常盤コース(キロロスキー場から)

標高差930m、歩行距離17.8km

2013年7月19日 天候 晴時々曇

登り
時間 行程 所要時間 累計時間
8時45分 ゲート発
10時05分 登山口着 1時間20分 1時間20分
10時10分 登山口発
12時15分 白井川分岐着 2時間05分 3時間25分
12時15分 白井川分岐発
13時15分 余市岳着 1時間00分 4時間25分
下り
時間 行程 所要時間 累計時間
14時00分 余市岳発
16時20分 登山口着 2時間20分 2時間20分
16時25分 登山口発
17時30分 ゲート着 1時間05分 3時間25分
   
   

キロロスキー場前のホテル

キロロスキー場前のホテル

  

車はキロロスキー場前のホテルの駐車場にとめさせてもらう。

ホテルは夏季はやっていないようだ。

したがってホテルのトイレは使えないので注意。

ホテル横にゲート

ホテル横にゲート

  

ホテルの横にゲートがある。

以前は登山口まで車で行けたが、3.9kmの林道を歩く必要がある。

ゲートに入林ポストが付いているので記帳する。

林道歩き

林道歩き

  

スキー場の横を登ってしばらく変化の少ない林道歩きとなる。

入口に熊出没注意の看板があったので少し気になる。

ノウゴウイチゴ

ノウゴウイチゴ

  

林道の脇にはノウゴウイチゴが実をつけていた。

熟していて意外といける。

  

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タニウツギ

タニウツギ

  

林道終点で高さ数mのタニウツギが木全体に見事に花を付けていた。

遠くからだと桜のようにも見える。

  

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林道終点のリフト

林道終点のリフト

  

林道の終点は広場になっておりリフト乗り場がある。

建物の壁に掛けられた時計はきちんと動いている。

登山道入口

登山道入口

  

リフト乗り場の左側奥に登山道入口の大きな看板がある。

以前はこの辺りまで車で来れた。

マイヅルソウ

マイヅルソウ

  

登山道に入ると足元は少しぬかるんでいた。

やや湿った登山道周辺ではマイヅルソウを見ることが多い。

  

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オオバミゾホオズキ

オオバミゾホオズキ

  

オオバミゾホオズキも湿地や沢沿いに生える。

ラッパ状の花で内部に褐色の斑点がある。

葉に刺状の鋸歯があるのも特徴。

  

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渡渉地点

渡渉地点

  

沢沿いの道を少し行くと渡渉地点がある。

川幅はそれほどでもないが石が滑りやすいので注意を要する。

ツバメオモト

ツバメオモト

  

渡渉後の沢沿いの登山道でツバメオモトが咲いていた。

ツバメオモトは日当たりのよくない林の中などで見かける。

花は茎の上部にまとまって付き花弁は6枚ある。

葉はやや厚みがあり光沢がある。

  

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ミズバショウ

ミズバショウ

  

沢から離れ登山道がやや広めの窪地状の地点があり、そこにミズバショウが群生していた。

ミズバショウは湿地や水辺に生える。

花は白い花弁のような仏炎包に包まれる。

  

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スキー場のゴンドラ駅

スキー場のゴンドラ駅

  

急な尾根の登山道を登り切ると見晴らしが良くなり、谷を挟んで北側の小高い場所にスキー場のゴンドラ駅が見える。

ゴンドラ駅地点の標高1180mほどあり、見ているこちら側の標高は1230mほどである。

ハイオトギリ

ハイオトギリ

  

広い尾根上の登山道にハイオトギリが見られた。

ハイオトギリは高山の草地に生える。

  

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分岐標識

分岐標識

  

主稜線に着くと分岐標識があり、いま登ってきた道は旧登山道と表示されている。

左に行くとゴンドラ山頂駅舎に至り、道のり2.44kmある。

右側が山頂に向かう道で1.56kmとあるが、地図で測ると1.8kmほどある。

前方に余市岳

前方に余市岳

  

主稜線に出ると前方に余市岳が見えてくる。

これから稜線上の道をいったん下る。

  

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定山渓登山道との分岐点

定山渓登山道との分岐点

  

最低コル(1239m)に定山渓登山道との分岐点がある。

山頂まで1.12kmの位置。

定山渓登山道

定山渓登山道

  

定山渓登山道は笹で覆われており、あまり使われていないように見える。

ノウゴウイチゴ

ノウゴウイチゴ

  

ノウゴウイチゴは山地の日当たりの良い場所に生える。

麓では実を付けていたが、ここではまだ花が咲いている。

花弁は7〜8枚で雄しべと雌しべは多数ある。

  

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主稜線に続く登山道を振り返る

主稜線に続く登山道を振り返る

  

山頂への最後の登りはジグを切って登る。

中腹から主稜線に続く登山道を振り返る。

定山渓登山道も良く分かる。

ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

  

標高が上がるにつれゴゼンタチバナが増えてきた。

白い花弁のように見えるのは苞で、その内側にたくさんの花がある。

  

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アカモノ

アカモノ

  

余市岳の山頂部は明確なピークはなく広い。

山頂部に出てすぐに目についたのがアカモノだ。

常緑の小低木で鐘形の白い花と真紅の萼のコントラストが美しい。

花冠の先は浅く5裂して反り返っている。

  

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ハイマツの松ぼっくり

ハイマツの松ぼっくり

  

山頂部はハイマツが主体の植生になっている。

ハイマツの松ぼっくりは長さ4〜5cmあり、樹高の割に大きい。

リンネソウ

リンネソウ

  

リンネソウは草のように見えるが、常緑の小低木である。

ハイマツの下に多い。

花は二つに分かれた枝から下向きに付く。

花冠は漏斗状で先が5裂する。

  

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コケモモの実

コケモモの実

  

コケモモも常緑の小低木でハイマツの下などにマット状に広がる。

花期は6〜7月だがここでは既に実がついていた。

まだ真っ赤には熟していない。

  

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山頂部東端の慰霊碑

山頂部東端の慰霊碑

  

山頂部の東端のピークに慰霊碑があるが、山頂はさらに300mほど奥になる。

慰霊碑の右奥に見えているピークが本当の山頂である。

ハイマツの廊下

ハイマツの廊下

  

山頂へははじめハイマツの廊下を通る。

人の背丈より高いハイマツで、太い幹や根が登山道を横切っており、枝が覆いかぶさっているため歩きずらい。

エゾシオガマ

エゾシオガマ

  

ハイマツの廊下を抜けると草はらになりエゾシオガマが見られた。

シオガマの仲間でクリーム色の花をつける。

  

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ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

  

ミヤマアキノキリンソウは名前のとおり秋まで花をつけているが、ここ余市岳山頂では既に葉がかなり萎れていた。

  

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余市岳山頂に到着

余市岳山頂に到着

  

余市岳山頂は標高1488mで周囲は低いハイマツで囲まれている。

写真からは外れているが山頂標識の手前には一等三角点がある。

遮るものは無いため360度の展望がある。

当日はあいにくの薄曇で遠景は霞んでいた。

晴れていれば標識の向こうに羊蹄山が見えるはずだが。

無意根山と中岳

無意根山と中岳

  

お隣の無意根山と中岳はかろうじて見えていた。

  

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東端のピーク

東端のピーク

  

山頂から東端ピークに向かって下山を開始する。

右奥に定山渓天狗岳が見えている。

チシマノキンバイソウ

チシマノキンバイソウ

  

山頂から東側斜面を少しだけ下りたところで、チシマノキンバイソウが一輪だけ咲いていた。

  

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定山渓天狗岳

定山渓天狗岳

  

山頂東側斜面から定山渓天狗岳が右手に見える。

この後約3時間かけて下山。

リフトから先の林道が長い。

  

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