登り:冷水コース、下り:馬ノ背コース
標高差1107m 歩行距離14.0km
時間 | 行程 | 所要時間 | 累計時間 |
---|---|---|---|
4時40分 | 登山口発 | ||
5時30分 | 冷水の沢着 | 0時間50分 | 0時間50分 |
5時30分 | 冷水の沢発 | ||
5時50分 | 分岐点着 | 0時間20分 | 1時間10分 |
5時55分 | 分岐点発 | ||
6時35分 | 望岳台着 | 0時間40分 | 1時間50分 |
6時35分 | 望岳台発 | ||
7時30分 | ガマ岩着 | 0時間55分 | 2時間45分 |
7時30分 | ガマ岩発 | ||
8時10分 | 吹き通し着 | 0時間40分 | 3時間25分 |
8時10分 | 吹き通し発 | ||
8時30分 | 夕張岳着 | 0時間20分 | 3時間45分 |
時間 | 行程 | 所要時間 | 累計時間 |
---|---|---|---|
9時05分 | 夕張岳発 | ||
9時20分 | 吹き通し着 | 0時間15分 | 0時間15分 |
9時20分 | 吹き通し発 | ||
9時45分 | ガマ岩着 | 0時間25分 | 0時間40分 |
9時45分 | ガマ岩発 | ||
10時15分 | 望岳台着 | 0時間30分 | 1時間10分 |
10時15分 | 望岳台発 | ||
10時35分 | 分岐点着 | 0時間20分 | 1時間30分 |
10時35分 | 分岐点発 | ||
11時15分 | 夕張岳ヒュッテ着 | 0時間30分 | 2時間00分 |
11時20分 | 夕張岳ヒュッテ発 | ||
11時30分 | 登山口着 | 0時間10分 | 2時間10分 |
登山前日にシューパロ湖畔から撮影。
明日も晴れれば良いが。
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アーチ橋
登山口へは国道452号線からこのアーチ橋(正式名称は白金橋)を渡る。
1車線しかなく、待避所が何か所かある。
アーチ橋を渡った後すぐに、道路脇からヒグマが茂みに入っていくのを見た。
ヒグマの後にキタキツネの親子が林道中央にいて、めんこい子ギツネが車を避けないので超ゆっくり通過した。
このあと1車線の舗装道路5km、細い林道が8kmほどあり、待避所が少ない沢近くを通るので対向車に注意する必要がある。
登山口
林道の終点にゲートがあり、そこが登山口になる。
ゲート前に5台程度の駐車スペースがあり、すぐ下の道路脇にも5台程度駐車できる。
さらに100mほど下に数台分の広場があり、沢を渡ったところにトイレとその横に数台分の駐車スペースがある。
前日19時頃に着いた時にはまだ3台の車があり、遅くなってから下山してくる人がいた。
小滝と靴の洗い場
登山口から100mほどで小さな滝があり、そこから水を引いて靴の洗い場としている。
外来種植物の種を洗い落とすために設けられたもの。
シマリスが迎えてくれた。
人慣れしているのか逃げようとしない。
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分岐
靴の洗い場から300mほどで分岐点になる。
右側は冷水コース、左側は馬ノ背コースと呼ばれる。
冷水コースには途中2か所の水場があり、ほぼ一貫して登りが続く。
馬ノ背コースは尾根に出るコースで、少しアップダウンがある。
コースの長さはほとんど変わらない。
カウンター
コースの入口にカウンターが置いてある。
どちらのコースで登るか調査するためのもの。
馬ノ背コースのカウンターは夕張岳ヒュッテから沢を渡り尾根へ取り付く地点にある。
冷水の沢
登山口から約2kmで第一の水場である冷水の沢がある。
すぐ上部にも第二の水場前岳の沢があるが、こちらの方が水量が豊富。
合流点
登山口から2.5kmほどで馬ノ背コースが合流する。
標高で1100mほどになる。
ここで尾根に出るため少しだけ見通しが良くなる。
合流点辺りから登山道脇にシラネアオイが目立ってくる。
徐々に一面がシラネアオイの群落となる。
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石原平はシラネアオイの群生地。
6月上旬〜7月上旬が花期。
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石原平辺りから樹間に滝ノ沢岳が見えてくる。
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反対側には大きく見上げる方向に前岳の山頂部が見える。
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急な登り
石原平を過ぎると尾根の傾斜は次第に増してくる。
望岳台の手前でかなりの急登がある。
望岳台
望岳台は北側に芦別岳方面の山々が望める見晴台で、登山路のほぼ中間地点になる。
急峻な崖の上にあるので足元に要注意。
芦別岳が見えるが、透明度が低くやや霞んでいる。
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望岳台から前岳の山腹を巻くように進むと、登山後はじめて夕張岳の山頂部が見えてくる。
山頂の手前に熊ヶ峰と釣鐘岩が見える。
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前岳の山腹から山頂部を見上げる。
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陽当たりの良い場所ではシラネアオイの色が濃い。
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シラネアオイと同じ山腹の斜面でオオバキスミレが見られた。
蛇紋岩崩壊地のシソバキスミレとは違うようだ。
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前岳山腹を回り込むとガマ岩が見えてくる。
右のコブがガマ岩。
夕張岳手前の三角形の釣鐘岩がよく分かる。
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前岳山腹をさらに進むと雪渓を伴う小さな沢がいくつかあり、沢の周囲にエゾノリュウキンカが多数見られる。
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エゾノリュウキンカの近くにエゾイチゲも見られた。
小さく繊細な花なのであまり目立たない。
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前岳山腹を過ぎて前方に岩が見えてくる。
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前岳湿原辺りから少しずつ夕張岳らしい高山植物が増えてくる。
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ガマ岩付近から前岳を振り返る。
地図の山頂マーク▲は左側の頂に着いているが、標高は右側が高い。
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ウコンウツギは夕張岳全域で見られる。
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湿原辺りから上部でミヤマキンポウゲが見られる。
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朝日(逆光)がまぶしくなかなかシャッターが切れない。
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何故かガマ岩の周辺にチシマヒョウタンボクが多い。
亜高山に生える樹高1〜1.5mの落葉低木。
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ガマ岩周辺から上でミヤマアズマギクが見られる。
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ガマ岩の標識
頂上まで1.9km、登山口まで5.2km。
ガマ岩を過ぎるとすぐに小さな沼があり、それを巻くように木道が設けられている。
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ひょうたん沼を抜けるとすぐに開けた蛇紋岩崩壊地に出る。
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蛇紋岩崩壊地から夕張岳を眺める。
手前左に熊ヶ峰と釣鐘岩が見える。
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蛇紋岩崩壊地や吹き通し辺りでチングルマが見られる。
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チシマノキンバイソウは蛇紋岩崩壊地や湿原の周辺で見られる。
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イワイチョウも蛇紋岩崩壊地や湿原の周辺で見られる。
長い柄と根元の丸い葉が特徴。
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ハクサンチドリも湿原を中心に広範囲に見られる。
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蛇紋岩崩壊地から少し行くと1400m湿原になる。
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1400m湿原から熊ヶ峰と釣鐘岩を眺める。
釣鐘岩の背後に夕張岳の山頂が見える。
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湿原の木道は熊ヶ峰の直下まで続いている。
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木道の周りにはネギ坊主のようなシロウマアサツキが多数見られる。
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熊ヶ峰への雪渓
熊ヶ峰に至る雪渓はこの時期としては小さいようだが、固い部分があるので滑らないように注意が必要だ。
吹き通しのミヤマアズマギクは色が濃く感じられた。
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ミヤマオダマキは吹き通しに至る草地に多いが、ガマ岩周辺でも少し見られる。
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ユキバヒゴタイは夕張岳や日高山脈北部の固有種。
蕾はまだ堅そう。
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吹き通しにはエゾタカネツメクサもユキバヒゴタイなどと混生している。
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ユウバリソウは夕張岳の固有種。
全般に小ぶりに感じられた。
登山道脇にも生えているので踏まないように注意したい。
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吹き通しから山頂部への登りに入るところにエゾミヤマクワガタ。
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タカネグンバイも蛇紋岩地などの岩場やその周辺に生える。
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エゾノハクサンイチゲは湿原より上の広範囲で見られる。
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金山コースの合流点
吹き通しから山頂への登りに入るとすぐに金山コースとの合流点がある。
急坂を登り切ると頂上直下に窪地があり、そこに祠がある。
何かがぶつかったのか鳥居の笠木右側がつぶれている。
10年前と比べると、祠の朱塗りが褪せているのは当然としても、鳥居の変形の原因はなんだろう。
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今まさに咲こうとしているウラジロナナカマドの花。
名前の通り葉の裏側が白っぽくて光沢が無い。
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山頂は意外と狭い。
数人でいっぱいになりそうだ。
北側に芦別岳が見えている。
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西側には、直下の祠から熊ヶ峰と釣鐘岩、1400m湿原、ガマ岩、前岳と滝ノ沢岳など、ここまで辿ってきた方向が望まれる。
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20mほど下の祠を見下ろす。
左端の白い花はウラジロナナカマド。
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1400m湿原の中に木道が見える。
左下は釣鐘岩の頂になる。
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ガマ岩の南面は切り立った崖だ。
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前岳の山腹から男岩、ガマ岩、蛇紋岩崩壊地まで至る登山ルートが良くわかる。
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今日は透明度が低く、芦別岳は霞んで見える。
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山頂にも花が咲いていた。
開花前のミヤマオグルマは何の花か分かりずらい。
葉の白い綿毛が特徴。
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アーチ部分は隠れて見えないが、シューパロ湖に架かる橋もかすかに見えている。
天気が崩れそうな気配もあるのですぐに下山することとした。
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ウコンウツギはよく分枝してこんもりとした樹形になる。
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木道はかなり老朽化しているので、足元に注意が必要。
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山頂から見えていた1400m湿原の小沼。
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登りのときは気付かなかったが、望岳台の近くでカラマツソウを見つけた。
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冷水コースと馬ノ背コースの分岐点
下りは馬ノ背コース側に進む。
馬ノ背コースの尾根を下りた地点に夕張岳ヒュッテがある。
6月中旬から8月までのシーズン中は常時管理人がいる。
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登山口に戻る
登山口に戻ると、ゲート前とすぐ下の道路脇駐車スペースは満車だったが、下の広場はまだ空きがあった。