

コマドリ沢分岐

  

涸れ沢沿いを下りてくるといくカムイサンケナイ川に合流する。

この地点がコマドリ沢分岐になる。

しばらくカムイサンケナイ川沿いを下り途中から右側の急な尾根に取りつく。

以前はかなり下流まで川沿いを歩いたが増水時の事故以降新道に変わっている。


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新道尾根の上部からトムラウシ山を振り返る

新道尾根の上部からトムラウシ山を振り返る

  

尾根への急坂を登り切った地点でトムラウシ山を振り返る。

トムラウシ温泉コースで山頂が見えるのはこの辺りまでである。

この後1時間程で登山口に到着する。

今回は3日間天気に恵まれたことに感謝している。



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