日鉄鉱山跡コース⇔ホロホロ山

標高差633m 歩行距離8.5km

2014年7月21日 天候 曇(8合目から上はガス)

登山口〜ホロホロ山
時間 行程 所要時間 累計時間
8時20分 登山口発
9時45分 徳舜瞥山着 1時間25分 1時間25分
9時45分 徳舜瞥山発
10時20分 ホロホロ山着 0時間35分 2時間00分
ホロホロ山〜登山口
時間 行程 所要時間 累計時間
11時15分 ホロホロ山発
12時00分 徳舜瞥山着 0時間45分 0時間45分
12時25分 徳舜瞥山発
13時30分 登山口着 1時間05分 1時間50分

山頂部に雲

山頂部に雲

  

札幌を出るときにはほぼ快晴であったが、南に来るほど上空に雲が増えてきた。

林道終点の駐車場から見た徳舜瞥山の頂上部には雲が厚くかかっていた。

駐車場向かいの空き地に車をとめる

駐車場向かいの空き地に車をとめる

  

登山口の駐車場に着いたときには既に満杯になっており、道路を挟んだ向かい側の空き地に車をとめた。

入林記帳

入林記帳

  

林道終点からほんの少し奥に入林届の記帳箱がある。

行き先や名前を書く欄が無く、入林時間とどこから来たのかを記入するようになっていた。

この地点で既に5合目である。

石がゴロゴロした登山道を進む

石がゴロゴロした登山道を進む

  

はじめは石がゴロゴロした真っすぐな登山道を進む。

道幅は1m以上あり細い林道といった感じだ。

涸れ沢を渡る

涸れ沢を渡る

  

200mほどで水の無い涸れ沢を渡る。

少し沢沿いを歩いたあと深い森の中を進む。

森が深いせいかGPSの軌跡が行きと帰りでかなりずれていた。

小さな沢を渡る

小さな沢を渡る

  

6合目の手前に小さな沢がある。

水量はちょろちょろ程度だ。

沢の向かい側には細いパイプから飲用の水が流れている。

ヨツバヒヨドリ

ヨツバヒヨドリ

  

小沢を過ぎた辺りから少しずつ花が見られるようになる。

6合目から7合目にかけてはヨツバヒヨドリが多い。

  

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7合目

7合目

  

7合目は旧道との合流点であるが旧道は現在閉鎖されている。

ロープに赤テープが付けられていて立ち入り禁止になっている。

8合目

8合目

  

8合目の標識が見える頃には木の種類が変わってくる。

ややガスが濃くなって暗くなってきた。

ミミコウモリ

ミミコウモリ

  

8合目から9合目にかけてミミコウモリが多い一帯がある。

コモチミミコウモリの変種で葉柄の基部にむかごが付かない。

  

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9合目

9合目

  

9合目は見晴台の看板があるが、2年前に来た時と同様に全く展望が利かない。

ハイオトギリ

ハイオトギリ

  

徳舜瞥山の中腹以降はハイオトギリが多い。

花弁に水滴が付いてみずみずしい。

  

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ノリウツギ

ノリウツギ

  

山頂付近にはノリウツギが見られるが、咲き始めの花弁は淡緑色で葉の色と一体化して見える。

白く開花したものとは同じ花に見えない。

  

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ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

  

今年は2年前の同時期に比べてヨツバシオガマが多い気がする。

8合目あたりから山頂にかけてと、ホロホロ山への縦走路でもよく見かける。

  

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ヤマブキショウマ

ヤマブキショウマ

  

山頂に近づくとヤマブキショウマが多い。

チシマフウロ

チシマフウロ

  

山頂付近からチシマフウロが現れる。

高山の草地などに見られる多年草である。

  

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マルバシモツケ

マルバシモツケ

  

マルバシモツケも咲き始めていた。

高山の岩場などに生育する落葉低木である。

  

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岩礫状の山頂部に出る

岩礫状の山頂部に出る

  

山頂は右側奥にあり、左に行くとホロホロ山への縦走路である。

板に記されている徳心別山はホロホロ山のこと。

山頂はガスの中

山頂はガスの中

  

山頂はガスの中でまわりの景色は見えない。

南側は切れ落ちた崖

南側は切れ落ちた崖

  

南側は切れ落ちた崖で風が吹き上げてくる。

南風が強いときはだいたいこのようなガスになることが多い。

エゾカンゾウ

エゾカンゾウ

  

ホロホロ山への縦走路に入るとぽつぽつとエゾカンゾウが見られるが、枯れたものが多く最盛期は過ぎたようだ。

山地や海岸に生える多年草である。

  

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縦走路途中の大岩に落書き?

縦走路途中の大岩に落書き?

  

縦走路途中の大岩にガンバー岩と白ペンキで書かれている。

一昨年には無かった。

ガスの縦走路を進む

ガスの縦走路を進む

  

ガスで見通しは利かないが登山道ははっきりしていて道に迷う心配はほとんどない。

エゾシオガマ

エゾシオガマ

  

縦走路ではエゾシオガマも少しだが見られた。

花があまり目立たないので気をつけていないと見落とす。

エゾシオガマは高山の砂礫地に生育する多年草で、クリーム色の花が下の方からまばらにつく。

  

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サマニヨモギ

サマニヨモギ

  

ホロホロ山への登りに入って登山道脇に見慣れない花が咲いていた。

高山の砂礫地に生育するサマニヨモギのようだ。

若いときは葉や茎に白い毛がある。

  

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ホロホロ山が薄っすらと

ホロホロ山が薄っすらと

  

ガスの向こうにホロホロ山の山頂部が薄っすらと見えてきた。

岩を乗り越えて山頂へ

岩を乗り越えて山頂へ

  

ホロホロ山の山頂に近づくと露岩が多くなる。

ホロホロ山山頂

ホロホロ山山頂

  

岩を乗り越えて山頂に到着。

ホロホロ山山頂には立派な標識がある。

山頂から東側には白老コースがある。

ミヤマキンポウゲ

ミヤマキンポウゲ

  

縦走路のホロホロ山山頂付近にはミヤマキンポウゲが見られた。

もう一部は花が散っていた。

  

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縦走路を引きかえす

縦走路を引きかえす

  

縦走路の標高は1220m前後でアップダウンは少なく歩きやすい。

季節によりいろいろな高山植物も見られる。

ナガバキタアザミ

ナガバキタアザミ

  

ナガバキタアザミはまだつぼみの状態だ。

これから濃いピンク色の花を咲かせる。

縦走路一帯に広く群生している。

  

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チシマアザミ

チシマアザミ

  

チシマアザミは咲き始めのものが多い。

  

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ヨツバシオガマ

ヨツバシオガマ

  

ヨツバシオガマは縦走路でも多く見かける。

今が盛りでピンク色の花が目立つ。

  

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ミヤマアキノキリンソウ

ミヤマアキノキリンソウ

  

ミヤマアキノキリンソウはつぼみの状態が多いが一部咲き始めている。

これから9月のはじめ頃まで登山道のまわりで多く見られる。

  

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コウメバチソウ

コウメバチソウ

  

コウメバチソウもまだつぼみが多いが時々開花しているものがある。

  

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オニシモツケ

オニシモツケ

  

オニシモツケは木のように見えるが大型の多年草である。

こちらも咲き始めのようだ。

  

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シラネアオイの実

シラネアオイの実

  

シラネアオイは既に実をつけていた。

  

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チシマフウロ

チシマフウロ

  

チシマフウロはどちらかと言うと縦走路でも徳舜瞥山の登りに入ってからの方が多い。

日当たりが良いせいか山頂北側より花が開いているものが多い。

  

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徳舜瞥山への登り

徳舜瞥山への登り

  

徳舜瞥山への登りはけっこう急だ。

だんだん岩礫が多くなる。

マーガレット

マーガレット

  

徳舜瞥山山頂には何故か帰化植物のマーガレットが咲いていた。

山頂以外では見られない。

2年前に来たときには同じ場所にモイワシャジンが咲いていた。

また、エゾオヤマノリンドウもまだ早いのか見られない。

  

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ミヤマハンノキの実

ミヤマハンノキの実

  

山頂のミヤマハンノキが緑の実をつけていた。

高山の砂礫地などで見られる落葉低木だが高さ数mになることもある。

  

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キアゲハ

キアゲハ

  

山頂の地面にしばらくキアゲハがとまっていた。

北海道で一般的に見られるアゲハ蝶だ。

  

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ヤマブキショウマ

ヤマブキショウマ

  

山頂にはハイマツやチシマアザミなどに囲まれてヤマブキショウマも見られる。

  

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エゾニュウ

エゾニュウ

  

下山を開始してまもなく9合目付近でエゾニュウのつぼみが見られた。

せり科の大型の多年草。

  

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日差しが強くなってきた

日差しが強くなってきた

  

標高が下がるにつれてガスが晴れてきた。

8合目を過ぎたあたりで夏の強い日差しになった。

登山口の案内図

登山口の案内図

  

登山口に戻ったときにはほぼ快晴であった。

駐車場の奥に登山道案内図がある。

山頂には相変わらず雲がかかっている

山頂には相変わらず雲がかかっている

  

まわりは快晴だが山頂部は相変わらず雲に覆われている。


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