比羅夫コース

標高差1553m 歩行距離14.9km

2017年7月14日 天候 快晴

登り
時間 行程 所要時間 累計時間
4時40分 登山口発
6時15分 5合目着 1時間35分 1時間35分
6時15分 5合目発
7時40分 9合目着 1時間25分 3時間00分
7時40分 9合目発
8時30分 羊蹄山着 0時間50分 3時間50分
下り
時間 行程 所要時間 累計時間
8時50分 羊蹄山発
9時45分 真狩ピーク着 0時間55分 0時間55分
9時55分 真狩ピーク発
11時00分 9合目着 1時間05分 2時間00分
11時20分 9合目発
13時30分 登山口着 2時間10分 4時間10分

登山口駐車場

登山口駐車場

  

札幌の自宅を午後8時頃に出発。

国道230号線を南下し、喜茂別町で国道276号線に入り京極町方面へ向かう。

京極町から道道478号線に入り、ふきだし公園を通過して国道5号線とのT字路に至る。

そこを左折して5号線を5km弱進むと左側に羊蹄山登山口の看板が見えてくるが、夜間は注意しないと見落とす可能性あり。

農道を道なりに進み終点が登山口の駐車場になる。

午後10時過ぎに着いたが既に何台か車が居た。

荷室にエアマットを敷いて寝たが、何度も目を覚まし、寝た気がしない。

頭の位置が低すぎる感じなので今度は枕を用意しよう。

4時40分に登山口を出発

4時40分に登山口を出発

  

一応4時頃に起床。

顔を洗ってからまず腹ごしらえをし、食料と飲み物やGPSなどを詰めて準備完了。

既に何人か先に出たようだ。

入山届をして4時40分に出発。

記帳簿の横に簡単な登山ガイドが置いてあった。

針葉樹林の中を進む

針葉樹林の中を進む

  

はじめは針葉樹林の中のほとんど傾斜のない平坦な道を行く。

距離にして1.5kmほど快調に進む。

オオウバユリ

オオウバユリ

  

平坦な登山道から右に折れて急な斜面に取り付く地点で、まだつぼみのオオウバユリが生えていた。

6年ほど前に登ったときも、ほぼ同じ場所で見たことがある。

  

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風穴

風穴

  

急斜面を斜めに登りはじめて間もなく「風穴」の看板がある。

看板の上に行くと岩にいくつかの穴が開いている。

特に風の流れは感じない。

なお、ここまでの登山道は国土地理院地図とは少し違っており、この先はほぼニアリーである。

エゾアジサイ

エゾアジサイ

  

1合目から2合目あたりはエゾアジサイが多い。

花の色がかなり青いものもある。

ちなみにまわりの花弁は飾り花である。

  

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シロバナツリフネソウ

シロバナツリフネソウ

  

これはシロバナツリフネソウという花らしい。

花が釣り下がるように咲いている。

ほかに黄色のキツリフネもあったが撮影しそこねた。

  

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2合目

2合目

  

2合目で標高は約620mになる。

駐車場の標高が347mなので270mほど登ったことになる。

エゾタツナミソウ

エゾタツナミソウ

  

2合目を過ぎたあたりでエゾタツナミソウが数株見られた。

山地の林内に生える多年草。

  

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ミヤマキンポウゲ?

ミヤマキンポウゲ?

  

ミヤマキンポウゲに似ているが、花の中央部の形が少し違う。

標高もまだかなり低い。

  

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ニセコ方面

ニセコ方面

  

登山道から時々視界が開けてニセコ方面が見える。

街並みは見えるが、山は雲に覆われている。

3合目

3合目

  

3合目の標高は約750m。

2合目との標高差は約130m。

稜線に薄雲

稜線に薄雲

  

登山中、山頂部や稜線はほとんど見えない。

たまに見える稜線に薄雲がかかっている。

天気予報通りだ。

ノリウツギ

ノリウツギ

  

ノリウツギはアジサイと同じ仲間の落葉低木だが、他の木に巻き付くように生育していることが多い。

まわりの白い花は飾花だ。

  

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4合目

4合目

  

4合目は標高約850m。

3合目との標高差は約100m。

この間の時間は13分ほどで、3合目まで1合目毎に約20分かかっていたのに比べ時間的にはかなり短い。

5合目

5合目

  

5合目の標高は約1040m。

4合目との標高差は約190m。

時間は24分かかっている。

標識の下はかなり広い平坦地でキャンプができそうな感じ。

クルマユリ

クルマユリ

  

5合目を過ぎてすぐにクルマユリの群落があった。

クルマユリはこのあたりから山頂付近まで広く分布している。

  

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ハイオトギリ

ハイオトギリ

  

ハイオトギリも5合目あたりから山頂付近まで広範囲に分布していた。

  

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急坂を直登

急坂を直登

  

5合目を超えたあたりから急坂を直登する個所が増えてくる。

6合目

6合目

  

標高1210m。

5〜6合間の標高差は170mで時間は23分かかっている。

ベニバナイチヤクソウ

ベニバナイチヤクソウ

  

ベニバナイチヤクソウは山地の林内に生える常緑の多年草。

葉は下の方にまとまって付いており、花柱が長い。

  

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ゴゼンタチバナ

ゴゼンタチバナ

  

ゴゼンタチバナは山地の針葉樹林内やハイマツの下などに生える常緑の多年草。

羊蹄では6合目あたりから上で多くなる。

  

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7合目

7合目

  

標高1400m。

6〜7合間の標高差は190mで時間は26分かかっている。

6合目の後半からまわりにハイマツが多くなる。

また、傾斜がきつくなりジグザグの道になる。

ヤマブキショウマ

ヤマブキショウマ

  

ヤマブキショウマは山地の明るい林内などに生える多年草。

7合目を少し過ぎたあたりにまとまって生えていた。

  

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8合目

8合目

  

標高1585m。

7〜8合間の標高差は185mで時間は24分かかっている。

まわりの樹高はやや低くなったものの、相変わらず林の中で視界は利かない。

行者ニンニクの花

行者ニンニクの花

  

これは行者ニンニクの花のようだ。

  

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朝陽が差し込む

朝陽が差し込む

  

登山道に朝陽が差し込んできた。

比羅夫コースは山の北西側を登るため、朝早い時間帯は日差しが少ない。

登山道の先に岩

登山道の先に岩

  

急な登山道の先に岩が見えてくるともうすぐ9合目だ。

9合目

9合目

  

標高1685m。

8〜9合間の標高差は200mでこれまでと大差ないが、所要時間は14分と急に早くなった。

9合目以降は高山植物の種類が増える。

右は避難小屋、左は山頂に向かう。

イワブクロ

イワブクロ

  

9合目から上は至るところにイワブクロが見られる。

  

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チシマフウロ

チシマフウロ

  

チシマフウロも外輪山に出るまでは一面に見られる。

青い色が濃いものと淡い色のものといろいろある。

  

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避難小屋への分岐

避難小屋への分岐

  

再び避難小屋と山頂へ向かう分岐がある。

山頂から下りてきて小屋へ向かう場合はここから行くのが良い。

ミヤマオダマキ

ミヤマオダマキ

  

羊蹄のミヤマオダマキはいつもこの場所(分岐のすぐ横)で見る。

  

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外輪山に斜めに向かう道

外輪山に斜めに向かう道

  

9合目から外輪山に向かってお花畑の中を斜めに登山道が続いている。

肉眼ではほとんどわからないが写真では薄く霞がかかったように写っている。

ウラジロナナカマド

ウラジロナナカマド

  

ウラジロナナカマドの白い小さな花がちょうど咲いていた。

葉の下半分には鋸歯がない。

  

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カラマツソウ

カラマツソウ

  

カラマツソウも9合目付近に広く分布している。

  

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ハクサンチドリ

ハクサンチドリ

  

ハクサンチドリはここの斜面と山頂部の岩場でないところにもいくらか見られる。

  

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オオカサモチ

オオカサモチ

  

これはセリ科のオオカサモチだ。

花の径は30cmほどもある。

  

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コケモモ

コケモモ

  

コケモモは高山の岩礫地に生える常緑の小低木で、やはりここの斜面に多いような気がする。

  

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エゾノマルバシモツケ

エゾノマルバシモツケ

  

エゾノマルバシモツケはマルバシモツケの変種で高山の礫地に多い。

葉の基部が心型になっているものをシリベシマルバシモツケといい、羊蹄山に分布しているそうだ。

  

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ウコンウツギ

ウコンウツギ

  

この辺りにはウコンウツギが多い。

登山道下の斜面にはウコンウツギの黄色い花が広がっている。

  

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ミヤマキンバイ

ミヤマキンバイ

  

ミヤマキンバイもこの辺りで良く見かける。

メアカンキンバイと似ているが、こちらの方が黄色が濃く、花びらの形がハート形になっている。

  

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外輪山分岐

外輪山分岐

  

お花畑を過ぎると外輪山に出る。

正面に山頂方面が見える。

手前の母釜の緑がきれいだ。

分岐を左に行くと北山(雲泉岳)経由で山頂方面、右に行くと小さな湿原を通って旧避難小屋跡に向かう。

北山への登り

北山への登り

  

分岐から北山へは標高差20mほどしかないが、けっこう疲れがたまっていてきつい。

登山道周辺にはタカミオミナエシの黄色の花などがある。

北山から山頂へのルート

北山から山頂へのルート

  

北山に出ると、あとは外輪山の上を進むだけだ。

真狩ピークの手前までは見晴らしの良いなだらかな砂礫の道を進む。

火口中央道の向こうに真狩ピーク

火口中央道の向こうに真狩ピーク

  

小釜と父釜の間に火口中央道がある。

その向こうに真狩ピーク(標高1860m)が見える。

  

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火口中央道への分岐

火口中央道への分岐

  

分岐標識の前後数百m平坦で歩きやすい。

山頂(最高標高点)はちょうど標識の部分だ。

手前の高く見える岩峰部が京極ピークになる。

北山を振り返る

北山を振り返る

  

分岐から北山方面を振り返る。

北山ケルンの後方にニセコアンヌプリが見えている。

  

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京極コース分岐

京極コース分岐

  

京極ピークから少し下りると京極コースへの分岐標識が見えてくる。

その先のピークには以前山頂標識があった三角点がある。

一等三角点

一等三角点

  

羊蹄山一等三角点と標識がある。

標高は1892.7m。

標識の文字が薄くなってきている。

最高標高点

最高標高点

  

三角点から200mほど南に最高標高点がある。

  

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山頂に到着

山頂に到着

  

最高標高点1898mに到着。

南に岩稜状の外輪山が続く

南に岩稜状の外輪山が続く

  

京極ピークから真狩ピークまでの約1kmは岩稜状の外輪山が続く。

この間は概ね稜線上を歩くこととなる。

  

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京極ピークと三角点ピーク

京極ピークと三角点ピーク

  

京極ピークと一等三角点のあるピークを振り返る。

京極ピークのほうが若干高く見える。

  

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父釜

父釜

  

羊蹄山の本火口は父釜という。

直径700m、深さ200m程度ある。

  

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ニセコアンヌプリ

ニセコアンヌプリ

  

火口中央道の向こうにニセコアンヌプリが見えている。

アンヌプリの後にうっすらと見えるのはチセヌプリだ。

ガスが無ければもっとたくさんの山が見えるところである。

  

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真狩コース分岐

真狩コース分岐

  

外輪山の向かい側の標高がいちばん低いところに真狩コースへの分岐点がある。

喜茂別コース分岐

喜茂別コース分岐

  

最高標高点の直下に喜茂別コースへの分岐点がある。

右に行くと岩場を経由して真狩コース方面へ、左に行くと京極コースと比羅夫コース方面になる。

コケモモ

コケモモ

  

山頂付近にもコケモモが咲いていた。

岩場にマット状に広がっている。

  

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エゾノマルバシモツケ

エゾノマルバシモツケ

  

コケモモと同じ場所にエゾノマルバシモツケも咲いていた。

葉脈がへこんで見える。

  

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岩場の外輪山

岩場の外輪山

  

外輪山の東側半分は岩場が続く。

岩場経由で真狩コース分岐へ向かう。

ミネアザミ

ミネアザミ

  

まだ咲き掛けなのでよくわからないが、花が上向きなのでミネアザミと思われる。

  

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ハクサンチドリ

ミネアザミ

  

山頂付近にはハクサンチドリも見られた。

  

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ウラジロタデ

ウラジロタデ

  

砂礫の部分にはウラジロタデも見られた。

高山の礫地に生える多年草で、恵山のような火山灰地にも多い。

  

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イワブクロ

イワブクロ

  

イワブクロは山頂周辺のいたるところで見られる。

  

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山頂部(最高標高点)

山頂部(最高標高点)

  

山頂部(最高標高点)を南側直下から眺める。

数人の登山者が見える。

  

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京極ピークからの稜線

京極ピークからの稜線

  

京極ピークから最高標高点に至る稜線は比較的なだらかに見える。

最高標高点から南側は少し険しくなる。

左から二つ目のピークに三角点があるが、三つのピークの中ではいちばん低く見える。

  

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大きな岩が折り重なる

大きな岩が折り重なる

  

大きな岩が折り重なる外輪山を行く。

土が見える登山道より岩の上を歩くことの方が多い。

ミネヤナギ

ミネヤナギ

  

ミネヤナギは雌雄異株の落葉低木。

これは果期の雌株。

  

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稜線の外側面

稜線の外側面

  

稜線の外側面を行く。

背の低い高山植物の間を縫って進む。

サマニヨモギ

サマニヨモギ

  

南側の斜面にはサマニヨモギが見られた。

  

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イワヒゲ

イワヒゲ

  

岩場を這うようにイワヒゲが咲いていた。

鱗状の細い葉が茎のように見える。

  

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真狩分岐方面の稜線

真狩分岐方面の稜線

  

岩塊の間から、真狩分岐方面のなだらかな稜線が見える。

右側の小高い頂には旧避難小屋跡がある。

  

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ミヤマハンノキ

ミヤマハンノキ

  

日当たりの良い南側斜面にはミヤマハンノキが多い。

  

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山頂稜線

山頂稜線

  

大岩の間から山頂稜線を振り返る。

中央に尖って見えるのが最高標高点である。

  

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ヤマハハコ

ヤマハハコ

  

ヤマハハコはキク科の雌雄異株の多年草。

サマニヨモギと同じく外輪山の南斜面に多いように思われる。

  

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稜線頂部を行く

稜線頂部を行く

  

外輪山南側は稜線頂部を歩くことが多く、明瞭な登山道があるわけではない。

正面に真狩ピークが見えてきた。

積み重なる大岩

積み重なる大岩

  

大岩が積み重なっており、間に隙間が見える。

ここで進路を間違えてしまった。

本来はこの岩の上を進むのだが、下へ降りてしまった。

踏み跡があり40mほど下ると先は藪となり、行き止まりになった。

藪漕ぎで行けないこともなかったが、先が見えないので来た道を戻ることとした。

正味15分ほどだがかなり疲れた。

GPS軌跡

GPS軌跡

  

GPS軌跡で外輪山南側に盲腸のように出ている部分がそうだ。

イワギキョウ

イワギキョウ

  

誤った道を苦労して登ってきたら、岩の間にイワギキョウが咲いているのが見えた。

上からは見えなかったので道を間違ったおかげかも。

イワギキョウは外輪山の南側から西側にかけてよく見かける。

  

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稜線を忠実に辿る

稜線を忠実に辿る

  

この後は道を間違えないように、できるだけ稜線の上部を忠実に辿る意識で進んだ。

このコースは稜線から大きく外れることはないことに注意する必要がある。

岩場を振り返る

岩場を振り返る

  

岩場を過ぎて後ろを振り返る。

山頂から40分ほどの行程だが、けっこう長く感じられた。

正面に真狩ピーク

正面に真狩ピーク

  

すぐ前方正面に真狩ピークが見えてきた。

あとはなだらかな道が続いている。

やれやれ。

真狩コースの尾根と避難小屋

真狩コースの尾根と避難小屋

  

真狩ピークから続く尾根に真狩コースの登山道が見える。

コースの右側に避難小屋があるのが分かる。

岩場の外輪山を振り返る

岩場の外輪山を振り返る

  

今来た道を振り返る。

三角点から真狩ピークまでの外輪山は概ね岩場が続いている。

  

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羊蹄山避難小屋

羊蹄山避難小屋

  

真狩コース分岐辺りから9合目にある羊蹄山避難小屋が良く見える。

小屋へは真狩コース、比羅夫コースのいずれからも行ける。

現在の小屋は平成26年にリニューアルしている。

  

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旧避難小屋

旧避難小屋

  

6年前に登った時に、ほぼ同じ場所から撮影したもの。

真狩コース分岐

真狩コース分岐

  

真狩コース分岐に着く。

ここは外輪山では一番標高が低い地点(約1800m)になる。

父釜

父釜

  

真狩コース分岐から見た父釜。

山頂に比べ火口底が近くに見える。

  

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真狩コース分岐からの登り

真狩コース分岐からの登り

  

真狩コース分岐から旧避難小屋跡がある頂へ向かって標高差40mほどの登りになる。

登山道のまわりにはいろいろな花が見られる。

リンネソウ

リンネソウ

  

これは草のように見えるが、常緑の小低木リンネソウだ。

細い茎が地表を這っており、花は立ち上がる茎からふたつに分かれた柄の先に下向きにつく。

  

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ミヤマクロスゲ

ミヤマクロスゲ

  

こんもりとした岩塊の上にミヤマクロスゲがまとまって生えている。

このような塊が坂の途中にいくつか見られる。

  

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旧避難小屋跡

旧避難小屋跡

  

登り切ると旧避難小屋跡の土台が残っている。

ここに宿泊できればご来光を見るのも楽だろう。

 

ここを右に降りると湿原状のお花畑がある。

キバナシャクナゲ

キバナシャクナゲ

  

キバナシャクナゲが沢山咲いているがもう枯れ始めているものが多い。

少し早いような気がする。

  

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ミヤマキンバイ

ミヤマキンバイ

  

キバナシャクナゲと同じ場所にミヤマキンバイも咲いていた。

羊蹄山にはこれと似ているメアカンキンバイもよく見られる。

ミヤマキンバイは花弁の先が少しへこむのが特徴。

  

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展望台

展望台

  

湿原を東に進むと小高い丘に出る。

ここからは南側の外輪山の荒々しい様子や各釜が良く見えるので展望台のようだ。

  

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母釜と小釜

母釜と小釜

  

この丘からは母釜と小釜が良く見える。

向かって左が母釜で右が小釜である。

国土地理院地図の標高データは母釜の中央部が盛り上がっているようになっているが、実際には写真の通り中央部はへこんでいるので多分間違いだろう。

  

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北山と比羅夫コース分岐

北山と比羅夫コース分岐

  

北山とその下に比羅夫コースへの分岐道が見える。

  

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比羅夫コース分岐上部の稜線

比羅夫コース分岐上部の稜線

  

比羅夫コース分岐まで下りてきて母釜越しに上部の稜線を眺める。

ここで火口内部は見納めだ。

比羅夫コースを下る

比羅夫コースを下る

  

比羅夫コースを下山開始する。

正面はニセコ方面になる。

お花畑を斜めに下る

お花畑を斜めに下る

  

お花畑を9合目まで斜めに下る。

下りは体力に余裕があるので花がよくわかる。

開花前のエゾノマルバシモツケ

開花前のエゾノマルバシモツケ

  

開花前のエゾノマルバシモツケに陽の光があたりきれいだ。

葉脈が深く刻まれているのが良くわかる。

  

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ニセコ方面

ニセコ方面

  

9合目の標識上部からニセコ方面を眺める。

ニセコの山は地上が晴れていても雲がかかることが多い。

  

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エゾカンゾウの群落

エゾカンゾウの群落

  

9合目から避難小屋に向かう途中の尾根一帯がエゾカンゾウの群落になっている。

今回の咲き方はやや黄色が少ない感じがする。

  

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エゾアジサイ

エゾアジサイ

  

単調な登山道を2合目あたりまで下りてきた。

天気のせいかエゾアジサイが朝方より鮮やかに見える。

  

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登山口の駐車場に戻る

登山口の駐車場に戻る

  

無事登山口の駐車場に戻る。

駐車場横のキャンプ場

駐車場横のキャンプ場

  

駐車場横のキャンプ場は平坦で水場やトイレもあり使いやすそう。


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